トンイ 第47話「王子の意地」

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「人を好きになること」トンイがクムにグソンから「嫌いです」と言われたことを聞いて言った言葉。味わい深い言葉ですよね。隠された暖かい心があるとトンイは言っているのですが、これは無条件・無邪気にどんな人でも好きになりなさいと言っているのではなくて、暖かい心を見つけて好きになりなさいと言っていると私は理解しています。

無条件・無邪気に人を好きになるのは単なるお人よしです。

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親馬鹿の粛宗

 

宮殿に戻ってきたトンイとクムを見て大喜びの粛宗。重臣たちがシュプレヒコールをしても全く意に介さない粛宗は大物だな~。

エジョンから粛宗は虎のように恐ろしい王様だと聞かされて会うのが怖くなるクム。さらに、相撲や水泳にお気軽に連れて行ったのが判官ではなく本当の父親だとわかって、無礼なことをしたことに対して厳しく叱責されるのではという恐怖で隠れてしまうクム。そんな隠れたクムを心配してトンイと粛宗が仲良く探す姿は夫婦の姿ですね。

出てきたクムを抱き上げ、そして、ずっと付き添い寝かせる粛宗。息子に対する父親の気持ちってこんな感じなのかな・・・私には娘しかいないのでわからない気持ちです。見ていて息子が欲しくなりました。

トンイ vs 張禧嬪

 

もうすでに不倶戴天の敵同士となってしまったトンイと張禧嬪。罪人のくせに宮殿に戻ってきてと罵詈雑言を浴びせる張禧嬪に対して張禧嬪こそ罪人だと切り返すトンイ。

張禧嬪の攻撃から身を守るためにトンイはクム—延礽君(ヨニングン)に小学を知らないふりをしろと言い聞かせる。能ある鷹は爪を隠すという奴ですね。

調査を通り一遍しかしないチャン・ヒジェは宗学で講義中に居眠りしている延礽君を見てできない奴と決めつけてしまう。居眠りしているのは分からないからなのか、既に知っていて飽きているのかを見誤っている。宮殿の外にいたから学習の機会がなかったという思い込みもあったのでしょうが、母親はあのトンイだというパラメータを忘れているようで・・・。

延礽君の教育

 

トンイは宗学では知らないフリをしろと言う一方で、個人授業の教師として白羽の矢を立てたグソンに三顧の礼をしかけ、さらに延礽君だけをグソンの元に置いたままにするという荒業にも出てグソンを先生に引っ張り込もうとしている。

そして、世子の学問終了のお披露目と宗学の試験を同時開催するように仕向ける張禧嬪。その意図は世子と延礽君の実力差を皆の前で知らしめて延礽君を貶めるというもの。

そして、試験当日トンイの教えを守ってわからないふりをする延礽君だったが、母親であるトンイが賤民の出自であるから小学を教えていないんだと言われなき悪口に反応する延礽君。しかも、父親である粛宗が見に来ているというシチュエーション。そんなシチュエーションならいいところを見せたいと願うのは男なら誰しもあること。トンイからは小学を知らないふりしろとしか指定されていないことを良いことに小学以外の大学や中庸なら暗記していてわかるから試験してくれという始末。その自信に見合った回答をよどみなくする延礽君に粛宗以下呆然とする役人たち。

結局は延礽君の実力は隠そうとしても隠せないということがわかり覚悟を決めるトンイ。延礽君が神童であることがわかった仁顕王妃と粛宗は延礽君を世子が学んでいる侍講院で一緒に教育を受けるよう勧める。これは世子に不適格条項=子供ができない体であることが発覚した場合にスムースに世子の座を明け渡すというもの。

トンイは驚きかつ恐れ、張禧嬪を挑発することにならないかと心配。

世子の体の秘密

 

仁顕王妃は世子の秘密を掴むために世子を診察していた医者の医女を呼び出し口を割らせることに成功。なんと、世継ぎができない体だったのだ。世継ぎができない体だと王としての大きな役割である王室の維持に問題が出てくるため世子の地位が相応しいかどうかの確認がやられる羽目になる。

張禧嬪とトンイとの闘いと延礽君の教育がどうなるか今後の展開が楽しみです。

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