チャングムから見える経営

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チャングムと経営というのはかなり距離のある言葉のようですが、実は本日(2005/10/17)の日本経済新聞の5面 核心「iPODから聞こえる経営」にインスバイアされたものです。

アップルコンピュータCEOのスティーブ・ジョブス氏のスタンフォード大学卒業祝賀スピーチのことが書かれている。そのスピーチで彼が「Stay hungry, stay foolish」(飢餓感をもて、ばかでいろ)と呼びかけたという言葉がウェブなどで静かな評判を呼んでいるそうだ。彼のスピーチの和訳はPLANet blogさんで読めます。ありがたやーー。

私はこれを読んだ時にチャングムと似ているなとひらめきましたね。うーーん、なんでもチャングムに結び付けてしまうのはチャングム病だな、心の病を治すために毎朝、チャングムと散歩したいぞっと!!

ジョブスのスピーチはぜひ、読んで見て下さい。熱い、メッセージが伝わってきます。養子に出され、アップルを創立するが追い出され、再びアップルのCEOとして返り咲き、いまやiPODで携帯音楽プレーやの75%のシェアを取るまでになっている・・・。まるで、チャングムを見ているようではありませんか。

このコラムではハードの製造を全世界にアウトソーシングしているアップるやり方を「平たい地球」と呼び、液晶テレビなど日本のメーカが国内で自前で製造しているのを「丸い地球」と呼んでいる。この対比をしたいためにハードの製造の仕方を持ち出しているのだけど、この人は自分の文章力に振り回されて、そこだけに焦点をあわせた書き物になっている。大事な点は顧客に正面から向き合い、音楽を聴くということに対するサービスをどのようにしたら一番満足してもらえるかに対して的確な回答を出したからシェアがとれたのだろう。

チャングムもそのとき、そのときの顧客に正面から向かい合い、的確に回答を出してきたから主治医にしようかということになっているのだと思う。チャングムの顧客指向について列挙すると

  1. ハン尚宮(サングン)が与えた「水を持ってきなさい」という課題によって、チャングムは教育され
  2. 皇后のかつての尚宮(サングン)に真心を教わり
  3. 明の使者には顧客の要求であっても、それが顧客の害をなすのなら毅然と信念を通すということを実行
  4. 師匠であるハン尚宮(サングン)は同僚の尚宮(サングン)の好みをきちんと覚えていて、お米をたき分けてみせ
  5. 皇太后が嫌いなニンニクを治療に役立つため食べれるように工夫
  6. 医務官でさえ、見落としていた王の握りこぶしをちゃんとストレスの前兆として見破り対処

という実に顧客指向の教科書のような歩み。これで成功しなければウソという感じ。企業が成功するための経営の原点がここにある(←エラソー)

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