みんぽすさん主催の『テレビで手軽にインターネットが楽しめる』NTT西日本が推奨するブラウザBOXの商品企画イベントに参加しました。イベント自体は6月4日にあったのですがサイトの更新(6/10)にあわせて記事をアップするために今日となりました←ちょっと遅いかな?更新されたサイトはブラウザBOX《ブラウザボックス》で誰でも簡単に”テレビでインターネット”! をどうぞ。
イベントはこんな感じでWillVii社内で行われました。最初にプレゼンテーションでNTT西日本の「東日本大震災への取組み」を聞かせていただきました。社会インフラを担っている会社ということをきちんと認識して、その責務を果たそうとする意志と可能とする技術力に感服。
復旧復興に向けてとにかく震災発生後すぐに出発。東西NTTの分担は地域で分けた。余震が多くて困ったそうです。やはり、固定電話よりも携帯電話の復旧を望まれたとのこと。法人では音声よりもデータ通信の復旧を優先度高く望まれたので、メタルよりも光を優先した。
家デジ
次に「家デジ」の紹介。三者間通話によるオレオレ詐欺を防止するデモを見せていただきました。シルバー層にも操作が簡単にできるように左の写真にあるようなタッチパネルを兼ねたディスプレイが採用されてGUIとタッチによる操作を可能としている。右ではN-TransferとS-FRAMEを組み合わせて写真を簡単にフォトフレームへ送る実演。実家のおじいちゃん、おばあちゃんに孫の写真を見てもらうのに使えそう。
「家デジ」によってユーザのライフスタイルがどう変わるのか?が不明確のように感じました。提案されているのは個別の機能であって全体としてストーリーがあるかというと「家デジ」というキーワードだけ。
例えば核家族化した家族をネットワークにより仮想的な大家族化をサポートするとか、もう少し限定的な話にすると息子夫婦とその実家をネットワークでつなぎ仮想的にお隣さん的につきあうことができるとか。そうすると、電話ではなくチャイムか内線のインターフォンあるいは肉声でおーいと呼びかけると在宅であれば壁越しに「なんだい」なんて声が聞こえてくるとかするようなインターフェースがいいなー。写真なんかも「ねーねー、おばあちゃん、今日ね娘の運動会があったのその時の写真が出来ているのでみて」と仮想的なアルバムを差し出しておすすめの一枚を指し示して説明なんかできるといいなー。
ブラウザBOX
ブラウザBOXは下記のプレゼンにあるようにシニア層向け。「stanakaさんの年齢に近いですよね」と言われてドキッとしてしまったのですが、考えると確かにそうなんですよね。
左側の画面は元々のトップ画面。右は光ナビでトップ画面を簡単操作にしたもの。ITに慣れた人なら左の画面の方が恰好いいとなってしまうが、シニア層なら右側が楽々なメニュー画面かもしれませんね。
例えばフォトギャラリーを見る場合はURLではなくて5桁のチャネル番号を入力することにより実現している。
メールアカウントの取得も下記の用に数字だけのアカウントで簡単に登録出来てしまう。
メール本文についても定型文が用意されており面倒な入力を省けるようになっている。
ブラウザBOXがシニア層に受け入れられるには?
イベント当日、参加者より様々な意見が出されました。かなり厳しい内容でしたが、ブラウザBOXが本当に売れる商品となるには一皮も二皮もむけないといけないので一つ一つのコメントに向き合っていい商品にしてほしい。
- そもそもテキスト入力なんて機能はいらないんじゃないの?今の入力手段だと慣れた人でも無理。
- スターと画面はメニューではなくて何かコンテンツが流れている画面がいいのでは?
- つまり、能動型の操作を期待せずに受動型の方がよいのでは?
- プッシュ型でコンテンツがやってくるのがよい。
- メールも取得させるのではなく最初からアカウントを払い出しておく・・・でも3項からするとメールなんてしないよね。
- 息子が操作できるようにミラー操作機能を設けてはどうか?
シニア層に使ってもらうなら自由度は狭めて受動的にコンテンツを楽しめるようにするのがよいのでは。シニア向けYouTube特別メニューなんてのがいいかもしれませんね。NTT西日本でYouTubeを選別してシニア層向けポータルサイトを立ち上げるといいかも。シニア層向けAppStoreを立ち上げて各サイト向けのポータルや表示を最適化したアプリを投入するのも一助。
もうしばらく、自宅で使ってみてどんな使い方の提案できるか考えてみます。
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