今回のファン・ジニは「舞う者」
女楽の行首にプヨンを決定したシーンを観て、「優秀な選手は優秀な監督にあらず」という言葉が頭に浮かんで来ました。ミョンウォルは最高の舞手であるが、最高の舞手というだけではキーセンを管理・監督する女楽の行首としては不足している。メヒャンら行首らは後進の育成を重視して、ライバルであろうと優れた芸を認めることのできたプヨンを女楽の行首として選出したのは組織をマネージメントしてきた彼女達にとって、自然な成り行きであり全会一致をみたのでしょう。
なら、「最高の舞」をテーマに競い合いをさせることは矛盾するではないか、意味のないことではないかと思ってしまう。しかし、競い合いに対する準備やどのように対していくかを見ていくことも重要な競い合いのプロセスなんだろうな。だから、ミョンウォルが真に「最高の舞」を求めるために行首達から見えないところで準備を進めたのはそれだけで、女楽の行首を選出するプロセスを無視してしまったということで、組織からするとはみ出し者となり勝てないことを意味する。
もちろん、ミョンウォルからすると「最高の舞」を求めることが優先度が最高で、女楽の行首になるということは眼中になかったのではないかと思う。
対するプヨンにしてみればミョンウォルとの戦いは女楽の行首になる戦いであり修練の場と位置付けられる。当初のプヨンが策略のみで終始するようなキーセンであったのが、ミョンウォルとの戦いの中で芸に対する姿勢が策略よりも上位になっていったことで女楽の行首になれるよう磨かれていったということが言える。つまり、この物語をプヨン側から見ていくとプヨンの成長物語とみなすことができる。
また、第13話でミョンウォルが一人で舞うことに長けており剣舞のような群舞には適していないことにメヒャンが気づき、さらにメヒャンとペンムの師匠が鶴の舞をペンムのみに伝授した理由に気づかされるシーンが行首選びの伏線となっていましたね。
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以下、すでにネタバレしていますが各シーンをレビュー。
最終回「永遠の舞」を見終わってから、ファン・ジニ―韓国ドラマ・ガイドの最終回のストーリ完全ガイドを読むと、さすがにプロの仕事ですね、うまくまとめているのは当たり前として、ミョンウォルの心情を描いている。これをドラマを見る前に読んでいたら、ストーリ完全ガイドの見方で見てしまうほど説得力あり。これだけ書ける人に対して妬みを覚えてしまう。
娼妓の舞
徐敬徳(ソギョンドク)に最高の娼妓の舞だと酷評されたミョンウォルは全ての装飾を剥ぎ取り顔には仮面を付けて市場に再び出て舞を舞う。結果はだれも見てくれない・・・・・。
庶民は舞を見ているのではなく、両班の間で評判が高いミョンウォルを見にきていたのだと悟る。
さて、日本のスターでミョンウォルと同じように誰だか分からないようにして渋谷の街中でパフォーマンスしたらどれくらいの人が足を止めるのだろうかと考えたりもしてしまった。おそらく、多くのスタッフたちや仕掛けにより観客に見せているスターに自分のパフォーマンスだけで見せるというのは次元の違う話であり、市場で立ちつくすミョンウォルと同じことになってしまうのでは。
もちろん、ファッション、音楽、プロモーションなどを駆使してスターをスターとして押し出していくということは否定しません。要は楽しませてくれればいいのです。楽しませ方に色々な手法があるということで。ミョンウォルは純粋に舞だけで楽しませたいと考えた。だから、今の自分の評判と自分が目指したいと思ったことのギャップに気づいた。
徐敬徳(ソギョンドク)が一瞬で、本質を見破ったのはすごい。
真の舞
ミョンウォルがどうしても真の舞を会得できなくて、徐敬徳(ソギョンドク)に助けを求めたシーン。徐敬徳(ソギョンドク)がお湯に菊の花(ですよね、自信無)を浮かべてミョンウォルに自身も学問に詰まった時に教えをもらったものだと勧める。
お湯に浮かべられた菊の花が徐々に開いていくのを見て何かを悟ったミョンウォル。舞の基本形は自然をお手本にしていることに想いを至し、自然に学び→人々の暮らしの中で学び踊ることが生きる道と悟る。
最高の舞
競い合いでミョンウォルはあえて華美な衣服や装飾は剥ぎ取り、音楽もないまま踊り出します。
私の興味はドラマ的にどうやって最高の舞を描き出すのかということ。舞を専門としない女優に最高の舞を演技させるのはとんでもなく難しいと思うのだけど、どんな演出で最高の舞を描き出すのか野次馬根性で見ました。
ハ・ジウォンさんもさすがにうまい踊り(私には見識ないけど)を踊っていました。バレエの踊りのようなのも混じっていたような気がしたのは気のせい?そして、ミョンウォルの踊りを見ているうちに行首たちと楽士たちは自然と拍子をとってしまうようになる。そして、楽士たちが自然とミョンウォル踊りに合わせて演奏し出す。見ている者たちを圧倒的なパワーで巻き込んでいく踊りという演出で「最高の舞」を表現。そうきたかと感心してしまいました。
心残り
ミョンウォルが舞に対するお代で生活していくと宣言して、ずっと誰も投げ銭してくれなくて空腹のあまり倒れてしまうシーンがありました。ここで、キム・ジョンハンが恵民署の医師として登場して介抱するということを期待したのだけど出てきませんでした。ムミョンも出番なし。
ミョンウォルと徐敬徳(ソギョンドク)との関わり合いがあくまでも中心となった最終話でした。
三絶、雨に濡れたファン・ジニが濡れた薄着で徐敬徳(ソギョンドク)を誘惑するシーンと言った有名な逸話がうまく使われていましたね。
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コメント
stanakaさんおはようございます。
私もヘンスの座がプヨンに決まったときstanakaさんと同じようなことを考えました。
名選手が名監督になるとは限らず、名舞手が名舞手を育てるとは限らない。
壁にぶち当たり屈辱を味わったプヨンのほうがふさわしいです。
仰るとおりミョンウォルは教坊を飛び出したときからもうヘンスの座などどうでもいいって考えていたのではないでしょうか?
ラストムミョン出てきて欲しかった(涙)
とん子さん、こんばんは。
やはり、ミョンウォルのように天才は大部分の凡人を教えることは無理なんじゃないかなーって思うんですよ。多分、凡人がつまづく点なんて理解できないんじゃないのかなー。
で、ムミョンも出てきませんでしたね。
後半、つまらなくなって放送があまり楽しみじゃなくなりました。
総括して、1~2話の子供のチニがオンマがアンデって言ってるのにペンムの手をとるかどうか!?ってところ、7話のピョクケスニム、8話~9話のソムソムのエピ&ウノたんの死亡。
前半がよかっただけに、ウノたんの死から3年後、イェージョパンソと駆け落ちしたさらに3年後はつまらなかったです。
最終回で、カプチャギ出てきたハラボジ唐突だし。チニちゃんから、「抱いて」なんて誘ってますが・・ウノたん~ハラボジ、幅ひろいなー・・・
キモイし・・ってヨソのブログさんでは、言われてる始末。
ニコニコして踊ってるチニちゃんはかわいかったですが。
ダモさん、こんばんは。
敵役(そこまで言うか?)のペンムがいなくなってから、ドラマに流れる緊張感というのが少し緩んだように思えます。メヒャンもピョクケスもいい人になってしまいますし。
最後の落ちの付け方は頭だけでで考えた落ちのように思えます。
ハ・ジウォンさんの演技でかなり救われていたのではないでしょうか。