宮廷女官 チャングムの誓い 第47話「口封じ」 感想完全版

今回のチャングムは「火曜サスペンス劇場」

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今回を見て、ここ数話は「チャングムの逆襲編」とでもいうべきサブ・シリーズと言える。今回は起承転結の転にあたる部分となる。おそらく、次回で結となるだろう。そもそもはチャングムが王様の治療に成功したこに端を発する。これにより、硫黄アヒル事件でハンサングン、チャングムを処罰した関係者(=オ・ギョモとチェ女官長)の責任が問われる可能性が出てくる。そして、この事件の真相を知る医局長のユンスは自殺して、二人はほっとしたが、チャングムが遺書を持っていると宣言したことで振り出しに。こうなると両派はアヒル事件の責任を相手に押し付けることにより逃れようと考える。その過程で全てを知るヨンノが浮上する。彼女を手中としてあやつることにより有利なポジションを得ようとする・・・。今回の話は、医局長ユンスの遺書を持つ、オールマイティのチャングム、全てを知る女、ジョーカーのヨンノの二人が軸となる。この二人の軸をめぐりチェ女官長とオ・ギョモが策略の限りを尽くして戦うという構図。この二人のペアは興味深い。チャングムとチェ女官長は能動的に動いて自分の運命を切り開いていく。ヨンノとオ・ギョモは受動的に行動する。


陰謀につぐ、陰謀。誰もが生き残りのために自分あるいは一族の生き残りのみを考えて、他者を利用あるいは陥れる。さらに、対立の顕在化も進む。

  1. チェ一族 vs オ・ギョモ
  2. 皇太后 vs 皇后

そして、一番の見所はなんといってもチェ女官長のはったりと芸術とも言えるすりかえの論理。長いあらすじ(ヨンノがチャングムのところに来るまでに4分30秒以上かかっている!)しかも、「口封じ」というまんまのタイトル、もっと丁寧な仕事をしなさいよ!NHK。ヨンノはやはり追い詰められてもヨンノらしい態度から脱却できず。「あの二人の運命は私にかかっている」自慢しているのかい!!「私を守って。皇后様に頼んで女官長にして。あなたなら約束を守ってくれる」口調は切々と訴えかけるという感じなのですが、言っている内容は・・・やっぱり、この女は空気は読めない、さらにジコチュー女でした。チャングムは曲がった取引はしないというスタンスを崩しません。「事実を全て話してください」と自信たっぷりにヨンノに迫ります。このような混乱、激動している場合には情勢に流されるずにぶれずに筋の通った対応が重要となるのでしょう。早朝、今度はチェ女官長がチャングムの元へ。なんと、「ミョンイのお墓は何処?」と聞くではないですか。チャングムの遺書を恐れて懐柔策に出ようという魂胆です。お墓の前でしおらしく誤る・・じゃない・・・謝る女官長。「ミョンイとは仲が良かった。何でも興味を持つ子だった。彼女からは色々なことを教わった」「悪かったわ、チャングム。土下座でも何でもするから許しておくれ」「お心を信じます」「どうぞ、お役所へ向かってください。全てをお話ください」「反省は自らした事に責任をとるこです。二度と同じ過ちをしないために」とチャングムは謝罪だけでは許さずあくまでも筋を通そうとします。女官長はあてが外れてしまいます。まあ、この助かるためなら何でもするという行動力はりっぱです。女官長が屋敷に戻るとヨンノがいないと家人がさわいでいる。なんと、ヨンノはぼーーーっとトックの家にいる。今まで何してたの? ヨンノは宮中に残りたいと強い想いを持っているため、結局は残れる選択肢である、オ・ギョモ側の策に乗ろうとしてお役所へ向かう。しかし、ヨンノがいないことに気づいたチェ一族はすばやく対応をして、お役所の手前でヨンノを拉致してしまいます。そして、哀れヨンノはチェ女官長に言われて今度はオ・ギョモを陥れる策略の片棒を担がされる。科挙での不正を垂れこむことに。恐るべしチェ一族。こんなこともあろうかと同盟しているオ・ギョモでも弱みを日ごろから収集していたのね。商人だから情報の大事さは深く理解していたのでしょう。オ・ギョモはこの動きを察知して、皇太后に話をしてなんとか打開しようとするが、女官長の方が一枚上手。皇太后の下にいて、オ・ギョモの謁見をさせないように妨害工作して、時間を稼ぐ。その時間を利用して皇太后にはオ・ギョモの科挙の不正を吹き込みオ・ギョモと手をきるべきだと主張する。主張のポイントは東宮の後ろ盾としての価値が王様からの信頼をなくしつつあるオ・ギョモではないという論点。見事に東宮をネコ可愛がりしている皇太后の心をつかんでいます。そして、ヨンノはもう一度地方へ行って静かに暮らせとチェ・パンスルから言われます。不安なヨンノ。チョンホがチャングムにヨンノの告発の話をします。チャングムは自分の考えが足りないことに気づき、ヨンノが危ないことをチョンホに告げます。早速、チョンホは手配するが時すでに遅く殺害されてしまいます。「ヨンノを殺したのはクミョンのため」と語る女官長。「私は一族を守ることに失敗したかも知れぬ」クミョンだけでも生き残って一族の再興を図るようにと諭す。この人は一族のために生きてきたので、正義は一族が生き残ることにあるという世界観。チャングムらとは生きる世界が違う。和解は元々無理。クミョンはその狭間でまだ揺れ動いている。ヨンセンが王様に意見する。その中でチャングムが遺書という証拠を持っていることをばらす。王様は長官に、遺書をもってこさせようとするが、皇太后は先に遺書をゲットしようとしてチャングムを先に呼び出す。チャングムが来たところを女官がガッシとつかまえて身体検査。そこまでするんかい!→また、拉致されるのかと思った。見つからず。そこで皇太后がチャングムに出すように命令するもチャングムは「ありません」と答える。今度は長官から遺書を出せといわれるがやはり「ありません」これを受けて女官長は、今ではパシリのキャラとなったヨリに偽の遺書を役所に届けるように命令する。ヨリは位負けですな。オ・ギョモは科挙の不正の件で王様から免職を言い渡される。オ・ギョモは巻き返しのため皇太后の下へ行くが、役人が偽の遺書の件で取り調べのために引っ張られる。オ・ギョモはこれはチェ女官長の陰謀だと主張。チェ女官長の昔の悪事である、太皇太后への毒入り事件を告発し、その関連で硫黄アヒル事件が引き起こされたと主張することによりオ・ギョモは釈放される。混乱した状況を整理するため王様は硫黄アヒル事件の関係者全員を集めて取り調べるように指示。オ・ギョモはあわびに毒を塗ってホンイに食べさせた件を持ち出すが、チェ女官長は当時は太平館に追いやられており宮中にいなかったとしらばっくれる。これに対しては誰も反論できず、オ・ギョモの形勢が不利となる。そこへ・・・キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!! チャングムとチョンホがその場に登場。そして、連れてきた人は医局長のユンス!! みんな、大口をあけてしまっている。チェ女官長だけじゃなかったのね。能動的に行

