今回のチャングムは「誰がために医者はある」
中宗が高熱を出して倒れたところから、今回は開始。御医と食医(ユンス)が皇太后から早く治せとせっつかれ困った立場になっている。王様の主治医は王様に何かあると責任を取らされるし、身分は高くないわーで損な役割だなと思ってしまうが両班ではない者が上に上がるには医員をするのが出世の早道なのだろうか・・・。
王様というのは存在そのものが政治的なものであるからして、今回のような健康に関するものは現代の政治家以上に政治的なこととして取り扱われる。 そして、今回はオ・ギョモ、チェ一族、内医院の医員という三者が次のようなそれぞれの思惑を持って連合することになった。
- オ・ギョモはチョ・グァンジョを完璧に排除したい。さらに、利権を邪魔するハン尚宮(サングン)を除去したい。
- チェ一族は過去の悪事(時の太皇太后に毒を盛った)をばらされる恐れのあるハン尚宮(サングン)とチャングムを排除したい。
- 御医と食医(ユンス)は今回の高熱の原因を自分以外の責任にしたい。
チョンホを巡る二人の女性の愛にも進展が
- チャングム
- クミョン
今回のクミョンは「悲しい女やねん」の世界となっていた・・・。 チャングムは愛だと思っているのかな??
最後まで、息が抜けません。
動いたのはチェ尚宮(サングン)。動かしたのはクミョン。中宗が倒れたことをホンイから聞いたチェ尚宮(サングン)は第11話「真相究明」でのトックが作ったチュンジョチョナプタンにより、料理人が罪に問われたことを示唆する。
これをネタにチェ・パンスルはユンスにアプローチする。薬材以外に中宗は一日に二度食事を口にすることをパンスルはユンスに吹き込む。 ユンスは早速、ハン尚宮(サングン)を呼び出し、オ・ギョモなどが列席する会議に連れ出しつるし上げにかかる。オ・ギョモ達の指摘ポイントは
- 温泉地をハン尚宮(サングン)が提案した理由 →ハン尚宮(サングン)は自分の故郷だからと言うが、これはあまりにも説得性のない言い方。せめて、非常に効能の高い温泉地だと以前より聞いている。なぜなら、私の故郷だから良く知っているくらいに言って欲しい。
- 現地調達した食材がある。安全性が証明されていない食材だという指摘と思われる。 →特にアヒルが問題となるがもっとリサーチしていればと悔やまれる。
この席上、いくら敵対しているからとはいえ上司に当たる女官長が黙っているのは組織としてみた場合はおかしいが、競い合いの勝利した条件で全権限をハン尚宮(サングン)に委譲するという決定が皇后により行われているので、女官長は監督責任はないといえるだろう・・・。まあ、憎らしいことには変わりないが。
ここでNHKカットシーンにて、女官長がチェ尚宮(サングン)のいる太平館に訪ねてきているシーンがあって、チェ尚宮(サングン)はここぞとばかりに宮中の外へ出れる許可をもらう。このシーンがNHK版ではないので、唐突にチェ尚宮(サングン)とクミョンが外出しているように思えてしまう不自然さがあった。
現地調査が行われ、なんとアヒルが猛毒である硫黄を含んだ温泉水を飲んでいることが判明する。これをもって毒入りのアヒルを王様に食べさせた大逆罪人のハン尚宮(サングン)となってしまう。 しかし、オ・ギョモたちも一緒になって食べていたはずで、中宗だけに症状があらわれたのは別に原因があるはずであり、それを見つけ出さない限り根本解決はない。それを見つけられない医員たちの方が職務怠慢であり大逆罪人であるという論理展開しても良かったのではと思うのだけどね。 このあたりの責任の擦り付け合いは一般企業でも見られるもので、売上不振の原因を見事に他人のせいにしてしまう輩がいる。そんなことに頭使えるのなら売る方策に使えよと言いたいが理屈で切り抜けて出世するパターンもあるのでディベートの仕方は実世界でも重要だな・・・。
チョンホが独自調査をして、アヒルには解毒作用を持っており硫黄の毒が中和され、むしろ薬効が期待できることを突き止める。このあたりも事前リサーチでハン尚宮(サングン)が押えていれば展開は違ったかも。まあ、その場合はチェ・パンスルの毒キノコを売った男を登場させるというシナリオが有効になるのだろう。
チョンホからの報告でアヒルに害はないことを確信した上官の内禁衛の長はハン尚宮(サングン)達の取調べを中止させることに成功。しかし、中止であって無罪放免とはならない。
ハン尚宮(サングン)、チャングムを助ける動きに不審に思った、チェ・パンスルはピルトゥを使って調査させる。すると、チョンホが裏で動いていることが判明。チェ・パンスルはチョ・グァンジョに関連する人物が登場してきたことをチャンスだと思い、一挙にハン尚宮(サングン)、チャングム、チョンホの三人を取り除くことを画策する。 しかし、そこで待ったをかけたのがクミョン。思いつめたクミョンは語る。苦しい宮中の生活に耐えれたのはチョンホ様のおかげと。さらに、慕っていると。この告白に愕然とするチェ尚宮(サングン)とチェ・パンスル。
牢獄へのトック妻の差し入れからチャングムの父の形見であるノリゲがとうとうチャングムの手に。そして、助けた人が誰あろうチョンホだということが判明する。好意を寄せている人があの助けた人だった。 獄中のチャングムとハン尚宮(サングン)の間では釈放されたら「おいしい物を作って差し上げます」「母に出来なかったこと」という会話が。次回につながっていくとても悲しい言葉・・・・・。
宮中の生活は耐えられないと思っているクミョンと母の想いを実現するために宮中に入ったチャングム。モチベーションが全く違うことがわかる。クミョンがダークサイドに沈んでいくのも分かる気がする。
次回は前半のフィナーレとなる回です。悲しい話が美しい景色(撮影は済州島だそうです。お話では向かっているところなんですけど)をバックに展開します。ハンカチを握りしめてテレビの前へ!!
