日本の貨幣コレクションは歴史に別の光を当てている

日本の貨幣コレクション」は飛鳥時代~明治時代までの日本で使用されていた貨幣のレプリカと説明記事がセットになっている分冊百科です。

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↑のような感じで貨幣のレプリカとマガジンがセットになっています。上の写真は旧20円金貨のレプリカがセットになっているもの。本物だとコレクターの間では500~600万円で取引されているというレアものとなります。

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↑の写真は慶長小判のレプリカとなります。こちらの取引価格は130~900万円と幅があります。

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↑の写真は改造紙幣一円の「神功皇后一円券」と呼ばれているもの。肖像を描いているのは偽造防止に有効であるということから。描かれているのは神功皇后で日本武尊を父に持つ第14代仲哀天皇の皇后とされるお人。この人は日本に貨幣の存在を伝えた「皇国貨幣の起源」を象徴する人とされていることから採用されたようです。
また、発行当時の明治天皇が写真嫌いなためというのも理由にあったとのこと。

また、肖像画は顔立ちが洋風な感じですがこれは外国人彫刻師のエドアルド・キヨッソーネが担当したためのようです。その後に作られた五円券、十円券は段々と和風な感じになっています。

貨幣や紙幣の作られた背景の情報を知ると興味深い情報が浮かび上がってきますよね。
さらに私が興味深いと思ったのは経済的な観点から歴史を見てみるというもの。

例えばVol.1には長篠の戦いをコストで比較しています。

項目織田・徳川軍武田軍
年間予算1800億円780億円
兵力38,000人15,000人
損害60人未満10,000~12,000人

 

コストでみると織田・徳川軍が圧倒的に差を付けていて鉄砲という要素はあるものの勝つべくして勝ったと云えます。
織田信長は楽市楽座で商業活動を活発化させ貨幣制度を整備して経済の発展を図ったのに対して、武田は金山を抱えていたにもかかわらず金の使い方は家臣への報償や贈答用くらいで経済を回すことには使っていなかった。これで経済規模に差がついて養える兵力にも差がついたとみるべきなんでしょう。

単なる貨幣のコレクションだけではなく貨幣を通じて歴史を読み解くという面白い視点も入った雑誌となっています。

ブログタイムズ

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