「美男〈イケメン〉ですね」人気の秘訣は?演出学概論編 その3

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ちょっと時間が空いてしまいましたが、韓国文化院で開催された「美男〈イケメン〉ですね」人気の秘訣は?のホン・ソンチャン氏の講演の続きです。

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ドラマの内容

当初はコミカルなシーンが多かったのだけどファンからの意見により修正していったとのこと。
→韓国ドラマにありがちなパターンですが、これが強みでもあると私は思う。

たとえば(第三話でコ・ミナムが親からもらった指輪をテギョンに預けるとホテルの噴水に捨てる真似をするシーンだと思うのだけど)ホテルでのテギョンのジョギングのシーンは最初はエレベータの中でテギョンがミナムの前で立小便をするシーンだった!

しかも、チャン・グンソクは男ならだれでも理解できるおしっこをした後に必ずしてしまう仕草もつけて演技してくれたそうな。

ホン・ソンチャン氏にとっては会心の演出だったのだけど視聴者から嫌がられるということで泣く泣くお蔵入りとなってしまった。

過酷だけど活気のある現場

韓国のドラマの撮影は生放送感覚。なので、海外ロケというのはスケジュール的に無理があるのだけど沖縄ロケをやった。チャン・グンソクは主人公で登場シーンが多く一番きついので沖縄ロケは乗り気ではなかった。

チャン・グンソクは明け方の2時に到着して、4時から撮影に入った。それでも、A.N.JELLのサイン会のシーンなどは本当に楽しんでやっていた。

若手のキャストは集まると互いにふざけていて煩かったがカメラが回ると集中力を発揮してくれた。チャン・グンソクとパク・シネは子役から演技しているので、チョン・ヨンファとイ・ホンギの刺激になった。パク・シネはヨンファのサポートをやっていた。

イ・ホンギは女性に対してはうぶで奥手のようで、最初はパク・シネに対してよそよそしかったのだけどヨンファが親しくしているのを見てライバル心を燃やして仲良くなった。これらの4人がそろうと現場には活気があふれた。

イ・ホンギは一番カットされたシーンが多くすまなく思っている。

撮影を振り返って

視聴率は思うようにならなかったけど、局の幹部からは次は視聴率のとれるドラマを撮ろうといわれたり、海外にはうまくセールできたので半分は成功したと言われている。

5話か6話でジェルミがホースを銃に見立ててミナムに水をかけるシーンがあって、脚本家はアイリスのイ・ビョンフォンよりも格好よく撮ってねと言われたが、イ・ホンギの腕の筋肉が足らなかった・・・。

回を重ねるごとに撮影場所に若い人たちが訪れるようになった。(徐々に人気が出てきたということを言いたかったのでしょう)

撮影が終わってもA.N.JELLのみんなとはいい関係が続いていて連絡を取り合っている。ヒットすると若手は天狗になりやすいのだけど彼らは純粋で天狗にならなくていい。

イ・ホンギとチョン・ヨンファには俳優活動も続けて欲しいと思っている。

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