みんぽすさんからビジネス・ブレークスルー757チャンネルをモニターさせていただいております。8月に視聴した感想を書きます。
8月は
- 大前研一ライブ
- ネゴシエーション 第一回
- ビジネスパーソンから見たFacebookの本質
大前研一ライブはとにかく聞かないとマスコミの流すニュースからは見えてこない角度からの解説がとにかく秀逸。別途、記事にしたいと思います。
ネゴシエーション
講師:高杉尚孝(高杉尚孝事務所 代表取締役)
私に欠けているものは多々ありますが、その中でも弱点は交渉力。とにかく、粘り強く頑張るということをせずに面倒くさいなと適当なところで手を打って後になって後悔する連続。少しでもこの状態を改善できればと思って聞き始めました。
交渉は双方の問題解決を駆け引きによって勝者敗者を決定するものではなく、「双方の満足度を高める対話」だと考えるべきである。
この定義は目からうろこでした。とにかく、不利な条件を飲まされないようガードをがちがちに固めて交渉に望むという考えに凝り固まっていました。そうすると前向きの思考にはなれず後ろ向きの思考となって辛くなってしまう→辛いから早く終わらせたい→適当なところで手を打つ・・・ということになっていたと気づく。
とても参考になったのは以下のような点。
- 交渉力は事前準備を十分に行うことによって増大される。
- 交渉力の中心となるのはバトナ(BATNA; Best Alternative to Negotiated Agreement)である。
- バトナとは自分にとっての交渉外最善策、すなわち交渉が決裂時の次善策である。バトナが良ければ、交渉力は強くなる
- 情報力は重要、バトナを用意すると同時に、事前に情報を収集しておくことが交渉力を高めることになる。
バトナという言葉は初めて知りました。言われてみれば交渉決裂しても次善の策があれば余裕を持って交渉に臨めますね。まあ、いつも心の中でちゃぶ台をひっくり返して去っていくシーンを思い浮かべることが多いのですが次善の策があれば却って粘り強く交渉できそうです。
ビジネスパーソンから見たFacebookの本質
講師紹介: 小林 弘人(こばやし ひろと)
ソーシャルグラフという言葉は知っていましたが、ソーシャルグラフという概念を使ってフェイスブックを眺めてみると違って見えてきました。←遅いって
ソーシャルグラフの質を維持する責任はユーザ本人にある。友達リクエストをやみくもに承認したりリクエストしまくると単なる宣伝目的のユーザが友達に紛れ込んでしまい、自分のソーシャルグラフにたとえば売り込みのスパムがばら撒かれ自分の信用が落ちてしまう。
そして、ソーシャルグラフを使って広告は「いいね」でそのユーザのフレンドに売込みが図れる。
なるほどねSNSだから当たり前の議論なんだろうが、私にとっては新鮮でした。

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