みんぽすさんのご招待で、音楽の聖地ビクタースタジオに入ることが出来ました!あのサザンの桑田さんが録音しているスタジオということで訪問前からテンションが妙に上がってしまいました。
よく、ドラマなんかで音楽の録音しているシーンで登場する機材が目の前に生であると思うとなんだかどきどき。
ミキシング・コンソールの上にちょこんと載っているのが、今回、ご紹介を受けたウッドコーンシリーズ「EX-AR9」で、その左奥に大きな丸いのが見えているのがスタジオに元々据え付けられているスピーカーは
- GENELEC 1035B(450万円)
- GENELEC 1031A(2005 年に生産終了)
- YAMAHA NS-10 Studio (AMCRON DC-300A)
価格は1台分の価格です。念のため。そんな、スピーカーと並べられているウッドコーンシリーズ「EX-AR9」129,800円(税込)・・・。比較するのかよーーーって思いを最初にいだきました。
比較デモ
まずはマイクを変えての音の比較。こんなに変わるのかと思うばかり。音の変化がわからないような機材ではスタジオには使えない。今回のウッドコーンシリーズ「EX-AR9」はスタジオの機材と同様に音の変化を表現してくれていました。驚いたのはスタジオの機材で最初に再生して、次にウッドコーンシリーズ「EX-AR9」で再生したのですが、全く、見劣りじゃない聞き劣りしない音を奏でたことに驚きました。価格にして一桁以上差があり、大きさ・重さにして数倍の差があるのにすごくない?って感じ。オーディオって、物理的に音を出すのだから大きさや重さは良い音を出すために必要だと思っていただけに衝撃です。
真空管式マイクというのは初めて目にしました。音はとっても太い、けれど柔らかな感じ。いわゆる真空管の音です。
次に金色に輝くCDの登場。ガラスに金を蒸着した18万円するマスタリングCD。
普通の材質のCDと聞き比べると確かに違う。でも、なんで???デジタルでなぜ変わるの???と私の頭の中で???マークが飛びまくり。エラー率の違いなの?音や画像の場合は少々、エラーがあっても元がアナログだから補正しちゃえば人間にはわからんだろうという設計思想かな? エラー率を極限まで少なくするにはコストアップになるということだけど音の違いに拘る人が多いオーディオの世界でなんでそんな規格にするのかな・・・と私は思う。エラー復元用の冗長性をもたせても良かったのに。そうすればトータルコストは下がると思うのだけどと余計なことを頭が駆け巡る。
マスタリングのデモ
音は創るもの。マイクの違い、マイクの配置の違いで音は明確に変わっていく。さらに、そこにエフェクトをかけたり、イコライジングしたりしていきバランスのよい音を創り出していく。1曲に1日かけたりと膨大な時間をかけて納得のいく音創りをしていく・・・そんな手間ひまかけているとは思いませんでした。
熱く語ってくれました。
ウッドコーンシリーズ「EX-AR9」
楽器のように暖かく、美しい“ 木” の響きを奏でる「ウッドコーンスピーカー」を搭載し、
- ウッドコーンによる究極のフルレンジサウンドを追求し、さまざまな音質改善技術を新たに投入
- 音場の広がりを高めた異方性ウッドコーン振動板。
- “木”にこだわりぬいた“特製ウッドボイスコイル”を採用。
- 音場感・スケール感を大幅に向上させ、ユニットを美しく響かせる“ 竹響板&チェリー響棒”
- 重厚な低音と高解像度を実現するメイプルの“ 木製吸音材” を採用
アンプ部には再生音の濁りの原因といわれているDVDメカの振動を抑えるために天面と底面に木製ボードを搭載し剛性を高めながら振動の影響を減少。
さらに、3点支持真鍮無垢インシュレータで振動を減少。
そういえば大昔、新人の頃に取り扱ったハードディスクも3点支持で特許だと聞いたことがあります。振動を抑えるというのは色んな分野で工夫されているんですね。
なでしこジャパンのように小さくても体格の良い対戦相手に勝つために、音場空間を拡大させるために伝播速度を向上させる異方性ウッドコーン振動板を採用。
ボイスコイルにも紙ではなく木を使用することにより13KHzの音を向上させている。
ポールピース上部にメイプル吸音材を取り付け、繊維方向を縦方向に合わせることで吸音と上下方向への音の広がりを実現。また、センターキャップの形状の凸量を増やし広がりある抜けの良い広域再生を実現。
とにかく、コンパクトな形状からはとても想像できない、広がりのある心地よいサウンドを聞かせてくれたのにはびっくりです。借りてモニターしたいのですが、欲しくなったらどうしようと余計な心配をさせてくれる一品。
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