WillVii株式会社の企画による日テレ「スペシャルドラマ『らんま1/2』」先行試写会に参加しての記事になります。
原作のらんま1/2は週刊少年サンデーに連載されていた高橋留美子による漫画です。Wikipediaによれば1987年36号から1996年12号まで小学館「週刊少年サンデー」に連載されていたとのこと。
水をかぶると女になり、戻るにはお湯をかぶる必要のある格闘家・早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねをコアにしたドタバタ系コメディータッチの漫画となっています。
日テレ「スペシャルドラマ『らんま1/2』」は実写化したもので、天道あかねの視点から描いたものになっています。
出演者
天道あかね : 新垣結衣早乙女乱馬 : (男姿)賀来賢人 / (女姿)夏菜九能帯刀 : 永山絢斗天道なびき : 西山茉希天道かすみ : 長谷川京子小乃東風 : 谷原章介小蒲田教頭 : 田山涼成早乙女玄馬 : 古田新太天道早雲 : 生瀬勝久
スタッフ
監督 : 西村了脚本 : いずみ吉紘プロデューサ : 高明希
ドラマのストーリーは天道あかねと早乙女乱馬の出会いから始まります。そして、早乙女乱馬が水をかぶると女になってしまう体質(?)を元通りにするという伝説の秘湯を求めて謎の怪しいグループと戦うというお話を縦軸に、天道あかねと早乙女乱馬のラブストーリを横軸に、さらにドタバタ・ギャグを縦横無尽に散りばめた原作を読んだことのある世代から読んだことのない子供まで楽しめる作品に仕上がっていました。
天道あかね役のガッキーこと新垣結衣が役ぴったりのはまり役で、かつ、とても魅力的なあかねを演じています。私はこれを見るまでは新垣結衣はあまり好きではなかったのですが、少なくとも(ごめん!)天道あかね演じる新垣結衣は好きです。
試写を見た後に監督の西村了さん、プロデューサの高明希さんに制作裏話をお聞きすることが出来ました。↓写真左が監督の西村了さん、右がプロデューサの高明希さん。
制作裏話は続きをクリックしてください。
「スペシャルドラマ『らんま1/2』」のQ&A
天道あかね役の新垣結衣さんの格闘シーンがさまになっていましたがスタントを使ったのですか?
全ったくスタントは使っていません。新垣結衣さんは自宅でもトレーニングして格闘シーンをやり切っています。
ぬいぐるみのパンダが原作とイメージが違うのですが?
CGを使ってしまうと世界観が崩れると判断してぬいぐるみとしました。ドラマを注意深く見ているとまばたきや口が動いているシーンがありますが、その部分はCGを使っています。ぬいぐるみに入っている人はさすがに古田新太さんではなく本職のアクターさんが入って演技しています。
また、人間の早乙女玄馬でヌンチャクなどの格闘シーンは、ご本人である古田新太さんが当日演技指導をコピーして演技されています。(すげ~)
らんま1/2を実写化しようとしたのは?
自分(高明希)が好きな作品だから、ちゃんと作品に愛を持っている自分がドラマ化すべきと考えていた。ヒロインの新垣結衣さんはキャスティングした後に「らんま1/2」が好きということが分かった。
原作が生まれた時代ではケータイが登場しないのはわかるが、今回のドラマでもケータイは登場させなかったのはなぜ?
ドラマの邪魔になるから。会話のキャッチボールを見せたいので話をするときはFace to Faceを原則とした。
区切りのいいところでCMになっているが意図したことか?
意図していない。全体で2時間30分撮っていて、それを2時間の枠に収める過程で自然となった。
原作者の高橋留美子氏には?
ある程度の構想が固まった時点で観てもらっている。
早乙女乱馬の男役に賀来賢人をキャスティングしたのは?
2枚目だけどかっこつけないナチュラルなところが気に入ったから。Paradise Kissで自分(高明希)の中で評価が高くなった。
放送前にDVD/ブルーレイ化の発表は異例では?
異例ではなく、今回も他と同様な動き。中身をどのようなものするかはこれから決めていく段階で何も決定していない。NGは少ないがお芝居でカットがかかった後に面白いシーンがあったりするので、使えればと思うが何も決まっていない。
あかね視点について
早乙女乱馬と天道あかねについてはバランスをとるように考えて作った。お互いに思いあって、どんどん二人の距離が近づく過程をバランスよく見せようとした。
天道あかねと早乙女乱馬のラブシーンについては早乙女乱馬が女の時のつり橋のシーンがぐっとくるシーンだったが何か意図はあったのか?
あのつり橋のシーンは前後を考えて早乙女乱馬は女とした。女と女のラブシーンという意図ではなく、そのあとに格闘シーンへ向かっていく場面で男に変身させたかったから。
お父さんキャラの二人について(早乙女玄馬 : 古田新太 、天道早雲 : 生瀬勝久)
夜の7時からの放送という早い時間なので普通のドラマだとチャンネルをすぐに変えられると考えて、眼力に期待した。
また、二人の撮影は早い段階で行って若い役者さんに観てもらい、ここまでやっていいんだと感じてもらいメリハリの効いた演技をしてもらえた。
続編は考えていないのか?
こればっかりは視聴者のみなさん次第。→次回作を期待したくなる完成度なので、ぜひ、みんな熱いエールを送りましょう。
他の高橋留美子作品の実写化は?
「らんま1/2」の実写化のイメージは湧いた(高明希)し、脚本家のいずみ吉紘さんが原作を熟読して台本を作成してくれたので完成できた。他の高橋留美子作品については当然好きだけど実写化については今は言えない。
天道なびきの設定が原作と違う理由は?
天道あかねが高校生で、その上がお父さんだと世代が飛び過ぎているので20代~30代の世代が欲しかった。また、学校と家との往復だけでは展開しづらいので秘密の話をする場所としてキャバクラを持ってきて、はじけた感じにしたかった。
天道あかねのネックレス
ドラマの中で重要な役割を果たすネックレスがこれ↓
真ん中のネックレスが実際に新垣結衣さんが身に着けていたネックレス。10万円出しても欲しいと口走っていた某氏がいましたが、オークションしたら、もっと高い値段がついてしまう気がします。左右のネックレスは日テレのショッピングから購入できます。ブルーとピンクの二種類があります。
らんま1/2の台本はパンダ
左が表紙で裏表紙と合わせると右の写真のようにパンダの全身が現れます。うーーむ、これも販売できるんじゃないですかね・・・。
らんま1/2のロケ地情報
早乙女乱馬と天道あかねのラブシーンの撮影で登場したつり橋が気になったので、検索してみたところ、ちょうど撮影していた現場に行き合わせたブロガーがいました。
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