コメント

  1. ruko より:

    こんばんは。
    能動的と受動的、確かにそうですね。意外に感じるのがオ・ギョモですが、そもそも最初、まだ今の王様が大君だったころの対燕山君クーデター計画もチェ・パンスルにまつりあげられて首謀者になっていましたもんね
    ヨンノもヨンノですよー。空気読め!はもちろんですが、女官長になろうだなんて大それたこと考えるから(苦笑)。気になるのはユン・マッケ殿です。チェ女官長から侮辱されてフルフルしてましたから、最後に何かぶっ放すんじゃないかと思ってわくわくしています。だって、マッケ殿だってヨンノと同じだけ同じこと知ってるわけですよね?

  2. エイ より:

    こんばんは^^
    タイトル、確かに直接すぎですよね(笑)
    毎週ドラマ見てる人だと、タイトルだけで誰がどうなっちゃうのかだいたい予想がついてしまうという・・・。
    医局長の登場にはさすがにびっくりしましたが(汗)
    女官長もさることながら、クミョンの行く末が気になってしょうがありません!

  3. vivi より:

    いつも理論的に書かれ、さすが力が入ってますね。
    このドラマの佳境という所でしょうか、でもまだもう一つの山場があるんですから、、、
    このドラマの登場人物それぞれに愛着があり、意地悪ヨンノがいなくなっても寂しさを感じます。

  4. >「口封じ」というまんまのタイトル、もっと丁寧な仕事をしなさいよ!NHK。
    本当にそう思います…
    次回もそのまんまのタイトルですね(~_~;)
    ヨンノは何をいうかと思ったら、
    「私を守って。女官長にして。」
    これには、苦笑いというか、ちょっと呆れてしまいました。
    結局は役所に行ったけど…
    ヨンノは本当に死んだのか、
    ちょっと疑問に思ってます。

  5. ちょし より:

    こんばんは!
    ヨリ、本当にパシリですよね。顔も前のようなキツさが無くなっているし。
    オ・ギョモも甘いですね。今まで担ぎ上げられてきたからやってこれたようなもので、猟犬がいなくなったら狩りもできないようです。
    来週はオ・ギョモも白服でしたね。一網打尽でしょうか?

