ザ・ホスピタル　第9話「孤独な闘い」

今回のザ・ホスピタルは「さらなるホスピタル八分」

院長の受賞講演は皮肉の極まり。あの場でKYイーホアが挙手をして、真にお説ごもっともです。ならば、リアルに体現するために手術を待っている私の患者たちに助手をつけようともしないタン部長に代わり院長が助手としてお手伝いいただけないか？なんてことを言い出さないかとはらはらしながら見ていたけど、さすがにイーホアもそこまではしなかった。

今回は見ていて辛くなる回でした。イーホアじゃないけど患者の生命がかかっているのに、はむかった外科医をつぶすために助手をまわさないという仕打ちまでするかな？私なら患者をとりあげて、何もさせないということをするけどな。イーホアにとっての最大の罰は患者を診させないこと。そして、病院では弱い立場とみられがちだけど一番強い立場になれるジョーカは患者。その、患者をテコにさせないためにもイーホアと患者を隔離するけどな。そうなるとドラマにならないからね。

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孤独なイーホア

あれだけ、わかりやすく村八分にするかな。周りから人がいなくなるなんて。でも、そんな部長からレッドカードを貼り付けられている（F4じゃん）。回診に同行するとイーホアに一人味方するウェンリー。目茶苦茶いい子じゃないの！グァン・シンなんて、目じゃないねと思ってしまう。

さらにイーホアには密かな味方が姿を現す。外科医チェン・クァンだ。今までメールで、さりげなく忠告をしてくれていた友だ。身を守る必要があるから助手をしてあげるというところまでは、今のところないようなんだけど。うーん、インパクトに欠けるな。メールにしてもそんなに助けになっているとは思えないし。自己満足でしかない、腰のひけたやりかた。

グァン・シンの孤独

グァン・シンも大人げない攻撃を麻酔科の部長からうけている。レポートやら申請書やらを突き返すという姑息な手段で。しかしなー突き返すにしてもグァン・シンのことが信用できないからと言うのはロジックとしては弱いぞ。とことん、理屈で戦われると不利になるのは部長だと思うぞ。

そんな、グァン・シンに病理解剖を家族から持ち出させるようにしたらと忠告する副部長。おかえしに、グァン・シンはシンピンを大事にとアドバイス。この二人いい雰囲気。

そんな、グァン・シンを巡ってはやーさんが姉のしたことをうらんで、仕返しが炸裂。学部長には赤いペンキ、グァン・シンにはウィルスメールと嫌がらせの小包となかなか凝ったことやってくれています。学部長にはもっと炸裂してくれればいい。いっそのこと、やーさんの恨みが学部長に向くように誘導してしまえばと思ってしまう。そうするとグァン・シンは悪女になってしまうけどそれもいいかな。

シンピンの孤独

何と言っても最大の被害者であり悲劇のヒロインはシンピン！総統の娘といううことで、権力闘争のネタにされてしまいまともな治療をしてもらえないというう逆説的かつシュールな状況は可哀想を通り越して喜劇になっている。

あんなに気遣ういい子だからこそ、そこに付けこまれてタン部長にスルーされてしまう。もっと我がままな子だったら問題はすぐにエスカレーションして総統も気づくのだろうけど。

さて、私はイーホアの窮状を救うのはシンピンをはじめとした患者たちという予想を立てていますがどうでしょう？