4月24日(金)にAMNブログイベントvol.8 「インターネットが選挙を変える? ~ Internet CHANGEs election ~」に参加させて頂きました。自民党の衆議院議員 河野 太郎さん、民主党の参議院議員 鈴木 寛さんが登壇者として出席されるということで、出席者も今までのイベントとはちょいと違う感じ。
「インターネットが選挙を変える? ~ Internet CHANGEs election ~」で強く感じたことは日本の公職選挙法がどうしようもない、ダメダメな法律であることがわかりました。候補者の観点からのみの法律であり、投票者からの観点が全く欠けている。例えばある人を応援したくて、今度のXXX選挙に出る凸山凹夫はすばらしい人なので投票してねと書くと選挙期間であろうがなかろうがお縄になる。この基本的なことが出来ないと、なぜ、その人を推薦するのとか、この人の政策のここがいいからとか言うような議論を展開できない。
米国事例紹介
フライシュマンヒラード・ジャパンの田中慎一さんからオバマの選挙活動について説明を受ける。
オバマは多様性を受け入れる考えを示し、欧米の伝統的な説得型のコミュニケーションから共感型コミュニケーションを採用し、そのコミュニケーションを実現する手段としてネットを活用。
これはおそらく、9.11以降、アメリカのいわゆるグローバルスタンダードとラベルを付けた実はアメリカ・スタンダードを押し付けるやり方が行き詰まりを見せていることに関連している動きと思う。その多様性を吸い上げ、そして、共感を創り上げる場としてネットを活用している。
公職選挙法
構想日本の伊藤伸さんから、日本の公職選挙法の現状に関して説明を受ける。
- 選挙期間中以外に「選挙運動」してはいけない
普段から政策論議して、その上で投票してね!が言えないなんておかしいよーん。 - 選挙期間中の講演会は、候補者か政党以外が開催することはできない
投票者があるテーマで各候補の考えを聞いてみるための講演会ってできないのはおかしい - 戸別訪問してはいけない
押し売りと間違えていないか?
今の公職選挙法では不用意にブログで候補者の応援はできません!!
パネルディスカッション
印象的だったのは法案の約8割は自民党、民主党とも協力して可決していること。しかし、マスコミはガチンコしている法案の方がニュース性はあるとしてそちらの方ばかり記事にする。だから、みんなはいつも国会で対立しているばかりと思われてしまう。
また、悪いことはすぐに記事になるが良いことはなかなか書いてくれない。ブログだと良いことを記事にちゃんとしてくれてありがたいとのこと。
国会議員のインターンシップ事業を佐藤大吾さん (NPO法人ドットジェイピー理事長)をやっているが、参加した大学生はこんなに国会議員は朝から晩まで一生懸命働くのかと一様に驚くとのこと。
マスコミが伝える印象と実際に接してみての印象の落差が大きいことを知りました。マスコミが伝えない部分に光を当てるブログというのが社会的に意味を持つと強く思った次第。
河野 太郎さんも鈴木 寛さんも日本の政治を良くしたいという想いがひしひしと伝わってきました。応援していきたいと思います。
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