イ・サン 第66回「絶望の涙」

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今回のイ・サンは「野心と忠誠心は別」

今回は全編ホン・グギョン。見ていて銀河英雄伝説ロイエンタールを思い出してしまいました。主のことを尊敬しながらも自分の野心を制御できなくなり、かつ、流れが謀反へといざなってしまったというのが良く似ています。このあたり歴史上の人物で同様なモデルがあるのでしょうかね。

ホン・グギョンとイ・サン

正体不明の尚宮がスラッカンで毒見をしたということで大騒ぎとなりイ・サンに報告があがります。ここで、イ・サンはこの事件の首謀者が狙ったのは王たる自分なのかと疑問に思う。耆老宴(キロヨン)にイ・サンが出席することは孝懿(ヒョイ)王妃がソンヨンの看病をすることを受けて直前に決まったこと。計画的な暗殺であればイ・サンではなく孝懿(ヒョイ)王妃を狙ったものになることに気づく。

そんな頭の回転の速いイ・サンでありながら、ホン・グギョンが本暗殺計画の首謀者であると部下や本人から伝えられても絶対に納得しなかったのはイ・サンとホン・グギョンが「臣下ではなく、同志」だったから。

牢獄につながれているホン・グギョンを訪ねたイ・サンは「このために私に仕えたのか?こんな姿を見せたくて、あの日、私を訪ねてきたのか?明日は処分を下さねばならない。わかるか、私がそなたを大逆罪でさばかねばならないことを。今からでも違うといってくれ

ホン・グギョンがあれは嘘です。なんて、言ったら速攻で釈放するような勢い。

「そなたがどんな存在だったか。そなたとともにやるべきことが山ほどあった。胸に抱く志をそなたと果たしたかった」

と改革をホン・グギョンとともに進めることが夢だったことを切々と語るイ・サン。政治的にもホン・グギョンをこのような一件で失うことはイ・サンの立場が弱くなってしまう。しかも、ホン・グギョンのように政治的な判断を下して根回しできるブルドーザのような部下は今のイ・サンにはいない。

イ・サン一人で老論派と戦いながら改革を進めていくのは非常に厳しく孤独な戦いとなることがわかっていたので余計に悲痛な気持ちになったのでしょう。

ホン・グギョンとテス

テスはホン・グギョンの最近の孝懿(ヒョイ)王妃の弱みを探っていたことや警護の兵士を重要なポイントから外す指示をしていたことを思い出し疑惑を持ち出す。ホン・グギョン周辺を見張っていたら逃げようとしているチェ尚宮と手引きしている兵士を発見。チェ尚宮は自害したものの兵士は捉えることが出来ホン・グギョンの指令で動いていたことが明確となってしまう。

ホン・グギョンがいなければテスは街の暴れ者、フリーターで終わったかもしれない身の上。そして、イ・サンを守り守り立てていく同志として戦った仲間でもある。それが、ホン・グギョンが首謀者であるということを暴く当事者となってしまうのは複雑な気持ちでしょう。怒りと悔しさと信じたくないという気持ちが入り混じっていたのでは。

そんなテスがパク・タルホから聞いた「計画は中止だ」という伝言を伝えた話。聞くや否やテスは駆けていきました。さぁ~この事実をどのように使うのでしょう。

ホン・グギョンとのテス、イ・サンのそれぞれの相対した時の演技はとても素晴らしいてですね。私は囚人姿となったホン・グギョンにテスが出会い話をするシーンがとてもホロリとされて良かったです。

コメント

  1. 「イ・サン」第66回「絶望の涙」

    一度感想を打ち込んだのに、誤って消してしまいました(-_-;)。覚えている範囲で簡単に書きます。 ちょうど完全版で老論派が一掃される回を放送しているのですが、チョン・フギョムがホン・グギョンに対して権力について説くシーンがありました。権力は手放さないと答えたホ..

  2. Sayop より:

    こんにちは。TBしましたのでよろしくお願いします。
    世孫の悔しさもそうですが、テスも他の武官もそうなんですよね…ホントにちょっとした歯車の狂いがこんなにもホン・グギョンの人生を狂わせてしまってと思うと、残念です。
    世孫はこれから一人でどう闘っていくのか、まだまだ目が離せません。

  3. セソン様~ より:

    もとをたどっていくと、チャンテウを重用したことが、ホングギョンの暴走につながっているんですよね。大妃と接点を持つようになったきっかけとしては。
    セソン様とホングギョンの関係を考えると、チャンテウを重用するようになって以降、お互いに腹を割ってじっくりと話していれば・・・、などとドラマなのに妙に考え込んでいます。

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