今回の神のクイズ、ケース08「最後のプレゼント」は切ないエピソードでしたね。変化球でやってきたなと言う感じでした。
劇場でコメディー映画を見ながら死んでしまった女子大生のシウン。直接の死因は心筋梗塞。原因不明の突然死(SUDEP)。
彼女は映画を恋人と見るはずだったのが恋人は遅れてしまい映画の上映中には間に合わなかった。
調べていくとシウンは叔父が医者でそこへ通院していた。自閉症ということなのだが、不可解なことに
- 抗うつ剤といった薬が処方されてない。
- 叔父は胸部外科が専門。
学校のクラスメイトに聞いても普段から笑顔を見せない子で感情の乏しい子だと言われていて人気はそれほどない。その中で一度だけ携帯を見て微笑んだことがあると証言するクラスメイトがいた。
どうやら、映画館でデートするはずだった相手からのメールのよう。この相手に会いに行くと意外な事実が飛び出す。なんと、シウンの母親からビンタを食らって別れるように強く言われたとのこと。理由には心当たりなし。
ジヌの心停止
コ・ユンジョンがジヌのことを心配して食べ物など持ってきて世話をするが突然首をかきむしり倒れてしまうジヌ。なんと!心停止状態。驚いたコ・ユンジョン蘇生術を施すものの危ないと判断した彼女は応援を呼ぼうとするがそこでジヌが息を吹き返す・・・。
一体、どんな病気なんだろう・・・。さらに、ジヌの部屋にあった隠しカメラに付着していた指紋はNSOKのシン・ヨンフンと判明する。しかし、シン・ヨンフンは車を運転中に苦しみだし事故死してしまうのだ。
悲しきRAS患者
ジヌは心停止があった直後にシウンの死因はRASのためだと断言する。RASは大きな感情の起伏—笑ったり、悲しんだり—があると脳に血流が行かなくなり死んでしまうことがあるという病気。
だから、
- コメディー映画を観て笑ってしまって死んでしまった。
- 恋をすれば喜びや悲しみが頻度高く訪れてしまう。それを心配してシウンの母親は二人の仲を裂くような行動をした。
- シウンが小さい時から感情をコントロールするように母親から教育されていたので感情の乏しい女性になってしまった。
- 保険がきかないので叔父である医者の所へ通院していた。
人間としての喜怒哀楽を表に出せないことや、恋をできないというのはとても悲しいこと。でも、シウンも一人の女性。好きな男性が現れたら親から反対されても隠れて逢瀬を楽しむようになってしまう。それを見て見ぬふりをする母親。それが最後のプレゼントだと言う母親の言葉が切ない。
今回は事件性はなく、難病を患ってしまった患者とその家族の苦しみを描いたドラマとなっていました。事件がない代わりにジヌの病気のことや謎の監視などがいくつか進展しています。
そして、最後にこれから殺人する予定なので自首してきたという変な男が出てきて終わり。いやーーー、気になりますね。
コメント