税関で凍りついた日

「なぜ、申告しなかったのかを英語で説明しなさい!」

ケアンズ空港内DFS一緒の飛行機でやってきた他の乗客はほとんどいなくなっている。残っているのは私たち家族と向かいで、どういうわけか「おでんの素」を2パック出されてしまっている女性グループと多種類の薬を説明させられている女性くらいだ。私たちはケアンズ空港の税関女性職員に冒頭のように詰問されていた。

「I don’t know」とうちの奥さんが口走ると、「I don’t know!?」と女性職員はわからないなんて言わせないわよという勢いで攻めてくる。

ここは親父の威厳を示さないとと必死で言い訳を考えるがいかんせん英作文が高校生から苦手だったのがたたり何も浮かんでこない。

ピーーーンチ

検疫探知犬クレオとキャンディー―空港で働く名コンビ
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検疫探知犬クレオとキャンディー―空港で働く名コンビ
池田 まき子
ハート出版
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ケアンズ空港の出口にて今回のピンチは私の準備不測が第一の要因。旅のお膳立てを義理の弟と姉がやってくれていたので、いつもは旅行前に色々と情報収集して万全な態勢で臨むところが今回は購入した地球の歩き方もろくに読まずに飛行機に乗ってしまった。

第二は薄暗い飛行機の中で読みにくい入国カードを適当に全てNoにすればいいよね的にチェックを付けてしまったことだ。

ケアンズ空港に到着してパスポートコントロールは何事もなく通り抜け、荷物を受け取り税関へ向かう途中にX線検査があったのがへんだなーーーと思ったのが今回の危機の予兆だった。実はこのX線検査の目的はオーストラリアを汚染する危険性のある物(=食品、植物など)を持ち込ませないための検査だったのだ。こんなことは地球の歩き方にちゃんと書いてあったが、全くスルーしてしまっていた。さらに入国カードのNo.6と7にちゃんと持ち込もうとしているかどうかをたずねていたのだけど、これまた全くスルーしていた。

実は旅行のグループにお年寄りが多いことと娘が好き嫌いが多いので、大量に日本の食品を持ち込んでいた。また、夜はみんなでゲームを楽しみたい娘は木製のジェンガを持ち込んでいた。

職員は鞄から現れたカップめん、ごはん、ジェンガ(中のパーツは全て外にばらまかれてしまっている)を指差し、さらに入国カードのNo.6と7を示してなぜ持ち込んでいないと申告しているのかと詰問しているのだ。

「なぜ、申告しなかったのかを英語で説明しなさい!」

うーむ、どう答えようか・・・・

  1. 他国ではそんな取調べはなかったので、面倒なので持ち込みなしとした。
  2. フツー、全てなしとかNOにチェックするものでしょう?ちゃう?
  3. まあ、ねーちゃん、そんなうるさいこと言わんと堪忍してーや。

なんて、アホな回答が浮かぶが、どの回答も激怒するだろうな。結局は、

入国カードの質問のNo6と7が質問している対象がこれらの食品やゲームに該当するとは思わなかったから。

という回答をつたない英語でする。そうすると、一枚の紙を渡される。それには今回は警告に留めるが次回はアウトよという趣旨の文書だ。アウトになった場合は罰金になると書いてある。

ジェンガを箱に収めようとする娘を男性職員が手伝ってくれる。食品のうち卵が含まれているものは没収。マヨネーズがついている一平ちゃんの焼きそばと緑のたぬきがアウト。

教訓としては、ちゃんと真面目に申告しましょうということ。シンプルな教訓でした。

別に関西からやってきた義理の両親、姉弟のチームも梅干やらごはんやらを大量に持ち込んでいたがたいしたお咎めもなくすり抜けたそうです。人による模様。とはいえ、入国する国の意思は尊重しなくてはいけないのでズルはやめよう。

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