「宮廷女官 チャングムの誓い」(舞台版)

日生劇場で公演中2007年12月3日(月)~2007年12月26日(水)の「宮廷女官 チャングムの誓い」を本日(12/8)家族三人で観劇してきました。

舞台版のチャングムは「あっ!流れ★だっ!!」orz

いや、チャングム(菊川 怜)で流れ星はないでしょ!! ラストの盛り上げるシーン。チョンホ様(山口 馬木也)と菊川チャングムが舟に乗って明国へ旅立つというシーンでの菊川チャングムのセリフ。どん引きです。まだ、緊急オペですとなって、帝王切開のシーンになるほうがいい(^^ゞ

チャングムのポスター

年配の方が中心で入りとしては8割程度。年配のおやぢも結構入っていました。韓流大好きおばさま方とはややノリが違っていましたので、舞台の好きな方が観に来られていたのかな。

宮廷女官 チャングムの誓い 総集編
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舞台の構成は2幕になっており、約3時間の公演時間となっています。なんと、チビ・チャングム(ダブルキャストとなっている)時代から始めて、王様との三角関係を経て二人とも追放でエンディングという、ほぼ、オリジナルの54話を3時間に凝縮するという壮挙?!を行っている。

第一幕 チャングム女官編

野いちごの登場しないミョンイ(波乃 久里子 ハン尚宮との二役)の死から、チャングムはあっさりとカン・ドック夫妻に幼女として引き取られる。そして、女官試験のあの小麦粉盗難事件が発生。お針子ではなくヨンノ(石橋 奈美)がチャングムの小麦粉を盗む設定となっている。リカバリー策としてスンチェ、夕顔を小麦粉の代替として使うシーンと皇太后(小泉まちこ)が助け舟を出すシーンは一緒。

そして、試験に合格して女官となり里帰りするチャングム。チャングムを迎えたカン・ドック夫妻(佐藤 輝、角替 和枝)。そこへ怪しいお客が現れて酒を飲んで去っていく。これがお忍びで宮中の外へ出た中宗(外山 誠二)で、チャングムとのファーストコンタクトという次第。私は誰だろうこのおっさんは??状態で最後まで気づきませんでした。

チャングムは宮中に帰る途中で、チェ・パンスル(園岡新太郎)の命を受けた刺客に襲われる。そこへチョンホが現れてチャングムを救う・・・・。

だめだろう!!オリジナルではチャングムがチョンホの命の恩人になっていたのに逆にしてしまったら、チャングムはチョンホに従う人になってしまう。自立している(単に空気読めないだけとも言えるが)女としてのチャングムというキャラが消えた瞬間だ。へぼい。

そして、ハン尚宮とチェ尚宮の競い合いに突入するのだが、準備段階でハン尚宮はミョンイと一緒に作った「柿酢」???柿でございます+甘酢ですかい?!しかも、ハン尚宮とチャングムは「柿酢」を埋めた場所であっさりと出会いチャングムはミョンイの子供だったことがわかってしまう。うーーん、日本人が演出するとひっぱらないんですね!!

しかし、競い合いにはならない、なんとなれば硫黄アヒル事件がその前に勃発して、ハン尚宮とその硫黄アヒルを育てていたチャングムはお縄を頂戴する。済州島へ流刑となり、途中でハン尚宮は死亡。菊川と言えどもハン尚宮をおぶってのあの会話をするということはできず休憩中に会話しつつお亡くなりになるというシーンになっていました。

第二幕 チャングム医女編

チャングムは済州島でチョンホと出会い、チョンホの「あなたの笑顔が素敵!!」という一言で、チャンドク(南かりん)さんに医女としての特訓を受ける決意を固める。そうして月日は流れたのかな・・・速攻でチェ女官長に鍼で暗殺治療しに宮中へ戻っている。済州島にいたのはわずか数分であった。

中宗の原因不明の病気の原因を探るためにチャングムは中宗の医療日誌を盗み見ようと書庫に忍び込んでお縄となる。しかし、必死に訴えて必ず中宗の治療をすることを条件に読むことを許可される。原因は毎日飲む牛乳にヒ素が混入していることにあったことを突き止めて治療に成功するチャングム。

チェ女官長(多岐川裕美)とクミョン(貴城 けい)最高尚宮は逆にヒ素が混入している牛乳に気づかないのはどういう訳?という突っ込みを受ける。が、しかし、運よく疫病が発生したとの知らせが入り、咄嗟にクミョンは治療に実績のある最高の医女を派遣すべしと訴えてチャングムを疫病の村へ送り込むことに成功。ただ、計算違いは恋慕っているチョンホも一緒に派遣されたこと。

チェ一派の陰謀により、チャングムはあやうく疫病の村とも焼かれてしまうところであったが、チョンホに救われる。疫病の原因が食中毒にあると見抜いたチャングムは疫病をも解決して宮中に戻ったのだ。

このあたりの話の運びはスムースに流れていて良かった。これが全編に一貫していれば良かったのだが。

立場が危うくなったチェ女官長とクミョン。クミョンには更なる悲劇が。チャングムを殺そうとして誤ってクミョンが刃を受けてしまう。ここでチョンホがいてクミョンを看取ることになる。

そして、チェ女官長はミョンイの墓へ行き仕方がなかったと嘯く。このあたり怪談になってしまっている・・・。そして、崖から転落して死亡。

結構、クミョンとチェ女官長の死では見せ場を作っていました。

そして、中宗、チョンホ、チャングムの三角関係。ここで、あの女官試験に合格して里帰りしたときにあやしい客として現れた中宗のエピソードが伏線として使われる。あのときに見初めたんだって!!

