今回のイ・サンは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
孝懿(ヒョイ)王妃はホン・グギョンから逆恨みをかってしまったようですね。ホン・グギョンとしては最愛かつ権力をさらに生むかもしれない妹の元嬪(ウォンビン)があっさりと死んでしまい誰かを悪者にしないと自分の心のはけ口がなかったのでしょう。
ホン・グギョンは孝懿(ヒョイ)王妃に元嬪(ウォンビン)がやったことは
- 王様のことを思ってやってしまったこと
であり、ひるがえって、孝懿(ヒョイ)王妃は
- 見舞いにも来てくれなかった非情な人
というロジックで持ってホン・グギョン兄妹の罪を軽くしつつ、孝懿(ヒョイ)王妃を貶めるということで相対的に自らの立場を引き上げることするというレトリックを使っている。
実際には孝懿(ヒョイ)王妃は元嬪(ウォンビン)のもとへお見舞いへ行こうとしていたのだけど、恵慶宮(ヘギョングン)に止められて行けなかった訳だし、部屋の片付けも指示していないのに死んですぐに片付けを命令したとホン・グギョンに思われてしまう損な役回り。貞純(チョンスン)大妃(テビ)のように政治的に立ち回るのがトップの役目でもあるんだから、恵慶宮(ヘギョングン)のように感情にまかせて判断するのは間違いだと思うのだけど。
ホン・グギョンと孝懿(ヒョイ)王妃の深刻な対立が予想されますね・・・。それと恵慶宮(ヘギョングン)の判断ミスが今後ともイ・サンと孝懿(ヒョイ)王妃を悩ませることになりそう。
ソンヨンの弟、ソンウク
あっさりとソンヨンを暗い夜道の暴漢から救った男の正体をばらしてしまいましたね。ノベライズ版の「イ・サン 正祖大王」ではソンウクはイ・サンを狙う暗殺人という役どころになっていましたが、ドラマでは謎の集団に属していることになっています。どんな集団でなぜ貞純(チョンスン)大妃(テビ)からイ・サン狙撃犯として仕立て上げられようとしているのでしょうか。色々と伏線がありそうな感じがします。
もしも、ソンヨンの弟であるソンウクがイ・サンの狙撃犯の一味として断罪されてしまうとソンヨンは大逆罪を犯した身内とみなされてイ・サンの側室どころの話ではなくなると思うのだけどどうなるんでしょ。
案の定、逃げ延びたものの兵士に弓で射られてしまい瀕死の状態の処を偶然にも(!)ソンヨンに発見されますが、ソンウクの運命やいかに!?
コメント
私的には、ほとんど背中まで迫っていた追っ手をどう振り切ったのかの方に興味があったりします。ドラマでは言ってはいけないことかもしれませんけど。
それと、あの老師っぽい人がどうなったのかも凄く興味があります。