今回のチャングムは「青春ドラマ"チャングムの誓い"」
校長先生のお気に入りで、周りの空気を読めない天才少女。しかし、クラスメートは校長先生や教頭に媚売ってお気に入りになっているだけの嫌な奴と思われている。そんな天才少女が恵まれない子供にも校長先生や教頭と同じ努力をするということがわかって、「なんだ、こいつ、いい奴じゃん」「一緒に勉強しよう」なんて展開になって、
夕日に向かって走ろう
みたいになったドラマでした。政治的な野心をたくさん持つ皇后までもが一人の母となって取り乱し、そして、チャングムにすがり改心してみせるという青春ドラマのテイストを一杯もった仕上がりとなっていました。
別の見方もあるわけで、チャングムが認められるには天然痘への感染リスクをおかし、かつ、明らかに見返りの期待できない人たちに多大な努力をして見せなければ同僚はチャングムを認めなかったということ。
あんたら、そこまで要求するんかい!!と突っ込みを入れたい。
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毒餃子と重なるシーン
チャンドクさんは済州島で病気になるのを予防するために塩を含まない水を得る設備をクマンと一緒に作っていました。その教訓からチャングムも天然痘に対して考えられる予防手段–しかも、庶民でも実施できる安価な方法をみんなに広めようとします。
カンドックの奥さんが庶民を代表して、「これがあれば二人の子供を亡くすことはなかった」としみしみと語っているのが切ない。チャンドクさんもさすがに言葉をつまらせていました。
今、日本を騒がせている毒餃子ですが、構図は同じだと思います。製造者ばかりを責める論調が大半ですが、製造段階での安全策は重要だけど、何かあったときに初動をうまくできていたのか?という観点が掘り下げられていない。たとえば食品テロなんてやられる可能性はあるわけでいかに被害の拡大を最小限でとどめられる体制になっているかが重要なのに日本サイドは何も手を打てていなかった。チャングムのドラマの庶民と同じレベルの予防策しかとられていない現代日本というのが浮かんでくる。
今後も食品テロを含めてあると思って、流通段階と何かあったときの体制・仕組みを整備して欲しいのだが。
チャングムの想い
チャングムは第1話で出てくる老師の言葉のとおり"多くの人を救う人"ということから、名誉も地位も不要でただ単に多くの人を治療したいという気持ちだけ。なので、天然痘に感染する危険なんて怖くない、むしろ治療ができなくなることが怖いというところでしょう。
チャングムがそういう志ならどうして、治療に専念できる環境を整えて欲しいという方向へ中宗含めて巻き込んでいかないのかな???
宮廷女官チャングムの誓い 第51話「医術の心」の他のレビューは以下をご覧ください。
コメント
stanakaさんこんにちは:)予防法を皆に広めるシーンは印象的でした。科学というものがなかった時代!紙で予防法を書き、音楽使って人を集め、天然痘の予防をするにはどうすれば良いかを伝えるシーンはチャングムさすがだな~~と感心しました。ただあの音楽と踊りは私ちょっと引いちゃいましたけど・・・:ase:
こういうところが歴史に名を刻まれるゆえんなんでしょうね♪
珍しくイクピルさん&ウンベクさんは何もしないでチャングムに全て頼っていた感じがします。つうか前々からそうだったのかな(笑)
とん子さん、こんばんは
イクピルさんがチャングムを見に行った時に何も声をかけずにでてきたのはあれあれと思ってしまったのを覚えています。今回も思いましたが。
何を思ったのでしょうね。
あまりにも神々しく声をかけれなかったというところかな。
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