チョンホに真剣勝負を持ちかける中宗。チョンホは中宗の腕を傷付けてしまい反逆罪に問われてしまう。そこで大岡裁きをする中宗。二人を明国へ流刑とすることにより一緒にさせるという心使いをする中宗。

ラストで中宗が用意した舟に乗るチョンホと菊川チャングム。夜なので星がまたたく、そこへ流れ星が流れる。

「あっ! 流れ星!!」

いや、チャングムはそんな三流トレンディードラマのような浮いたセリフは言わないって。このセリフで79%の客は引いてしまったね。

結論

プログラムの説明によると脚本を書いた今井豊茂氏はチャングム好きのオタク。演出を担当した西川信廣はチャングムを見たことがない。

つまり、チャングム好きとチャングム知らない組み合わせの最悪の結果が出てしまった舞台。オタクはあのエピソード、このエピソード外せないよねとなんでもかんでも入れたがり、チャングム知らない演出家はありきたりの恋愛物として片付けてしまった結果がこれ。何のメッセージもない舞台となっている。観客の拍手の少なさがそれを物語っている。

カン・ドック夫妻の掛け合いは良かったですよ。

コメント

  1. あっかんべぇ より:

    『宮廷女官 チャングムの誓い』 日生劇場

     日生劇場で松竹製作の舞台『宮廷女官 チャングムの誓い』を観て来ました。  テレビドラマで50話以上の話を3時間に圧縮するわけですから、ものすご~く省略されていました。それでも演技力(?!)と豪華舞台装置ときらびやかな衣装、それに効果的なBGMで、よく出来たエンターテイメントに仕上がっていました。  私たちの席は前から2列めで、かなり舞台に近く、俳優さん女優さんの生声が届いていました。そのかわりマイクを通した音は全然聞こえて来ませんでした。スピーカの配置など音響効果がうまく調節されていたのでしょう。ナマ声しか聞こえて来ないので、役者の発声の良し悪しがよくわかりました。  主役チャングムの菊川怜は、それなりに通る声が出ていました。  今日の舞台で一番よく声がよく通ると感心した女優さんは、チョン最高尚官を演じた前田美波里です。聞き易くキリッとした声でした。ドラマのチョン最高尚官のイメージと較べると若すぎる感はありますが。  悪役、チェ尚官は多岐川裕美が演じました。ドラマに近い雰囲気が出ていたと思います。  ハン尚官は波野久里子。ドラマのハン尚官とは少しイメージが違いますが、舞台慣れしている演技は、存在感があり、リアリティを出していました。  ミン・ジョンホは山口馬木也という方。ドラマよりも雄々しい風貌が、なんか違う感じでした。私の中では、ミン・ジョンホは、もっと「やさ男」のイメージなのですが。  舞台はチャングムが矢に射抜かれ血を流している母と一緒に、悪者から逃げているところから始まりまする。このときのチャングムは子役です。まもなく、母親は死んでしまいます。テレビドラマでは、チャングムがひとり母親の最期を看取るのですが、舞台では母親が死ぬと間もなくカン・ドックがやってきて幼いチャングムを連れて行ってしまいます。やがてチャングムは宮廷に使えるようになり、スラッカンの仲間と打ち解けられずに、ひとり大根を洗っています。そして、ハン尚官の名前を呼びながら幼いチャングムが舞台奥に消えると、入れ替わりにハン尚官の名を呼びながら菊川怜演じるチャングムが舞台奥から現れて来ます。そして、舞台に垂れ幕がおり、垂れ幕に「宮廷女官チャングムの誓い」のタイトルが映し出されてプロローグが終わります。  ハン尚官とチャングムが、お互いが相手を、母の親友であると、親友の娘であると、分かったときのシーン

  2. てるてる より:

    :wink:おお、舞台を御覧になったんですね。どうだったのか、気になっていました。
    うむ、ちと残念な作り方だったようですね。テレビの方は、いよいよ、あと、三回。さびしいです。
    舞台もまた、誰かが、懲りずに、もっとおもしろいものを作ってほしいなあ。
    ほんとうに好きなドラマですから。

  3. stanaka より:

    こんにちは、てるてるさん。
    舞台は残念でした。
    段々とチャングム関連のイベントもなくなっていくのかなーと思うと寂しいものがありますね。

  4. 夜明けのあんどん より:

    確かに日生チャングム版と韓国版の違いは恐ろしくありましたが、ベテラン脇役陣に支えられて良かったと思います。DVDでチェックしたいので松竹さんが出してくださらないかな~と楽しみにしています。早く出して下さい。

  5. stanaka より:

    夜明けのあんどんさん、こんばんは。
    やはり感じ方、評価は人それぞれですね。
    舞台のものもDVDで出ることあるんですね。C席でかなり遠かったので表情が見れるDVDだと感じ方も違ってくるかな?

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