コメント
stanakaさんTBありがとうございました。いよいよ来たかという感じ。前回の絶頂期から一気に奈落の底へ!このドラマ前半の最大の山場です!
stanakaさんの鋭い指摘には感心します。一つの事件(王様倒れる)を元にチェ側&オ・ギョモ&医師たちのそれぞれの思惑。
アヒル調査のリサーチの仕方。あらゆる角度から分析していらっしゃいますね。
その中でグミョン&チャングム&ジョンホの3角関係。グミョンは自ら墓穴を掘ってでもジョンホを助けようとするし、チャングムはノリゲを持っていた相手がジョンホだと分かるし。この流れも見事に作り上げていますね。
来週は覚悟して見なければいけませんね。ただNHKの予告VTRはかんべんしてほしい(-_-メ)
チャングムの誓い 第26話 「罠」
前回視聴時のレビューはこちら温泉旅行から帰ったら高熱を出して意識のない王様。湯あたり?・・・ではないらしい。風邪も疑われたけど、どうやら違う病みたい。口の中にできものもできている。昔の人だから今の人と…
とん子さん
まさにジェットコースターとはこのことかというばかりの展開でしたね。
NHKの予告のハン尚宮(サングン)のあの姿はないよな~~って感じですよね。誰があんな予告を作ったのだろう。字幕版では執行される刑の名前が書いているシーンがあったのだけどその方がまだいい。
チャングム**26**
チャングム地上波26話は「罠」です。
とうとうここまで来てしまいましたね・・・。
そしてNHK様、次週予告をご丁寧に、たっぷりと見せてくださいましてありがとうございます( ̄‥ ̄)=3
ドラマはクミョン…
こんにちは(*^-^)
女官編のラスト前・・・医女編に入っていく為の下準備が整いましたね。下準備だけで、ドキドキハラハラですものね、気が休まりません(^▽^;)
医務官が中人階級で雑科という技術職であって、身分が高い訳ではないと知ったときは意外でした。
それにしても、次週予告はどうにかしてほしいです。それとも、ハンカチ持参で見るんですよって、NHK様の配慮でしょうか(笑)
そんな配慮は要らないのですが・・・
チャングムの誓い
第26話
王様早く元気になって!!(ノ◇≦。)硫黄を飲んでいたアヒルを料理に使ったことで、ハンチェゴサングン様とチャングムとアヒル売りのおじさんが大逆罪で尋問にかけられてるよ!!あのおじさん血だらけでどん…
宮廷女官 チャングムの誓い 第26話
サブタイトル・・・「罠」
stanakaさん、こんにちは。
ハン尚宮を最高尚宮の座から降ろしたいチェ一族と、
チョ・グァンジョを抹殺したいオ・ギョモの思惑が絡んで、
ハン尚宮とチャングムにとって、悪い方へと向かって行き、
胸が苦しい展開でした。
医務官と侍医は、病の原因がわからないからと、責任を別な方へ持って行こうとして、
それでも医者なの?!と言いたくなります。
まあ、自分の命の方が大切なんでしょうが・・・
ラストの牢の中での、ハン尚宮とチャングムの会話は、
私もstanakaさんと同じ思いで、観てました。。。
宮廷女官 チャングムの誓い 第26話「罠(わな)」
今回はタイトルからしてヤバいです。 王様が高熱で倒れてパニックです。 もうハラハラもんで見てられません。
okoさん、こんばんは。
朝鮮時代の身分制度というのは現代日本人の感覚からするとちょっとかけ離れている感じがします。また、その身分制度にもとづく差別に対する感覚というのもかなり恨(ハン)がこもっているような・・・。微妙な問題なので軽軽しく書けませんがチャングムとホ・ジュンを読むとそんな気がしています。
pandaさん、こんばんは。
医者も宮中にあっては保身に走らざるを得ないのでしょうね。そして、二人の会話は3回目になるとものすごく悲しみが伝わってきます・・・。
stanakaさん、こんばんは。
チェ尚宮達は女官長に言って里帰りしてたんですね。
ほんと突然出てきちゃっててびっくりしました。
ネイウォンの医務官は王の危機にこそ冷静に対処しなければいけないのに、あれはないですよねー。
いつだって命がけの職場というのも大変ですけど、慌てて誤認したら後悔しますよね(^^;