  6. stanaka より:

    rukoさん、
    オ・ギョモはおみこし型の管理職タイプ(部下に担がれて・・・)だったのではと想像します。
    エイさん
    クミョンがどのような最後かは気になりますよね。何か花道は用意されているのでしょうか?チェ女官長には今回が花道のような気がするのですが。
    viviさん
    もう一つの山場ですか・・・きっとあれかなと思いながら、もうネタバレはこれ以上みたくないというのが私の気持ち。私の記憶をリセットして今回の放送をもう一度みたい。
    pandaさん
    医局長がああだから、ひょっとしてヨンノもチョンホの部下に匿われているかも・・・と思わせるような感じでしたね。ヨンノの死はチョンホの言葉だけですものね。
    ちょしさん
    ヨリはもうちょっと悪役ぶりを楽しませてもらえると思ったのですが。ヨリの運命も気になりますね。生き残れるのだろうか?

  7. ピック より:

    こんにちは。
    stanakaさんの視点、いつも敬服します。
    そして、この能動の極み、頂点に達した女官長が、
    自らの積極性(よく言えば)で墓穴を掘るように仕組むこの物語は本当にすごい!
    痛快時代劇の原点ですよね。
    ギリギリのところまで悪役に高慢の限りをつくさせ、言わせるという、、、
    来週、いよいよ印籠の登場、というところでしょうか。。。

  8. 樹咲ノア より:

    毎回、"簡潔にまとめられない"盛りだくさんなドラマ展開。
    何が起こるかわからないので、他のことしながら見るなんてできません~

  9. stanaka より:

    ピックさん、こんばんは。
    確かにアクティブにチェ女官長を動かして、全ての反論を封殺して頂点に立たせる。そこへ・・・・。って感じですよね。来週はどんな風にチェ女官長は振舞ってくれるのでしょう??
    樹咲ノアさん、こんばんは。
    真剣に見ていても、頭の中ですんなりとロジックがつながっていかないので、考えつづける毎日です。仕事が手につかない・・。

  10. kazami より:

    ほんと、こういう展開をされると、ヨンノが生きてるという展開にも持っていくこと可能ですよね。
    で、確かに今回、次回あたりがチェ女官長の花道ですね・・
    クミョンの行く末は適当にでなく丁寧に描いて欲しいです・・

  11. INI より:

    TBありがとうございました。
    こんなブログがあったんですね。
    これを縁にまた、遊びにきますね。

  12. さわわん より:

    こんにちは。
    カメを投げたときからヨンノが嫌いでしたが(私はカメが好きなので)、子供時代から見て来たキャラなので悲しいです。
    長いものにまかれろ的な、ポリシーのない人生でしたね。
    チェ一族、オ・ギョモ共に苦しくなってきましたね。次回が楽しみです。

  13. stanaka より:

    kazamiさん、おはようございます。
    クミョンはチェ一族と自分のチョンホへの想いに負けてしまった感があります。根はいい子なので、いい花道が用意されているといいですね。
    さわわんさん、おはようございます。
    ヨンノはおっしゃる様にポリシーなく、そのとき、そのときの局所最適解を選択して自滅してしまったように思います。

  14. 小雪 より:

    stanakaさん、こんにちは~はじめまして!
    医局長が登場するとは・・・ほんとうに驚きました!
    このチャングム、展開の変化が激しいので1回でも逃すと大変!
    「何がどうなったの?」になりますよね!(笑)
    こんなに面白いドラマは初めてです^^
    でも、もう残りも少なくなって来たので寂しいです・・・
    TBもありがとうございました♪
    それにしてもstanakaさんの洞察力、鋭い視点などに感心しました。
    またお邪魔しますね!

  15. stanaka より:

    小雪さん、こんにちは。
    最後を早く見たいという気持ちと、残り少なくなり寂しいという気持ちが交錯しますね。
    地上波でまた追体験すればあと、1年は持つ・・・。
    INIさん、こんにちは。
    また、来てくださいね。

  16. 更紗 より:

    遅くなりました。
    アヒル事件の時に「タイヘイカン」に行っていたのを
    私スッカリ忘れてて、女官長の言葉に
    そうだったわ。こりゃ大変(-_-;)と思ったら
    ユンス登場で、どうなるか?と
    ハラハラしますね。
    後少しだし、最後まで楽しめそうです。

  17. stanaka より:

    更紗さん、こんばんは。
    随分、昔のことをきっちりと覚えていてアリバイを主張しますよね。よっぽど、あのときの窓際状態が悔しかったのでしょう。

  18. yumemaru より:

    こんばんわわ~*今週はうまくDVD撮れました♪お義母さん・お義父さんにも笑顔が!ワタシの嫁生命も今週は安泰です。今日もみんなで正座して見てましたよ。

  19. […] 過去の感想はこちら↓↓宮廷女官 チャングムの誓い 第46話「医局長の遺言」宮廷女官 チャングムの誓い 第47話「口封じ」 感想完全版 […]

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