韓流発展協議会主催の「美男〈イケメン〉ですね」人気の秘訣は?-その成功と意味を考える-に参加してきました。
1部 : 『美男<イケメン>ですね』の演出学概論 スピーカー:
(ホン・ソンチャン/ SBS PD)
2部 : 『美男<イケメン>ですね』の成功とその意味
パネリスト: 田代親世(韓流ナビゲーター)
吉村毅(CCC 執行役員 TSUTAYAカンパニー 商品開発部 部長 兼 カルチュア・パブリッシャーズユニットユニットリーダー)
李泰文(イ・テムン/韓流専門コラムニスト)
金泳徳(キム・ヨンドク/韓国コンテンツ振興院 日本事務所 所長)
洪性昶(ホン・ソンチャン/SBS PD)
司会 : 申景浩(シン・キョンホ / 国士舘大学 教授)
まずは1部の「美男〈イケメン〉ですね」のプロデューサの洪性昶(ホン・ソンチャン/ SBS PD)のお話から興味深い点を書いてみます。演出学概論とありますが、「美男〈イケメン〉ですね」制作のビハインドストーリーについてお話しされました。
オフィシャルDVD 美男<イケメン>ですね Special Final Edition 四人四色
はじめに
来日したのは「美男〈イケメン〉ですね」で沖縄ロケ以来。日本での「美男〈イケメン〉ですね」人気については実感がないと謙遜されていました。
企画段階
脚本家とはシリアスではなく少女漫画のような楽しい物語にしたいと方針を話していた。実は「美男〈イケメン〉ですね」の裏番組はKBSの大作「アイリス」であり局の幹部も「気楽に」とか「負け戦」とか口にしている始末。
キャスティングではファン・テギョンは20代前半かつ演技力のある俳優ということでは選択肢は少なくチャン・グンソクが最有力であった。残りの二人はアイドルからということで、同じ事務所であることからイ・ホンギ, チョン・ヨンファが候補に挙がった。
製作会社からの横槍
当初の製作会社であったサイダースはマネジメント会社でもあったため、ファン・テギョン役に自社の若手新人を押し込もうとした。これに関しては演出家としては受け入れられないことで、脚本家も反対した。結局はサイダースが製作会社からおりることになった。
脚本家からの疑問符
脚本家はカン・シヌとジェルミのイメージとして180cmの長身で筋肉があるマッチョを想定していて、イ・ホンギ, チョン・ヨンファには反対であった。なんとか脚本家には納得してもらい、その代わりにイ・ホンギ, チョン・ヨンファには腕立て伏せをやれと命令した(笑)
チャン・グンソクのプロ魂
キャラクターつくりとして、
- ピアノやギターを習いたいと希望
- ヘヤースタイル、メイク、仕草まで研究
- 仕草については口をゆがめるというのはチャン・グンソクのアイデア
プロデューサからチャン・グンソクに対して、A.N.JELLの中では一番年長なので隊長としてみんなを引っ張るようにミッションを授けた。特にイ・ホンギ, チョン・ヨンファは演技は新人なので喝を入れるようにと指示した。
20代の俳優たちの共同作業となるので、下手すると競争心で不仲となったりする。さらに男性3人、女性1人なので微妙な関係となったりもする。しかし、4人はチャン・グンソクのリーダーシップとパク・シネの性格の良さからとても仲の良い4人組となった。
4人が集まると、とにかくうるさいくらいに活気のある現場となった。
明日に続きます。
コメント
初めて此処に来ました。
’美男ですね’が大好きで、このページを一気に読みました。
知らなかった事や楽しい内容で、とてもうれしいです。
有難うございました。
喜んでいただけて嬉しく思います。今後ともよろしくお願いします。