駐日韓国大使館 韓国文化院さんの主催の韓国映画上映会で悲夢(原題: 비몽)を観てきました。
■ 監督 :キム・ギドク
■ 主演 :イ・ナヨン、オダギリジョー
■ 製作年(上映時間): 2008年(95分)
ということで、オダギリジョーが主演しています。韓国語で演技するのかと思ったら、オダギリジョーは日本語でセリフをしゃべり相手の韓国の俳優さんはちゃんと理解しつつ韓国語で受け応えするという一風変わった映画でした。変わっていると言えばオダギリジョーの変顔が拝めました。いやーーー、こんな演技も飄々とこなすんですね。物語は韓国文化院さんのサイト記載のあらすじを引用すると
ある夜、別れた恋人を追って車を運転していたジン(オダギリジョー)は、追突事故を起こす。しかし、恋人を見失わないよう再び車を走らせたところに酔った男が飛び出してきて―そこで彼は目覚める。落ち着かないジンは、救急車のサイレンに誘われるように車を走らせ…
オダギリジョーが演じるジンが夢を見るとヒロインのイ・ナヨン演じるランが夢遊病となってジンの夢の出来事をその通り行動してしまうというもの。ジンが夢を見るのは別れられてしまったが、まだ想いはたっぷとり残っている恋人のことを夢見る。その夢で行動してしまうランはやはり別れた恋人に会うのだけど、その男は振った男で会うのは嫌な男。ジンの夢に同期して動くランだが相手への想いは正反対。
ランはジンに眠るなと無茶を言うがそんな訳にもいかず寝てしまうとランが正気に戻ると嫌なことばかりを夢遊状態でしてしまう。お互いが交互に寝ればとか手錠をかけて寝ればとか工夫はするけど夢に翻弄されていく二人はいつしか惹かれあう・・・。
オダギリジョー演じるジンが寝ないようにするためにすさまじい努力をするのだけど、まずは目を閉じないためにテープを貼り付けるというもの。これがすごい笑える変顔になっている。ここまでは笑えるのだけど刃物で指を切ったり、針で頭を突いたり挙句の果てには足の甲にトンカチを振り下ろしたり、膝を刃物でざっくりと切ったりして寝ないようにするのがエスカレートして気持ち悪い。もうやめてという感じになった。
ランのために寝ないようにする努力が愛の形という訳なんだろうか。ランの自宅を外から鍵をかけてしまえばかなり問題は解決すると思うのだけど・・・ダメ?
この映画はちょっと・・・ですね。私には無理でした。ところで、イ・ナヨンさんって、この映画の髪型にすると柴崎コウに似ていると思いませんか?


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