今回のチャングムは「どこかの国の政局かいな?」
ホント、みんな自分の保身に走って人を貶めることなんかへでもない。挙句の果てに自殺者まで出てしまうところまでおんなじ!!
さて、前回からの続きです。チャングムはずっと一晩中マッサージ(整体?)を続けて、朝になったところで王様に呼びかけます。で、王様の第一声は「あー、見える!見えるぞ!!皇后!!!」チャングムの名前を口走らなかったのはさすが王様・・・んなことないか。
チャングムの立場より
順順にチャングムは原因を説明します。結局は王様が口にしていた牛乳を出していた牛が微量の砒素を含んだ水を飲んでいたため、牛乳に濃縮されてしまい、かつ、それを毎日口にするので体内に蓄積するというメカニズムで発症していたというわけ。皇后は「あっぱれ」と賞賛しますが、その横でオ・ギョモは苦虫を噛み潰したような顔して座っています。自分の期待値は違う結果が出たこと、そのために今後の展開によっては自分に不利な情勢になるかもしれないので当然でしょう。
オ・ギョモは王様に今回の功績はシン医務官にあると主張します。さらに、宮中の掟を破って、王様の病状日誌を外部に持ち出した医女を罰せずに密命を実行させた。これにより宮廷は皇后に対して不信感を持っていると付け加えます。これはチャングムの功績を弱めることにより王様の周辺を自由に出入りさせなくすることと、皇后の権力をも弱める一石二鳥を狙った高度な政治的発言です。さすが、オ・ギョモ!! 昔ならXXXX、今ならZZZZ(選挙中のため伏字)
ヨンセンの元に王様が訪ねています。ヨンセンも昔のように恥ずかしがっているばかりではなくちゃんとお相手をしています。しかも、しっかりとお願いをしてチャングムの話を聞くように持っていきました。これで、オ・ギョモの策の一つが効力を失いました。
王様は「アヒル事件のことか?」と言われるまでもなく問いただします。脚本とは違い王様は聡明で優しいという設定になっている模様。
チャングムはハン尚宮(サングン)の汚名をそそいで欲しいとお願いします。しかし、「血の嵐を降らせることとなる」「先妻の子の東宮の力を殺ぎ、皇后の権力を強めることとなる」「この父親として、一人の女の夫として余はどうしらいい?」と悩み結論は出せませんでした。しかし、これは王様は怠慢です。チャングムのことがあろうがなかろうが、皇后の能力と性格からしていつかはこの問題が出てくることは必然であり、王として対処をきちんと考えておくべき事項です。先送りしたい困難な問題であることは理解できるけど王としては当然の職務。職務怠慢といわれても仕方ない。
ユンスは誤診したということが白日の下になってしまい、王様の担当を外され、窓際状態に追いやられる。そんなところに、チャングムはチョンホとともにユンス医局長のもとへ訪ねます。真実を明らかにして欲しいとお願いしに来たのです。でも、真実を明らかにすることによるユンスのメリットが不明。真実を明らかにする動機付けにならない。結局は悩んだあまり自殺してしまうことに。
そして、ユンスの遺書を預かったとチャングムは言い張りチェ女官長、クミョンにハンサングンと自分の母に謝罪せよと迫ります。自己批判しろ、さもなくば粛清するぞというところでしょうか。古いーーー。
遺書のことなどウソと判断(人は困難に陥ると自分の都合の良い方へ判断しがち)して、チャングムの要求を撥ね付ける二人。
そんなところにオ・ギョモとチェ一族双方から賄賂と衝突する依頼をされる。困ったヨンノはチャングムの元へ。さぁーーー何をするつもりだヨンノ。チャングムはどう話し掛けるのだ!!
オ・ギョモ vs チェ一族
チャングムが王の病気を治療してしまったことに恐れをいだき、ユンス医局長のかわりにシン医務官を担当とし、さらに今回の功績はシンにありとしてチャングムの功績を弱めることにより王から遠ざける策に出るのと皇后が宮中の掟を破ったことを指摘して皇后の権力を弱めるアクションをとります。
一方のチェ女官長はヨリを脅しつけてやっかいな元女官長の動きを封じます。その上でオ・ギョモを脅します。チェ一族はそのときそのときの権力にくっついて義理を果たす。言外にその権力が没落してもチェ一族は生き残ってきたと言い張っています。ただ、その根拠がちょっと薄いのでは?今回も生き残れるという担保が見えない。
そして、ユンスが自殺するとオ・ギョモは彼を王様に不忠を働いたので死を持って償ったとしてばっさりと切って捨てます。
しかし、そこにユンスの遺書を持っていると主張するチャングムが登場。たちまち、オ・ギョモとチェ一族は連合を組んで会談します。その上でウソと決め付けます。しかし、オ・ギョモはチェ一族があまりにもチャングムを気にするので探らせます。その結果ミョンイの毒殺が判明。チェ一族の弱みを握ることに。
そして、双方ともヨンノがアヒル事件の全てを知る鍵だと気づき、自分達の有利なようにするためチェ一族はどこかへ遠くへ行けと命令、オ・ギョモはアヒル事件のことを役所へ密告しろと言う。お互い生き残りをかけた策略をめぐらす。
チョンホ
今回はアクションシーンが多かったですね。特にユンスのところへの刺客を追いかけるシーンはなかなかのものでした。
韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編の57ページの写真にはチョンホが牢から出てくるときに抱き合うシーンの写真があるのだけどカットされている。でも、これがあると、この後にチャングムがクミョンに謝罪を迫った時にクミョンが「私は憎まざるを得ないのが辛い。チョンホ様のせいで」という言葉がもっと生きてくるはず。
しかし、
コメント
stanakaさん、こんばんは。
おっしゃるように、アヒル事件を
東宮の後ろ盾などを理由に先送りするのは
王様の怠慢ですよね。
東宮の後ろ盾が心配なら、
皇太后と相談してチャチャンソンやチョンホを対抗勢力として寵愛すればいいわけですし、、、
そんなに簡単じゃないのかな?(苦笑)
ピックさん、(ノ゚Д゚)おはようございます。
>皇太后と相談してチャチャンソンやチョンホを対抗勢力
皇后の反発が怖いのでは・・・「一人の女の夫」ですから。
現時点の皇后の後ろ盾というのが一切見えてこないですが、どうなのでしょうね?
