シャープのクアトロンは液晶テレビの革命児となるか?

今までディスプレイはRGBの三原色だと思い込んでいた私に4原色もあるんだよーんと教えてくれたシャープのクアトロン。さて、どんな感じで変化しているのだろうかと下のプレゼン資料を見てください。

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液晶テレビの進化は基礎体力の進化

 

液晶テレビのコントラスト向上

  1. 画面サイズが20型→108型と大サイズ化
  2. 解像度が680*480→1920*1080と高精細化
  3. コントラストは300:1→5000:1と向上
  4. 消費電力は40型換算で312KWh/年→107KWh/年と省電力化

とすさまじい進歩を10年間で遂げている。

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そして、シャープがとどめの必殺技として繰り出しのが「クアトロン」

クアトロンをご存知ですか?

クアトロンの真実

従来の3原色にY(黄色)を追加することにより広色域化され、サブピクセルが3→4になることにより1.3倍高精細化になる。

うぉーー、なんだかすごいぞっ。イベントのデモで見せてもらったひまわりの黄色や金管楽器の金色、海のブルーが確かにとてもきれいで圧倒されてしまいました。

でも、放送で配信されている信号に新たに追加したYに相当するデータってあるんだろうか?情報理論からすると元々の情報を劣化することはできても増やすことはできないはず。オーバースペックなのではと思いついたのは帰宅してから。そのあたりの疑問をシャープの技術者の方にぶつけられなかったのを後悔しています。

そんな私にシャープさんはクアトロン技術/液晶テレビ アクオス:シャープというクアトロンの技術情報Q&A集のページを用意してくれています。その中で、Q13に「放送規格を超えた色域は、4原色でも再現できないのでは?」というFAQが掲載されています。放送信号に載せる前の原画映像には放送規格を超えた色情報が含まれており、それを圧縮して放送信号に載せている。なので、逆変換すると原画映像に含まれている情報を取り出すことができる・・・。

おそらく、圧縮は非可逆変換でしょうから単純に逆変換はできずになんらかのアルゴリズムで補っているのでしょうね。このあたりの技術についてもお聞きしたかったです。

また、知っておきたい、色の話。(色彩工学入門)というページの最後のページにSOCS物体色分布という50,000色以上の分光分布の図があります。この図からHDTV方式の色再現範囲から漏れる色があることがわかります。

色の再現ということに対して新たな仕掛を打ち出したシャープ。海外の安い液晶なんかには負けないぞという気迫が伝わってきます。

関連記事は4原色革命、「クアトロン」誕生秘話イベントに参加でどうぞ。

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