神はサイコロを振らない~君を忘れない~ 第1話

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「10年経つとそうなるんだ」

がーん

言われてしまった。

今から10年前というと1996年。インターネットは黎明期を脱しようとしているところ。でも、日本は失われた10年の真っ只中。個人的には仕事でちょっと天狗になっていたころ。
10年というのは微妙な期間です。とんでもなく変わったわけではないが差がくっきりと分かる期間。年代によっても違うかもしれない。きっと、10代から20代にジャンプするのが一番差が激しい気がする。40代から50代はそうかと納得してあまりショックがないかなとも思えてしまう。

コミカルなトーンが全体のベースなんだけど、402便が戻ってきて黛ヤス子が決心して上司の意向を無視して乗客を迎えるシーンから突然モードがチェンジしてホロリCryとしてしまうシーンとなる。10年前に死んでしまったと思っていた両親、友達、弟を見て、口々に叫ぶ遺族(?)たち。あきらめていた人たちを目の前にしての感激がこちらに伝わってくるシーンだった。

しかし、時は無慈悲だ。10年経過すると迎える側の事情も変わってしまっている。迎えに来ない子供。また、お笑いをやろうと言われて家族を持ってしまって同じ夢を追えない彼女。訳アリのカップルと娘。

さあ、10年という絶妙な時が演出する戻ったものと向かえた者のギャップはどう埋めていくのか。そして、残された日数は9日間。まさに時は残酷。どのように展開していくのか期待できるドラマだ。

原作者のブログ
大石英司の代替空港
日本テレビ公式サイト

コメント

  1. 自己満族 より:

    神はサイコロを振らない 第1話

    意味深なタイトルですねぇー。
    神様はチンチロリンなんてやらないよーってことなんでしょうか。
    前クールの「あいのうた」で初めて観ました日テレ水10。今回のは回を増すごとに面白みが増して行きそうな感じ。
    第1回…

  2. どらまにあ より:

    神はサイコロを振らない 第一話 「10年ぶりに生還した恋人や親友に・・38歳・女捨ててんじゃねぇよ」

    1996年8月19日 東洋航空402便は、定刻どおり離陸。 客室乗務員の竹林亜紀(ともさかりえ)は、お客様に飲み物を配っていた。 コーヒーのカップが揺れていることに気づいた瞬間、402便は大きく揺れた。 機長が、連絡…

  3. どらま・のーと より:

    神はサイコロを振らない the 1st day

    『10年ぶりに生還した恋人や親友に・・・・』 10年前に別れた恋人を想像する黛ヤス子(小林聡美)。 でも、10年という時間の長さに、今の彼を想像することが出来ない。 積乱雲の中で強い揺れにあう飛行機。 突然、まば…

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