うちの娘が小学校で作成した小説です。友達から好評だったと自慢しております。感想なんぞをコメントいただければありがたいです。
桜丘小の伝説
春、桜丘小学校の校庭には、とてもきれいな桜が咲いている。
そんな、桜丘小学校に一人の女の子が転校してきた。その名は・・・・
「桜ヶ丘 花恋(カレン)です!出身は大阪です!よろしゅう!」
彼女は大阪出身なので、とても元気で活発な女の子だった。あの事が起きるまでは・・・・。
帰りの会が終わり、花恋はあのきれいな桜の木の近くを通って帰ることにした。花恋が歩いていると、いきなり風が吹き、桜の花びらが舞った。
「?!なんや!!」
と、花恋が叫んだその直後、桜の中に怪しい人影があった。
その人影はどんどん花恋に近づいてくる。
「・・・・花恋ちゃん・・・」
人影は、花恋に向かってこう言った。
「私は花恋ちゃんといつもいっしょよ・・・・」
と言われた瞬間、花恋は走った。(なんやねん!!あの人影は!!)花恋は猛スピードで家に帰ったのであった。
「ただいま・・・・」花恋はそう言い残して、自分の部屋に入った。(なんやねん!!!あの人影は?!しかも、なんでウチの名前知っとんねん!!)なんて、考えている間に夕食の準備ができた。
——–翌日———-
「花恋~ご飯やで~~」「は~い」花恋は、昨日の事で頭が一杯だった。「花恋、写真できたで、ほら!」と、母が写真を見せてきた。
写真というのは、引っ越してきたときに、記念に撮ったものだ。
「わぁ♪ ありがとな!」
と花恋は写真を受け取り、1枚・・・・2枚・・・と写真をめくり、4枚目の写真を見ると・・・・。
「お・・・お母ちゃん。この写真、変なもの写っとんで!」
「あら、カンニンな。写真屋さん、わすれとったんかもしれんな。一応聞いてみるから安心しとき」
母の言葉で、少しは安心したものの写真を見るのが怖くなり、投げ捨てしまった。
学校に近づくと、次第に怖くなり、桜の木の近くを通るのが嫌になりました。(また、あの影が出てきたらどうしよ・・・・・あっ、あかん あかん!ウチが弱気になってどうすんねん!!)
ですが、いくら考えても、怖くなり、とぼとぼと桜を避けて通っていました。
その翌日も、そのまた翌日も———————
そして、ある日、桜を避けて通っていると
「花恋ちゃん・・・どうして私を避けるの?どうして」
あの人影の声でした。花恋は怖くなり、走って学校に行きました。
先生にあの桜のことを聞こうと思い、先生に言うと、
「え? あぁ・・・桜ね、なんにもないよ」
と言うだけで、相手にしてくれません。
そして、帰りのとき、桜の木からまた人影が。
「逃げないで!!こっちにおいで」
言われても、花恋には、怖さで何も聞こえません。聞こえるのは風の音だけ・・・・
花恋は、怖さで風の音が、叫び声に聞こえました。その瞬間
「あら? 花恋ちゃん? もう5時よ?」
先生の声でした。花恋は、
「あれ? もう5時? あ~あかんわ、母ちゃんに怒られてしまうわ、先生ありがとな!!」
と、初恋は、元気なフリをして家に帰りました。先生の声が無かったら、あの人影に、どこかへ連れて行かれるとこだったのでしょうか?
後で、校長先生に聞くと、
「桜丘小に大阪から女の子が引っ越してくると、大阪の女の子からひどいイジメを受けた女の子があの世へ連れて行かれちゃう、そんな都市伝説があるんだけど・・・まさか本当だったとはねぇ・・・」
それを聞いて花恋は、ぞっとしました。もし、あの時先生が・・・・
校長先生は他にも桜丘小のとっても古い伝説を話してくれました。
「桜丘小に昔、赤い電話があってね、夜2時にその赤い電話の受話器をあげるとね
『た・・・すけて・・・』
とか、悲鳴が聞こえるんだよね。でも、こっちから切っちゃいけないよ。もしも、切ったら、亡霊が切った人の首を切るからね」
他にも、文通少女、亡霊メール、など話してくれました。
おしまい。
いかがでしたでしょうか?
最後は発散してしまって、尻つぼみになっていますね。うまくオチにつながればとてもよかったのだけど。
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