馬医 第46回「父への想(おも)い」

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今回の馬医は階級差別に対するかなりの皮肉が詰まったシーンが満載でした。ただ、イ・ミョンファンが悪役に徹しきれていないというか、実は良心が残っていたんだぞという部分があまり効果的に使われていない気がしました。

ミョンファンへの期待値

比較対象としては「宮廷女官チャングムの誓い」でのチェ尚宮ですが、彼女の最後は劇的で、悪女だったけど見ている者の胸に響くものがありました。

しかし、イ・ミョンファンの悪役ぶりは中途半端でもっさりとした感じしか受けなかったのは残念。もっとクールで冷酷無比な役柄でも良かったのではなかったのかな。それが、最後の瞬間に良心を示すというのなら劇的なシーンになったかなと。

 

階級社会への痛烈な皮肉

チニョンが大妃へ直訴している内容を聞いていると、大妃が階級にこだわって判断しているのが実は大きな間違いだったということを痛烈にメッセージとして伝えている気がしてなりません。大妃に対してそんなことを言ったら、批判していることにならないか! とテレビに突っ込んでいました。

チニョンのことを両班だと思って親しく付き合いをし、自分の命を救おうとしているクァンヒョンが賎民だからと拒絶しているけど身分が逆だったらどうしてたの?あなたの人を見る目は身分という肩書で曇らされていて、人の本質を見ていないのではと批判しているようにしか聞こえませんでした。

驚きの手術

大妃の首を川の字で切開するというのは治腫指南にヒントが書かれていたという根拠が示されています。しかし、大妃の脈がなくなった時の蘇生術で尚宮のしているかんざしで心臓にショックを与えるということは何も伏線がなく、唐突に思いついたように描かれていました。このあたりは伏線が欲しいところですね。

現代医学を描くドラマなら心臓マッサージでしょうか。

さて、次回はミョンファンの身の振り方とチニョンの運命がポイントか。

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