太陽を抱く月 (下)

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下巻は現在、放送中のドラマ「太陽を抱く月」のこれからの展開にあたる部分になります。つまり、ネタバレ満載となる可能性が多々あります。知りたくない人は読むのを我慢しましょう。

太陽を抱く月 (下)
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第四章 雲の涙の痕

下巻の最初の章となる第四章ではホ・ヨヌの死の真相に迫るフォンの捜査の様子が描かれます。婚礼を上げる娘が受ける儀式であるヨタムクッを世子嬪となるホ・ヨヌも受けたはずなのだが、どうやらその受けた儀式は一般的なヨタムクッではないことがわかってくる。

そして、捜査を担当していたチョ・ギホが何者かに殺されてしまう。

第五章 雨の痕跡

 

ホ・ヨヌが本当に埋葬されたのかと言う疑いを持ったフォンはなんと!ホ・ヨヌの墓を掘り返してしまう。しかも、王自ら掘り返すと言う熱心さ。そして、その結果は棺の中は土だけでからっぽ。

そしても墓暴きをした足でウォル=ホ・ヨヌを間近で見たときにホ・ヨヌを狙った「殺」がチャン氏がホ・ヨヌに描いた魔除けによりフォンへ向かってしまう。倒れてしまうフォン。そのまま何日間も寝込んでしまうことにより、世継ぎを持たないフォンの代わりに陽明君を担ぎ出そうという勢力が策動を始める。

「殺」を送った仕掛けを取り去り、ホ・ヨヌの介抱でなんとか持ちこたえたフォンはこの状況を利用して一計を案じる。祈恩祭を行うというものだ。

これは士林派を焚きつけて反発させユン・デヒョン一派の譲歩を引き出し宮中に反対勢力を取り入れるというものと、隙をわざと作って反乱勢力を一網打尽にするという罠。このあたりをドラマ「太陽を抱く月」はどのように表現するのだろうか?

第六章 月の影

この章は陽明君とホ・ヨムが主役の章。

陽明君は反乱勢力を集め、さらに功臣録と騙してしっかりと謀反人の名前を書かせるという念の入用。

陽明君はフォンを撃つと見せかけて土壇場でくるりと180度攻守を変えて謀反を起こしたユン・デヒョン一派に攻撃をかけてフォンの勝利を確かなものにする。

そして、さらに陽明君自身もユン・デヒョン一派の刃にかかって死ねる場を作ってしまう。陽明君がフォンのために謀反人たちを罠にかけて一網打尽にしたという功績そのものが、フォンに代わって陽明君を君主に据えようという第二のユン・デヒョンが出てくるのを未然に防いだのだ。

陽明君が武術による場の主役に対して、ホ・ヨムは道理という場で主役を演じた。

世子嬪のホ・ヨヌを殺害するという片棒を担いだミナ王女の夫であるホ・ヨムは自身を死罪にしてくれと王に訴えかける。この自分自身に厳しいホ・ヨムに対して、8年前の事件をうすうす知りながら知らぬふりをしていた重臣たちやホ・ヨムを慕っている儒生たちは何も言えなくなり王が定めた地位剥奪と財産剥奪という処罰に反対の声を上げることはできなかった。さらに、ミナ王女の罪を問う声も封殺される。

つまり。ホ・ヨムはミナ王女と自分の子供を守ることができたのだ。

終章 雪夜

奴婢に落とされたミナ王女がその罪を許されホ・ヨムの元へ帰ることができる。そして、フォンとホ・ヨヌの王子とミナ王女とホ・ヨムの息子ウィは神童とも言える子供に育っていた。

終わりはハッピーエンドですね。

さて、ドラマ「太陽を抱く月」はどんなエンディングを見せてくれるでしょうか。
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