地球の歩き方 バリ島 2008~2009を読むとバリ島の両替屋で両替するときは細心の注意を払わないと大きく損をしてしまうようなことが恐ろしげに書いてある。
これを読んで最初にバリ島で両替するときは地球の歩き方が推奨している両替屋で行おうと、うろうろと歩きました。
クタのベモ・コーナの近くにある両替所。ただ、地図との位置関係がおかしいような気がして行ったり来たりしたけどここしかなかったので両替をする。レートは1円=82ルピア。
女性が相手してくれて、10万ルピア札と端数のお札で交換してくれて特に問題なし。
それで、2日間ほど持ったのだけど手持ちのルピアがなくなってしまったので再度両替することに。もう一度行くのは面倒だなと思いつつクタの街中をぶらぶらしているととんでもない好レートを謳っている看板が目に飛び込んでくる。確か、1円=88.5ルピアだった。その時に私の頭をよぎったのは地球の歩き方に書いていた恐ろしげな以下のこと。
- 電卓に細工されている
- 渡す額をごまかされる
- コミッションを要求される
- みやげ物屋が兼業する両替所にはまともなマネーチェンジは期待するな
さらに、Webで見かけたこのような注意事項も
- わざと小額札で両替して数をごまかす
- 一桁違う札をまぜる
両替所は左の写真のような各国通貨の両替レートを書いた看板が出ていて、声をかけると奥まったところへ連れて行かれました。相手してくれたのは若いお兄ちゃん。3万円を両替すると依頼。そうすると電卓を叩いて、2,655,000ルピアと表示されたのを差し出します。こちらも昔習ったそろばんの技術を駆使して暗算して合っていることを確認。うなずくと、20,000ルピア札を出してくるではないですか! キタ━(゚∀゚)━!!!!!
5枚ずつの山を作っていきます。26個の山に端数が出来るわけです。お兄ちゃんが山を作っていく端から一山が全て20,000ルピアであり5枚であることを確認。全ての山を確認したら、山の数を確認して26個あることを確認。最後に端数を確認して終了。ここまでたどり着くのに、最初のことで頭がパニックになりながらだったので、3回も数えなおしました。お兄ちゃんは忍耐強く待ってくれ、さらに3万円も同じテーブルにおいてくれていました。円とルピア札を交換するととても金持ちになったかのような気持ちになれます。お兄ちゃんと握手して別れます。
これに味をしめて少々怪しげでもレート良ければ両替しました。レートの良いところはほぼ全て20,000ルピア札で両替。まっとうな感じの両替所では10万ルピア札で両替してくれました。怪しげ系では表に出している看板のレートと電卓に打ち込んだレートが食い違っていたところがありました。(もちろん電卓の方が低レート)看板と違うとアピールしたら、わざわざ看板を見て電卓を打ち直していました。そんなのあり?
相手の電卓を信用せず、自分の電卓もしくは暗算で検算を行い、お札をきちんと自分で数えることをするという自己防衛すれば妙なことはならないと感じました。ただし、手品みたいにお札を抜き取るというのは手元を見ていたのでないとは思いますが、こればっかりは自信なし。(両替したらすぐに使っていくので、どこかで落ち着いて数えなおすというのはしませんでした。)そして、どこもコミッションは要求しませんでした。クレジットカードのレートは1円=82ルピア弱だったので、現地で両替して支払ったほうがかなり有利だったかな・・・と思っている次第。
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