チャングム第26話を見て
第26話「罠」 「ミン・ジョンホ様だけはダメです」 理由はお慕いしているからです
・「宮廷女官チャングムの誓い」26話「罠(わな)」
NHK総合テレビで放映されている「宮廷女官 チャングムの誓い」。昨日2006年4月29日(土)放送は、第26話「罠(わな)」でした。※ドラマのチャングムをご覧になっていない方は、スミマセン!この記事、読み飛ばし…
けいさん、こんばんは。
今まで謎だったのですが、地上波を見てから字幕版を確認で見ていたらカットシーンがあったのでようやく謎がとけた次第です。
医務官もスーパーマンではないのでどうしても保身に走ってしまうのでしょう。
29日放送『チャングムの誓い』ウォッチング・レポート
本日放送された『チャングムの誓い』は第26話「罠」でした。前回、王様が倒れた!で
こんばんわ^^。
こじつけさせれば、天才的なオ・ギョモ&チェ一族チーム。
本当、色々な事をこじつけて、論点が破綻しそうになっても無理矢理押し通してしまってますね(^^;。
牢獄の中でのチャングム・ハン最高尚宮の会話は、見てて切なかったですね。
チェ一族の思わぬ仲間割れ(チャングムの誓い第26話「罠」)
考えてみると、当時の主権者であり国家元首である王が病気で倒れたのに、それを利用して政敵を追い落とそうとするってのは、かなりけしからん事。
一番やらねばならない事をせず、自分たちの保身に走るあの人達は一…
コメント&TBありがとうございました。
チボク、いなかったんですね。
残念、、、。
チャングムの誓い 第26話 「罠」
私的に、もう一度見たい!クミョンの好きな回、その1です。
その2は、もっと後、チャングムが医女になってから。
風邪の症状。
胃腸が衰え、口の中に出来物が。
熱が下がらない。
意識が戻らない。
若手医師も「…
宮廷女官チャングムの誓い第26話「罠」
いよいよチェ一族の逆襲が始まりました。 それはもう利権をあさる為なら何代も行って
チャングムの誓い 第26話 「罠」
ハン最高尚宮は、どのくらい最高尚宮の地位にあったのでしょうか?
1年くらいなんでしょうか。
李氏朝鮮の歴史について基礎知識がありませんので、
どうも、年代の感覚がわかりま
Tamtarmさん、こんばんは。
こじつけの技術は私も習いたい技です。ある部分、自分の意志を通すためには必要な便法ではないかと思っています。
3回目の視聴ということで、次が分かりすぎているので牢獄での会話に思わずホロリでした。
satesateさん、こんばんは。
チボクはもう少し待つしかないですね~~。
チャングム(勝手に)名言集 第26話「罠」
王様が倒れて大騒ぎになりました。
最初は医局内でも
「本当に風邪で間違いございませんか?
薬剤や処方に問題があるのでは?」
と苦言するしっかりした医務官もいたのに
侍医先生とユンス(!)の二人が
誤…
stanakaさん、こんばんは。
死んだ母と自分自身の意志で宮中にあがったチャングムと、チョンホに恋焦がれていたのに賢かったばかりに宮中に無理やり押し込まれたクミョン、最初からモチベーションが違うんですよね。そう考えるとクミョンにも同情してしまいます。スタートラインからチャングムとまともに戦える体勢ではなかったわけですから。
来週は心してテレビの前に座らなくては・・ですね!
チャングム・ピンチッ!
昨夜放送のチャングム、第26話 「罠(わな)」
いよいよ面白くなってきましたね・・・チャングム。
チェ尚宮とクミョンをうまいぐあいに追い出せたかと思ったのに…
なんとまあ、こんな形で仕返しがくるとは、…
ちょしさん、こんにちは。
クミョンは自分の思いとは違って、一族の意志で宮中にあげられて、孤独なため一族に頼るしかないという可哀想な境遇です・・・考えてみれば。
来週はドキドキですね。
チャングム26話
第26話 「 罠 」 ウンベクってば、一体どこに行っちゃったの!? チャングムがピンチです。早く戻って来てあげて(>_<) 温泉療養から戻った直後、王様は高熱を出して昏睡状態に陥る。 あんなに喜んでア…