原 恵一映画祭『カラフル』 今だからこそ観る!

AMNさんのご招待で新宿シネマートで開催された原 恵一映画祭『カラフル』を昨日(3/19)鑑賞してきました。

カラフル 【完全生産限定版】 [Blu-ray & DVDセット] B004GSP0SO

当日は地震の影響による交通機関の乱れや計画停電なども発生する恐れがございますので上映会については、ご自身でご判断いただいた上でご参加いただければ幸いです。

メールにはこのようにありましたが、こんな時期だからこそ普段どおりに行動しようと考えて、意地でも出るぞという覚悟(←当社比256%大げさです)のもとで参加しました。当日は1.5時間前くらいに強めの余震があったりしましたが、上映中は何事もなく落ち着いて鑑賞できました。ただ、空席がかなり目立っていたのも確かでした。

カラフルで心に残ったセリフには

「やなこといっぱいあっても今が良いな」 真が早乙女君に「俺、この時代向いてない気がする」と言ったことへの返答。

「ぼくが高校でしたいのは、そういう、めちゃくちゃ普通のことなんだよ」 真が家族に自分の思いを語った言葉。

絆の再生物語

ばらばらで壊れかけていた家族が、大きな事件=真の自殺をきっかけに再び家族の絆を取り戻す物語。真はその過程で、自分の人に対する見方が一面的であり知らなかった一面に気づかされる。そして、友を得る。

  1. 真の母は祖母とうまくいっていなかった。
  2. 人の良いお人好しと思っていた父親が「僕も人は嫌いだ」と言い切る一面を持つ人だった。
  3. 上から目線の兄が真のために高校を探してくれて、自らの進学を一年遅らせる決心をしていた。
  4. ひろかの「きれいなものが好きなのに、時々壊したくなる」という闇の一面
  5. 早乙女くんの意外な趣味
  6. 真の家族が実は真の自殺後に食事を共にしようと努力していたことと母親が手作りの料理をするようになっていたことに気づかされる。

普段気づかなかったことが、大きな事件により別な一面を気づかされ、そして、あらたな絆を得ていく。もちろん、大きな事件などなくても、人と向き合いコミュニケーションをしていくことにより基本的に気づかされることなんだけど、「だろう」という思い込みやほんのちょっとの努力を惜しんで気づくことがない。

もちろん、大きな事件があっても何らかのきっかけがないと努力しない、真の場合のきっかけは早乙女くんであった。早乙女くんの友情を大事に思い、維持したいという思いがトリガーとなって家族とのコミュニケーションが取れた。

早乙女くんの存在は現実世界ではどんな存在と思えばいいのだろう? 特別な人なのだろうか? 真にとっては特別な人だけど、誰でもなれる人と思いたい。人と人とのコミュニケーションを触媒のように誘発することは誰でもできること—ほんのちょっとの努力で。

日本の再生物語

閉塞感のあった日本に大きな事件が起きました。様々な人がそれこそカラフルに色んな意見や行動をしています。そんな中で多くの早乙女くんが生まれているのかなと思います。

前向きなパワーが結集して日本が日出ずる処として元気な国となり世界に一層の貢献ができるようになれますように。

以前のレビューはカラフルをどうぞ。

コメント

  1. ■映画『カラフル』

    『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』、『河童のクゥと夏休み』で知られる原恵一監督の最新作『カラフル』は、現代を生きる中学生たちへの応援歌。
    要所要所で流れる「大地讃頌」、「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の合唱の調べや、エンディングに流れるTHE BLUEHEARTSの

  2. カラフル〜原恵一氏クレヨンしんちゃんからの到達点

    昨年9月のブログで、触れていた原恵一監督の最新作 カラフル をようやく娘と鑑賞。

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