モノフェローズ・イベントでソニーのSony Tabletについてお聞きしてきました。
最初にITジャーナリストの本田雅一先生から
「クラウドが引き起こすデジタル世界の大地殻変動」
というタイトルのプレゼンテーションを説明いただきました。
私は本田雅一先生の本は読んだり、パネラーとして参加されているのは見ていたのですが、間近でプレゼンテーションをお聞きするのは初めてです。いやーー、軽いトークの中に秘められた熱い思いが感じられるプレゼンテーションでした。ジョークがかなり混じって、テンションが高いプレゼンテーションだったのは同じプレゼンテーションをこの前にやっていたせいでしょうか?
Sony Tablet Sシリーズ SGPT112 Wi-Fi/32GB 
以下は本田雅一先生のプレゼンテーションをベースに私の考えをまぜこぜで書いていますのでご注意を。
スマートフォンの登場でインターネットに存在する情報へのアクセスがパソコンからスマートフォンへ私自身、閲覧時間は確実にスマートフォンの比重が高まっている。きっとタブレットが我が家にやってくるとリビングでのインターネット閲覧はほとんどがタブレットになるでしょうね。
「画面サイズとスマートデバイス」というシートが面白い。5-10インチのところがまだこれといったデバイスが占めていない勝ち組がいないセグメントであるとしている資料。それがタブレットなのか、小型パソコンなのか、大型スマホか。このサイズのデバイスのターゲットはリビングや寝室でまったりと閲覧するというシーンに使われるもの。ということは多くの人はパソコンの前に座るのをやめて、このサイズのデバイスを手に取ることが多くなるのかな。
そうなった場合に二時間の映画を観てもらうにはどうすればよいのか?おそらく家族一緒で見るのではなく個人で見ることになるのでしょうね。一人で見るのに適したジャンルの映画がスマートデバイス用にはやるかもしれない。
そして、キーワードとして「クラウドによるメディア化」を本田雅一先生はあげられている。単なるオンラインストレージや作成したドキュメントのネットの保管庫というのではなく、メディア化。つまり、コンテンツの媒体+配信という観点でクラウドをとらえている。
物理媒体→ダウンロード(電子媒体)→クラウドという流れを上記の資料は示している。
では、ダウンロード型とクラウド型の違いは何か?
- シングルID、マルチデバイス
- 即時性、検索性、多品種在庫 ここはダウンロード型も同じように言える。
- サービスとコンテンツの連動性
つまり、ダウンロード型は電子媒体と言いつつも買い切りであり、物理媒体イメージが色濃く残っている。クラウド型は使用権を買うイメージで、その使用権はユーザ=ユーザIDに紐づくものでありデバイスからは独立している。
クラウド時代を見据えてソニーはデバイスだけではなくサービスでも勝負をかけようとしている。
コンテンツの囲い込みからの解放されることにより、コンテンツを鑑賞するのに最適なデバイスをソニーの最先端の技術と生産技術によりユーザに自由に提供できるということなのでしょう。コンテンツを囲い込むということはあるデバイスにくくりつけるということであり、進歩が止まった世界を意味するのでしょう。
ソニーはReader Store, Video Unlimited, Music Unlimitedなど多様なコンテンツサービスできるクラウドを運営している。これらのサービスをどのようにソニー Sony Tabletは取り込んでいるのか? これについては次回のブログで。










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