予定調和的な終わり方でしたが、イ・ビョンフン監督が伝えたいメッセージがしっかりと込められた最終回でしたね。イ・ビョンフン監督は他の作品でも同様なメッセージを繰り返し伝えてきていましたがトンイでも「尊い志を抱く」ことにより尊い人になれるというもの。日本においては政治家に持って欲しいのだけど・・・。
物語は延礽君と仁元(イヌォン)王妃を気遣ってトンイが宮殿を去るところから。ポン尚宮のボヤキの宮殿で何不自由なく暮らせるのにという言葉はいかにも大多数を代表した言葉。当たり障りのないポン尚宮ならではの言葉。
梨峴宮(イヒョングン)に住まいを移したトンイは駆け込み寺のような活動を行う。支援者としては武官を辞めて賎民に武術を指導して武官になれるようにしている毎日を過ごしているヨンギ、監察府の女官たち、チョンス、シム・ウンテク—さらに最終兵器としての粛宗—らが控えていた。いやーーーこんなことされたら正規の役所は嫌だろうね。例え不正をやっていなくても頭ごなしに物事を調査して突きつけられてしまうことに耐えられないでしょう。まあ、牽制役としては最適なのでそういうことでは意味がある活動なんでしょうね。
そんな、梨峴宮(イヒョングン)に無実の父親が捕らえられてしまった女の子が駆け込んでくる。調べると奴婢たちから倍の税金を徴収して両班と山分けしている役人の不正が浮かび上がってくる。非公式な捜査に粛宗を巻き込むわけには行かないと伝えていなかったのに、俺にも一口乗らせろと押しかけてくる粛宗。
トンイと一緒に行動していると怪しい人物を発見して、逃げ込んだ建物に証拠隠滅される前に踏み込まなくてはと粛宗にまたまた馬になってと要求するトンイ。相変わらず力が無いですねと言うトンイに以前より重くなったのではと返す粛宗。輪廻は巡るよと思っていたら英祖が即位してトンイの墓参りしにきていたトーンでチョンスがトンイの少女時代に似た子供と出会う。そこで、チョンスは尊い志を持てば尊い人になれるとトンイのことを思い出しながら伝える。
そうやって、志を代々伝えていく。
ただねえ、英祖は息子である思悼世子(サドセジャ)を米櫃に閉じ込めるという処罰をして殺してしまうということをこの後やっているんだよね・・・。トンイの教えはどこへやったのと問い詰めたいが頭の良い英祖ですからきっと鮮やかな切り返しをしてくるんでしょうね。
1年以上続いたトンイがとうとう終わってしまいました。なんだか、寂しいですが後番組も「王女の男」ということで面白そうなので期待しましょう。


コメント
最終回までレポートお疲れさまでした。
最終回前の特番を録画し損ねまして、もったいないことをしました…。
最初はどんな展開になるかと思いましたけど、何のかんのと最後まで見てしまう韓国ドラマ、恐るべしです!?
あのかわいいヨニングムが息子を死なせてしまうなんて…世の無情さを感じてしまいます。
次のドラマも盛り上がると良いですね。
Sayopeeさん、コメントありがとうございました!
特番は3人のガールズトークがなかなか面白くて、ほんわかあったかくなる感じでよかったです。きっと、再放送があるのではないでしょうか。
次のドラマは若干毛色が違うかなと思いつつ期待しています。