「神はサイコロを振らない」のドラマを見た方で、なんでこんなタイトル?って思った方がいらっしゃるようです。
この言葉はあの相対性理論で有名なアインシュタインが量子力学に対して批判したときの言葉とされています。
やっぱり神はサイコロを振らない?を参照してください。
神はサイコロを振らない | |
![]() | 大石 英司 中央公論新社 2005-12 |
でも、なぜ量子力学を批判するのに神はサイコロを振らないといったのでしょう? 量子力学では極微な世界のふるまい—例えば電子や光子などの位置は確率的にしかわからないとしています。位置を知るためには何らかの測定手段が必要です。例えば暗闇で障害物を知るには光を当てて位置を知ります。この光を当ててというのが曲者で極微の世界では位置を知るために光を当てるということをすると、それだけで乱れを起こすことになりますますもって位置がわからないということになります。なので、確率的にしかわからないとなります。
そこで、有名な思考実験としてシュレーディンガーの猫というのがあります。箱に入ったチー猫は半分生きていて半分死んでいるという状態・・・んなバカなと思うでしょ。私も思います。アインシュタインもそんなバカなと思ったかどうかは不明ですが、おかしいと思って「神はサイコロを振らない」といったのだと思います。
注意! 大学では量子力学の単位は取っていますが、必ず出題されるという問題–波動関数を解く–を丸暗記して回答して取ったもので、先生の量子力学の講義なんてすっかりと忘れています。なので、この記事で解説している量子力学の話を信用して大学受験に使ったり、核融合炉を制作して問題が発生しても無保証です。ご注意ください。
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