グラフィックボードが映らなくなった発端
約8年使い続けている自作パソコンを完全に新規買い替えする財力がなく、動画編集でネックになっていたグラフィックボードだけを交換することで対応しようとしました。
これが、グラフィックボードが映らなくなった発端でした。
元々のグラフィックボードはGIGABYTE製のGTX650。
スペックを簡単に記すと、
- 搭載チップ NVIDIA GeForce GTX 650 GPU
- メモリ 1024MB GDDR5
- バスインターフェース PCI Express 3.0 x16
- モニタ端子 DVI-D x 1 / HDMI x 1 / D-Sub x 1
ネックはGPUの性能もさることながら、メモリーが1GBのみというのが動画編集ではネックになっていました。
交換したのはこちらの「GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC」です。
グラフィックボードを交換後、モニタに何も映らない
近くのPC DEPOTで購入して、ウキウキしながら交換して電源を入れたらモニタには何も映らない!
ビープ音がしてマザーボードのVGA_LEDが朱く光っている!
だからBIOSの画面も出てこないのね。
【推測1】マザーボードが古くてグラフィックボードを認識できない
いろいろとググると認識できないのでBIOSのキーコンポーネントのテスト中にグラフィックボードが認識できなくてエラーとなり止まっているというもの。
解決策はというとBIOSをアップしろという私にとっては役に立たない策のみ。だって、BIOSのアップデートはマザーボードが古すぎて今のが最新なんだもん。
BIOSの設定みていると「Primary Display」という項目があり、AUTO/内蔵GPU/PCI/PCI-Eの選択項目がありデフォルトで「AUTO」に設定されている。
もしも、認識されないなら「PCI-E」を選択すればいいのではないの?と考えてみた。
やってみたところ、モニターに表示が出ましたがその表示は期待値と違い
“Please power down and connect the pcie power cables”
補助電源が接続されていないと言っている。でも、6pin<->8pin変換ケーブルを介して接続しているんだけど・・・。
【推測2】6pin<->8pin変換ケーブルの結線が間違い
SATAの電源コネクタも付いている二股の変換ケーブルしかなかったので、これを使ったのだけど改めてじっとみると結線がおかしい。
この変換ケーブルを使って、SATA側のコネクタは未接続だと4番pinが浮いていることになる。
浮いていることになると4番pinはオープンだと75W供給可能、GNDだと150W供給可能ということをボードに知らせるpinなので、クラフィックボードが補助電源が付いていないと判定したのか?
「GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC」の消費電力は約130wなので多分そうなんでしょうね。
そこで、変換ケーブルは見捨てることにして、買い替えに再度走るかそれともと悩んだんですが電源から伸びているコードをじっと見ると元々使っていた6pinのコードの近くに2pinのコードを発見。
8pinの補助電源に対応するには6pin+2pinで対応するんだと認識して、グラフィックボードの8pinの補助電源用コネクタに刺して再起動するとBIOSの起動画面が表示され、その後にWindows10が立ち上がりました。
ドライバーを入れなくても最初はVGA表示でしたが、その後に勝手にモニターに最適な解像度で表示されました。
念のため最新のデバイスドライバーをNVIDIAのサイトから落としてインストールしましたけど。
コメント