ムン・グニョンがヒロイン、パク・コニョン主役の「ダンサーの純情」を韓国文化院にて鑑賞しました。
「ダンサーの純情」って、どんなお話?
ダンサーとして嘱望されたナ・ヨンセ(パク・コニョン)はライバルのヒョンス(ユン・チャン)にパートナーのセヨンを奪われてしまいどん底の日々を過ごしていた。
そこに先輩のマ・サンドゥが中国の延辺朝鮮族自治州からダンスチャンピオンのチェミンを呼び寄せてヨンセに新しいパートナーとしてダンスに挑戦させようというもの。
ヨンセと偽装結婚してダンスのパートナーとして韓国で活動させることになる。
ところが、やってきたのはダンスチャンピオンのチャン・チェミンではなく妹のチェリンが身代わりにやってきたのだった。
マ・サンドゥは怒っていかがわしい酒場に売り飛ばしてしまう。ところがヨンセはチェリンと過ごした数日間が印象に残ったのか酒場から連れ戻してダンスの特訓を始める。
そして、ヨンセとチェリンがダンスの特訓を通じて共同生活続けるうちにお互いに愛が芽生えてくる。そして・・・。
「ダンサーの純情」の見どころ
「ダンサーの純情」は2005年の映画で今から10年前の映画。このころのムナ・グニョンちゃんが韓国で“国民の妹”と称される可愛さのピークだったころの映画だろうなと勝手に思ってしまいました。とにかく、可愛いんだ~
中国からやってきたばかりのムン・グニョン演じるチェリンは純情でひたむきな19歳の少女を演じます。
そして、ヨンセとダンスの特訓をしていく中でダンスがうまくなっていき、大人の女性へ成長していきますが純情さとひたむきさは失わない・・・そんなチェリンをうまく演じています。
こういう成長する演技をやらせるとムン・グニョンははまり役ですよね。
そして、後半のダンス大会でのムン・グニョンのパフォーマンスが抜群。ダンスの曲としてかかっていたカン・ウンス(강은수) の ”1000Years….”がとてもしっとりとしていて、切ない曲でぴったりしていました。
「ダンサーの純情」の残念なところ
チェリンが中国から持ち込んだホタルが小道具として使われているのだけど、かなりベタな使い方で見ているこちらの方がこそばゆくなるような使い方。
もうちょっと、なんとかならないのと云いたい。
それと、ダンス協会会長の息子にチェリンが、前のパートナーに続いてまたもやパートナーとして引き抜かれてしまうのだけど最後は戻ってくる話になっている。でも、そんなことになったらあの息子のことだから平気で復讐のために暴力団を差し向けると思うんだよね。
でも、映画はその前で終わってしまうので観客としてはちゃんと落とし前付けれるのかなと不安な気持ちでラストを迎えてしまう。
このあたりの幸せの掴み方はもう少し捻った方が良かったと思う。
でも、笑いと涙とダンスの感動シーンがあるので観て損はない作品です。
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