実録! 朝鮮王朝物語 「王女の男」編 を読書中です。監修している康熙奉さんによると、
「王女の男」は韓国時代劇の制作レベルをグッと引き上げたと思われる。
とべた褒めです。「王女の男」を第6回まで見た私の感想とは違う・・・これからよくなっていくのかな?
王女の男の背景となっている「癸酉靖難(きゆうせいなん、ケユジョンナン)」は韓国ではみんな知っている歴史上の大事件のようですね。おそらく、「王女の男」を見ていた韓国の人たちは共通認識として「癸酉靖難(きゆうせいなん、ケユジョンナン)」の知識があるのでしょうね。その「癸酉靖難(きゆうせいなん、ケユジョンナン)」の知識を前提としてドラマが作られているのかな~と思っています。だから、「癸酉靖難(きゆうせいなん、ケユジョンナン)」の知識の無い日本人が「王女の男」を楽しむには実録! 朝鮮王朝物語 「王女の男」編 が必要なんでしょう。
本書によると首陽大君は文武両道に秀でた人物で対する文宗は学問ばかりというお人。そして、首陽大君は野心満々の人物で常に自分が優れているということを周囲に示し続ける人物。例えば、寒い冬に狩に出るときも薄着に徹し、わざと動きが鈍い馬に乗り、馬が踏み外したときにすらりと飛び降りる場面を演出しようとしたとのこと。野心があり、長男よりも次男の自分の方が優れているという想いが、そんな自己演出を常にするようになっているのでしょうね。こういう人は現代ならやり手の経営者になっていそうですね。
首陽大君が不幸だったのは次男にうまれたことでしょうね。
また、寝返るシン・スクチュですが、首陽大君が明への使節団に志願した際にシン・スクチュも同じ使節団にいたことから知り合い、そして首陽大君に取り込まれた模様。
本書のレビューは継続します。


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