シークレット・ガーデンの吹替え版を観ています。字幕版を観ていますので2回目になりますが、面白さは変わらずというか、さらに面白く感じています。韓国で放送されていた時は芸能人も注目して観ていたそうです。それが単なる宣伝文句ではない証拠に「シークレット・ガーデンOSTコンサート」ダイジェスト (韓国オリンピック公園体操競技場) を観ると分かるのですが、歌手の方のトークを聞いていると本当にドラマの虜になっていて「ヒョンビンさん素敵~」なんて言っているんですから。
なんで、シークレット・ガーデンはこんなに面白いのだろうと私なりに考えてみました。あくまでも自分が面白いのはこういう理由ということですので、これを読んでいるあなたが「違う」と感じるかもしれません。そういう場合は是非コメントをお寄せください。お願いします。
自立した男女
キル・ライムはスタント・ウーマンとしてプライドと夢を持って仕事をしているし、キム・ジュウォンはいずれは財閥を背負っていくものと考えていて、そのために政略結婚をするなんて思っている。
そんな二人が出会ってお互いが気になるのだけど、片一方がオンブに抱っこになんてならずに最後まで自立した大人としてお話が展開するのが緊張感があって、話がだれないのがいいのでは。
価値観と階層の違う二人が出会う
キル・ライムは両親を早くに亡くしてしまった普通の階層の出身で、どう考えても有名になったりお金がいっぱい入ったりしないスタントウーマン。
キム・ジュウォンはお金持ちのセレブ階級でロエルデパートのCEO。お見合いで同じ階層の娘と政略結婚して、財閥としてさらに強固にしていくものと母親も本人も思っている。しかも、イケメン。
そんな二人が出会ってしまって、絶対に結ばれないしお互いのことは理解できないと思っている。
キム・ジュウォンはキル・ライムのことが気になる。でも、結婚はできないし、するつもりはないからライムに人魚姫になれなんてことを言ってしまう。
キル・ライムはキム・ジュウォンのことが気になるけど、身分違いだし、セレブな振る舞いが性に合わない。
そんな、二人がどのようにお互いのことを理解して結ばれるのか? 愛があれば身分の違いなんて乗り越えられるなんて、なかなか甘い解決はしない。お互いが喧嘩しつつも努力して、その先にほんの少しの魔法により乗り越えるというのが魅力なのかな。ライムとジュウォンがぐっと接近したかと思うと、障害があらわれて、その障害をどう乗り越えるのかが、なかなかドキドキさせてくれます。
素直になれない二人
素直になれないのはキル・ライムとキム・ジュウォン、オスカーとユン・スルの2組。視聴者からするともっとコミュニケーションとったら分かり合えるのにと思えるのだけどね。コミュニケーションというのが脚本家のメッセージじゃないかと思うくらい。
まずはキル・ライムとキム・ジュウォン
- ボロボロのバックや服装をジュウォンからなじられたのだけど、ライムは実は色々と服をチョイスしていた。
- そして、そのバックや服装をけなしたジュウォンはライムの後をつけてきていて公園で悲しそうにしているライムを見守っていたジュウォン。
- ライムのロッカーに貼ってあったライム自身の写真を撮影していて携帯に保存しているジュウォン。
次はオスカーとユン・スル
- オスカーのサイン会のファンの集まりが悪いと知ったユン・スルはファンたちに電話して一生懸命集める。集まったファンを見て元気づけられるオスカー。
- でも、そんなことを知らないオスカーの前にサインをしてと現れたユン・スルに「ユン・スルさん、今まで愛してくれてありがとう」という傷つけるようなメッセージを書いたオスカー。
- オスカーの盗作疑惑に真犯人を探すユン・スル。でも、オスカーはユン・スルが犯人として非難。
このコミュニケーション・ギャップがそんなのわかるだろうという描き方ではなくて、現実世界でもありそうなすれ違いで描いているのがいい。さらにお互いが相手から見えないところで真剣に想っている姿が切ない。
萌えるシーン
ハ・ジウォンさんとヒョンビンだからこそ、ドキドキしながら観れるのだろうけど普通の俳優さんだと、そんな恥ずかしいことはしないでよとテレビに突っ込みたくなるようなシーンがいいですね。
- 腹筋のシーン。ぐっと顔を寄せるジュウォンをまともに見れなくて照れて目をそらすライムがとてもかわいい。
- 泡キス。なんの論評もいらいないよね。
そして、これらのシーンは普通のカップルでも周りの反応を気にしなければできてしまうこと。カップルならそれぞれがライムにジュウォンになりきってやってしまえば二人の世界だからそれはそれでOK。
入れ替わり
コミカルなシーンが満載でしたが、入れ替わることにより相手の心がわかるというのが良かったです。現実ではありえない魔法のシーンですが、コミュニケーションギャップを取り除き、そして、ライムとジュウォンが結ばれるのを阻害する最後の要因を取り除くというか、割り切る決心をさせるトリガーとしてうまく使われていました。
なかなかうまく伝えられないですが、私が感じたシークレット・ガーデンの魅力は以上の5点かな。
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