stanakaさんのレビュー、
それぞれの立場からの見方が、
とても面白かったです。
オ・ギョモ vs チェ一族は、自分の所ではあまり触れなかったけど、
双方の駆け引きが、興味深かったです。
カットシーンは、もったいないですね。。。
写真で公開してるシーン位は、残しておいてもらいたいですが…
チャングムはクミョンの気持ちには、気付いてなかったと思ってました。
気付いてたら、もう少しチョンホさんに距離を置いたのかな…と。
でも今更聞いても、もうチャングムの気持ちは止められないでしょうね~
両思いだし!
pandaさん、こんにちは。
時系列で感想を書いていたのですが、どうも違和感があるのでそれぞれの立場から書いてみました。
クミョンのチョンホへの思いを聞いてもびっくりした表情もせず何事もなかったかのように聞いていたのはちょっと意外でした。やっぱり、男女のことはうとい・・・という設定なのかな?
stanakaさん、こんにちは!
私もNHKのガイドブックにあった抱擁の写真、気になっていたんですよー。やっぱりカットされた部分なんですよね?
二人のシーンはなるべくカットしないでほしいですよね。
クミョンのチョンホに対する気持ちって、今までチャングムには話したこと無かったでしたっけ?クミョンに憧れの人がいたことは知っていたと思うんだけど、チャングムは小さかったし忘れちゃったんでしょうね。
ちょしさん、こんにちは。
チャングムはクミョンのチョンホに対する気持ちは知らなかったと思います。チャングムにはもう少し、驚くとか悩むとかして欲しかった。
TBありがとうございました。
チェ一族とオギョモの駆け引きがほんとどこかの国の政局みたいです。
ここに来てあのヨンノにスポットライトが当たって行くのも面白いですね
チビチャングムに意地悪していたヨンノでした
viviさん、こんばんは。
ヨンノが意地悪してチャングムを部屋から追い出してしまったのですね。それで、クミョンのチョンホへのあいさつをだめにして、さらに王様の夜食をだめにしてという負のスパイラルがおきたのでしたね。
こんばんは、次回ヨンノがどちらの選択をするか?
ここにきて、あのヨンノが鍵を握るようになるとは不思議なもんですね~
更紗さん、こんばんは。
本当に不思議な縁というやつでしょうか。しかも、チャングムを頼ってくるとは心の中で認めていたということですね。遅いけど。
TBありがとうございました。
チャングムが昔のスラッカンの女官に戻って、クミョンと対峙するところは、感動的でした。一緒に料理の修業をした者どうしの、気持ちのつながりと、敵対関係の立場にある二人。迫るものがありました。
チャングムとチョンホさまの抱擁シーンがカットだなんて、ひどすぎますよね。
主役なのに…(涙)
stanakaさんの感想、とても詳しいので、いろいろ参考になります。
最近は、展開が早くて、のみこめないところがあったりしますので。
王の後継者争いも絡んでくると、もっと複雑な展開になるんでしょうね。
CatSchroedingerさん、こんにちは。
チャングムは臆せずにクミョンと対峙して、関係修復を図ろうとするのはスゴイと思います。私なら先送りして知らないふりしてしまいます・・・。
mitomitoさん
本当にあのシーンをカットするなんてどんな判断基準がはたらいたのでしょう?? それで、私はNHKに抗議のメールを送りました。言わなきゃわからないでしょうから。
ミントさん
参考にしていただきありがとうございます。特に今回は、それぞれの立場の人たちが複雑に絡んだ思惑で動いているので、それらを読み解くのが難しかったです。
今後もこのような複雑な関係で続いていくのでしょうか??
こんにちは(^^
そうそう、私もチャングムはクミョンの気持ちを知らなかったのではないかと思うんですよ。
まさに青天の霹靂という感じだと思うのですが、その割に、誇りは自分で消さない限りは消えないという強い言葉を返すのでちょっとビックリしました。
さわわんさん、こんばんは。
チャングムは冷静に切り返していたので、あれれ?と思ったのです。言われているように初めて知る事実のはずなのですが、何か意図があってあのような演技になったのかな??
TBありがとうございました。
現在ブログの引越し中なんです。(なんだか大変なこと始めちゃいました。とほほ)
まだ不完全なのですが、新しい方をTBさせていただきますね。コメントは順次移している最中ですが、TBまでは無理なので、よろしければまたどうぞ貼り付けてやってください。
大長今もいよいよ大詰めといったところでしょうか、見逃せません。
樹咲ノアさん、こんばんは。
お引越しですか!? 大変ですねーー。前のブログに何か不満があったのでしょうか??
ブックマークも変更しておこう。
では、大団円までお付き合いください。
[…] 過去の感想はこちら↓↓宮廷女官 チャングムの誓い 第46話「医局長の遺言」宮廷女官 チャングムの誓い 第47話「口封じ」 感想完全版 […]