広尾にある「JICA地球ひろば」で開催された青年海外協力隊『体験談&説明会』に参加してきました。
青年海外協力隊というのは独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する事業の一つで、開発途上国からの要請に基づいて、見合った技術・知識・経験を持った方を募集し、選考を経て派遣しするものです。
JICAボランティア事業は、日本政府のODA予算により、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施している事業です。ちょうど桜も咲いていました。
青年海外協力隊『体験談&説明会』の会場の様子はこんな感じです。当たり前ですが若い方たちがいらっしゃってました。
プログラムは以下のようなものでした。
- 挨拶・プログラム説明
- 青年海外協力隊活動紹介ビデオ
「世界も、自分も、変えるシゴト。」 - 企業講演
「今、企業は協力隊に注目している!」パソナグループ 執行役員 有村 明氏 - 青年海外協力隊 事業概要説明
- 協力隊体験者 パネルトーク&座談会
「現職参加でいく協力隊」
パソナの有村氏の講演
、
- 日本は世界の中で存在感を失いつつあり、内向き志向になっている。
- しかし、少子化により国内市場は縮小しつつあり、グローバル化が求められつつある。
- 日本企業の海外進出ラッシュとなっている
- 外国語、社会人基礎力、異文化理解・活用力が求められいる
→協力隊で活躍した人材がぴったり!
といった内容が協力隊に関係した内容で、2年間の赴任後の再就職という面でねグローバル化という観点から求められる人材に近いものがあり、また、人材紹介業は年率150%の伸びを示していることから人材のニーズは確実にある。今は通信関係の販売や製造という領域が異常な伸びを示しているという興味深い話をしていただきました。
協力隊体験者 パネルトーク&座談会
4人の協力隊体験者が登壇され体験をお聞きすることができました。
今回登壇された4人の方々は全員が「現職参加」という方法で協力隊に参加した人々。現職参加というのは会社を休職して行くもので2年間の赴任期間が終了したら元の職場に戻れるというもの。
会社として休職の仕組みを持つところや、JICAが休職期間の給料を補助する仕組みもあるとのこと。
4人の方のほとんどが挙げられていたのがメリットとしては戻る職場があるので赴任期間のぎりぎりまで活動できることを言っていました。どうやら会社を休職ではなく退職して参加した人たちは赴任期間の終了間際になると就職先を探すという活動をしなくてはいけないようでボランティアに集中できないということがあるようですね。
デメリットとしては現職参加ということで休職するために会社との交渉が結構大変だったということを言われていました。
体験談で印象に残ったのは、
職種としてコンピュータ技術でケニアに行かれた小坂氏: 学校の生徒が料理の実習で作った食べ物を毎回買っていたということと、ケニアでの時間の流れはゆっくりで日本に戻ってから日本の時間に合わせるのに1年かかったとのこと。
職種として村落開発普及員としてドミニカ共和国へ派遣された関本氏: 現地で何をするかは自分で考えて現地の人の要望を聞いてミシンのレンタルを行った。ミシンは結構町中に日本から送られたものがあるけど故障していたりするので修理できる人を探し出して修理してもらったりしたとのこと。
もっと知りたい人は『100人の履歴書』を参照してください。
私だったら自分のITスキルを生かしたボランティアができないかと考えますが募集要項を見ているとプログラミング技術を要望する国が多いようでSEレベルの技術はまだ必要とされていないようですが次のステップとしては必要なはずで、そんな要望が出てきたらなーと思いました。
青年海外協力隊の活動により開発途上国の人たちに貢献することにより日本という国を理解してもらいファンになってもらうことにより友好関係を築くことができるし、活動の経験を日本に持ち帰ることができるんだなと。
今の日本は経済や政治が行き詰っていて閉塞感に満ちていますが外へ飛び出すことにより自分を変え、そして日本を変化させることができると考えます。
[ supported by JICA / PR by ブログタイムズ ]
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