今回の太王四神記は「この地を我等に!」
キハがヨン・ガリョに「火天会を私が乗っ取ります」と宣言したシーンでキハの目的=「思惑」とするところが何となく見えてきました。この地=大地を「化け物」=火天会の長老や天の神の勝手にさせない。この地を人間の手に取り戻し、キハのお腹に宿している子供と生きていく。その為には「キハ様にとってのヨン・ホゲは何なんですか」と問いかけるヨン・ガリョにお腹の膨らみを見せて勘違いさせて協力させるような姑息な手を使うことも厭わない。
騙されるヨン・ガリョがなんとなく哀れを誘ってしまう。その傍らでやり取りを聞いているサリャンはキハから火天会の長老を裏切ってキハの為に働けと言われている。おそらく、キハはサリャンがキハのことを愛していることを知っており、それを利用している。サリャンも利用されていることは知っているがキハのためなら命を投げ出す覚悟のサリャンにとって火天会の長老を裏切ることは何の障害もなかっただろう。母性の象徴である朱雀の守り主に従うほかない、悲しい男の性・・・・。
安岡 明子、中村 克哉
講談社
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単行本
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・太王四神記 公式ドラマ・ガイド 前編
・太王四神記 オリジナル・サウンドトラック Vol.2
・太王四神記 公式ドラマ・ガイド 後編
・冬のソナタで始める韓国語
・太王四神記 オリジナル・サウンドトラック Vol.1
地上波の感想は太王四神記 第20話「それぞれの思惑(わく)」でどうぞ。
キハ以外の思惑はと言うと、
タムドクの思惑
ヨン・ホゲの契丹族に対する暴虐無尽の行動を逆転の発想で契丹族との友好関係の構築に使おうとするタムドク。こんなことを考えるのは凡人には無理。それを成功に結びつけるのは非凡な人でも困難。まあ、しかし、別の視点から見るとホゲ軍の行動は契丹族に高句麗の圧倒的な軍事力を見せ付けたわけで、最初に相手を殴りつけておいて、それから「痛かった???ごめんねー。仲直りしようよ(しなかったら、もっと痛い目に合うよ)」というやり方をタムドク自身は手を汚さずにやっていることに結果的になっている。ヨン・ホゲにしてみたら反逆軍に仕立て上げられて、おいしいところをタムドクに持っていかれるのだから頭にくるよね。
ホゲの思惑
はっきり言って、ヨン・ホゲには積極的な意味での思惑はありません。タムドクのアクションに対して反応しているだけです。流されているだけ。母親であるヨン夫人を自害に追い込んだタムドクへの恨みを晴らすというネガティブな目的だけでは何も為すことはできないという典型。
スジニとチョロ
生きることを拒否しているスジニを森の中に連れて行き、目覚めさせることに成功するチョロ。これはスジニの夢の中にチョロが入り込んで刺激したことによって覚醒したということかな。枯れ葉が舞い散るシーンとBGMがマッチしてとても好きなシーンです。このあたりで、スジニ→セオにスイッチしているのかな。
あと4話となりました。このあたりでスペシャル番組が欲しいところ。前回のスペシャル番組では出てこなかったヨン・ホゲ役のユン・テヨンや子役たちのインタビューが聞きたいな。
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