WillVii社からのご招待で「EXOFIELD」 体感イベント に参加してきました。
「EXOFIELD(エクソフィールド)」というのはJVCが2017/3/14に発表されたものでヘッドフォンを利用していてもリスニングルームで聞いているかのような再生をしてくれる技術です。ヘッドフォンあるいはイヤフォンなどで音楽を聞いていると音が頭の中で鳴っているような再生になるのが普通ですが実際には聴衆の前で演奏しているように聞こえるように録音しています。これを録音されている通りにあたかも目の前であるいはリスニングルームでスピーカーから聞いているかのように再生する技術なのです。
こちらの技術の詳細は次の記事にて。
イベントでは最初に録音するときのスタジオを見学させてもらいました。
ビクタースタジオには8つのレコーディングスタジオを持っていてそれぞれ個性の違うスタジオの作りになっているとのこと。写真のスタジオは301スタジオで一番大きなスタジオです。50~60人のミュージシャンが入れて同時に録音ができます。音を響かせるにはある程度の空間の広さが必要とのこと。デッドなスタジオと聞き比べると確かに違う人の話し声や手を打った時の響きが全く違います。
このスタジオで用意されているマイクの数々。製造中止となっているマイクが多いのでメンテナンスをきちんとしてかつ湿度と温度を一定にする保管庫で保存。さらにヤフオクなどで販売されていれば落札したりするとのこと。上の写真の左のマイクはチューブ(真空管)マイクで100万円くらいで取引されているとのこと。
マイクはチューブマイク以外にコンデンサーマイク、リボンマイク、ダイナミックマイクを取り揃えていてどんな音の表現をしたいかで選択していくとのこと。
マイクと接続するケーブルも長さによって色分けしたものを用意していて一目で最適な長さで接続されていることをわかるようにしているとのこと。ケーブルは長さが短いほど音質が劣化しないということからこのように色分けしていると無駄に長いケーブリングしていないかを一目でわかりますよね。
さらにスタジオにはスタインウェイのピアノが置いてあり1日5000円!(五千円だよ)で借りれるとのこと。もちろん、前提としてはスタジオを借りることが前提ですが。
また、ビクターのスタジオはレーベルの垣根を越えてどこでも借りれるとのこと。
↑スタジオと聞くとイメージするのがこちらのミキサー。本職の方がささっと設定変更して音の違いを聞かせてくれました。写真における現像みたいなものかと感じましたね。
↑のような考え方でミュージシャンと相談しながら各楽器ごとに調整を施していくとのこと。かなりの時間をかけて調整していくことがうかがえました。
驚愕の「EXOFIELD」 体験へ続く。
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