トンイ 第53話「憎しみの炎」

粛宗に自分の病のことをカミングアウトした世子。世子の延礽君を救おうとして起こした行動が張禧嬪を追い込んでいくことになる。果たして世子は自分の行動の結果を理解してこのようなカミングアウトに出たのか? それとも若さゆえの正義感なんだろうか? 自分の行動が母親に害を為すと想定できていたなら、自分の親を大事にする儒教の教えから世子は行動を起こさなかったと思われる。きっと延礽君を救うという思いと王を、国を、民を欺いていたという悔悟の念からの行動だったのでしょう。

「私のためと言わないでください。私のためと思うのなら話してください。父上のように民をいたわり後世に名を残す聖君となりたかった。母上は私を王室と国を揺るがす情けない王にしようとしたのです」という世子の言葉が彼の無念さをよく表していますね。可哀想な王子様です。

韓国ドラマ・ガイド トンイ 特別編 (教養・文化シリーズ)
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四面楚歌の張禧嬪

世子のカミングアウトによる張禧嬪へのインパクトは

「終わった。何もかも終わってしまった」

で、言い表されています。

世子から話を聞いた粛宗は怒り心頭で、即座に張禧嬪のもとへ直接乗り込む。

1年前に世子が熱病を患った後と聞いて、怒りのレベルアップ!

「治せるのです。私が治して見せます。よい薬剤を清国から調達しました」と張禧嬪は言い訳するが、それがさらに粛宗の怒りの燃料となってしまう。
「最高の主治医を遠ざけて別の医官に見せたのか、それが余計に悪化させたかもしれぬ。余を冒涜し、王室と国を揺るがし世子を傷つけた」と粛宗は一刀両断。さらに、

「世子の病のため罪のない延礽君を追い詰めた」と延礽君への陰謀についてもきっちり指摘してみせる粛宗。

去っていく粛宗に必死にすがりつく張禧嬪は世子だけは許してほしいと訴えるが、「このようなことをするべきではなかった。今後何が起きようともそれは張禧嬪の責任だ」と言い捨てて去っていく。後には泣き崩れる張禧嬪が残る。ドラマ前半の粛宗と張禧嬪の蜜月はどこにもない。

チャン・ヒジェは重臣たちに粛宗を刺激しないために上訴をやめるようにと真相を隠して、ネゴするが、世子の病のことが宮中で噂が速攻でながれる。

さらに、オ・テプン親子が息子を襲った犯人の黒幕(張禧嬪の母親)を見つけたと役人に言いつけたことが張禧嬪を追い詰めていく。

これでトンイの家を放火した真犯人が張禧嬪の母親である事実が暴かれ、逃げようとする張禧嬪の母親を港でチョンスが捕捉する。捉えられた母親を見て取り乱す張禧嬪。

少論を説得するために張禧嬪が自ら重臣の家へ赴くが「全ては終わった深い夜だ」として門前払い。執事に追い払われたことに屈辱を感じる張禧嬪。

さらに、張禧嬪の女官たちを尋問のために捕えられることになる。正に

「水に落ちた犬は打て」状態

王妃代行?トンイ

世子が病であるという噂に機敏に反応したのはほかならぬトンイ。噂の元はムヨルであり、問い詰めるトンイに対して国のために隠してはならないと判断して流したとうそぶくチャン・ムヨル。

対するトンイは王室と国を守るために世子の地位が揺らいではならないという判断から、噂の元であるムヨルに黙らないと医女を使って世子を揺るがそうとしたことを粛宗に知らせるからとプレッシャーをかける。

さらに、女官を黙らせるよう監察府のチョン尚宮らに指示を出す。

確かに仁顕王妃が亡くなり現在は王妃の座は空位であり、女性は張禧嬪とトンイのツートップ体制。一方は自分の地位を守るだけで精いっぱいの状況であるためトンイが王室の女性側のトップとして踏んばらなければならない。

まあ、トンイがとっても美化されて描かれているけど、これは監督の発するメッセージで上に立つ者は私利私欲ではなく世の中に貢献されることが求められているというものでしょう。

自爆テロを狙う張禧嬪

チャン・ヒジェは張禧嬪を支えようとするが、いかんせん、気合だけで知恵が出てこない。挙句の果てに復讐を唆す始末。一昔前の張禧嬪ならそんな考えは一蹴したはずなのに、追い詰められているのか乗ってしまう。

恨みを晴らさねばならない。自分一人だけが奪われてはならないと。

陽動として世子のいる東宮殿に放火し、宮殿の手だけでは対応できない状況に追い込み民衆を入れるために宮殿を開いた隙に暗殺者も入れてトンイと延礽君を始末する段取り。

延礽君に刃が向けられた時にトンイが飛び込みトンイが切られてしまう。えぇーーーざっくりいっているよ~脇役レベルなら即死として描かれるパターンだけど確かトンイってドラマ前半でもやられていたよね。調べてみるとトンイ 第23回「届かぬ願い」で胸に投槍を受けて重傷になっている。実はトンイは不死身なんではないだろうか・・・。

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