今回のチャングムは「ひとつの嘘と千億の嘘」
ひとつの嘘は今回、チャングムが中宗の病状日誌を持ち出すために皇后についた嘘のこと。 千億の嘘はチェ女官長の今までの口先三寸でついてきた嘘の数々のこと。
これにこじつけるのはちょっと無理があるかな??
こんな表紙になっているなんて、イメージが違う。
さて、チャングムはやってはいけないことをしてしまいました。それは嘘をついたことです。今までは真っ直ぐにやってきたのにです。嘘をついてしまった理由はきっと、
親友であるヨンセンに敵の手が迫っていたこと
が最大の理由でしょう。が、しかし、そうだとしても許されることではありません。嘘をついたペナルティにより優位に立てる展開のはずがチャングムも瀬戸際に追いやられてしまいます。
そういう意味ではこのドラマの脚本家は並みの脚本家ではありませんね。チャングムの敵であるチェ一族が窮地に陥るときにチャングムを優位には立たせずに同様に瀬戸際へ追いやることにより視聴者の緊張感は高まるばかりで次回が待てない状態となってしまいます。BS時代はこのあたりから、放送時間の24時間前から心の中でカウントダウンが始まっており、1時間前にはベストなコンディションで視聴できるよう体制を整えていたのを覚えていました。 そして、視聴した後は一気に書き込みをするのではなく、一度自分の心の中で咀嚼してから書いたのを覚えています。
ドラマは二つのイベントを中心に進んでいきます。
- 中宗の傷寒症再発
- チャングムの病状日誌持ち出し問題
中宗の傷寒症再発
あの硫黄アヒル事件のときと同様に中宗は傷寒症を再発してしまいます。ここで、チェ一族と医局長のユンスとの間で利害関係が一致しなくなっていることがチェ一族にとって大きな問題となります。というのはユンスにとっては誤診と指摘されることは自分のキャリアを失うことになる。解決するベストな手段は中宗の傷寒症を完治させることだが以前と同じと考えると今回は解決できるとはいくらなんでも虫が良すぎる。なので、前回と同様の解決手段に走ることになる・・・・。
クミョンは医局長に飛龍と山伏茸を中宗に差し上げてもいいかと了解を取り付ける。医局長は特に問題なかろうと答える。
ヨリはユンスに傷寒症だったら大丈夫でしょうなんて、根拠のない安心理論を持ち出すが、不安に駆られている人にとっては根拠なくても、大丈夫って言ってくれると安心してしまうものだし、頼りにしてしまう。しかし、ヨリって何かと「お任せください」なんていうのだけどちゃんと結果を出したことがない。ヨリの「お任せ」はうちの娘の「ちゃんとやっています(宿題)」と同じレベルと思ってしまう。
さて、そのヨリは水剌間でクミョンが料理しているところをじっと見ています。そして、クミョンがさも秘伝の調味料的な感じで上の棚から取り出した小瓶をじっと見つめる怪しい黒目(=ワンデーアキュビュー)」
中宗、人体実験疑惑
中宗への処方箋が担当医女にも知らされずにヨリのみがかかわっている。疑問に思ったチャングムとシンビは薬材倉庫に行き最近出庫した薬を聞き出す。チボクはチャングムのことなら何でもお~~け。チャングムを蝶に見立てて、「私はお前の鼻花」なんて、うっとりモードで言っています。チボクやっていた役者さんはイ・ヨンエさんとラブシーンしたかったなんて言ってましたから案外と本気モードで言っているかも。
↓チョンホもチャングムもそれぞれの調査が忙しくてあんまりラブラブになれずにすれ違っただけの橋
調査の結果、女官のために出庫したことになっている薬材は使われていないことが判明。さらに中宗に出している薬の色が毎回変わっているという報告から、チャングムは医局長のユンスが様々な薬材をテストしていると推測。 この推測からチャングムとしては医局長が見つけ出す前に中宗の真の病気を探り出すことによって、硫黄アヒル事件の真相を明からにスルチャンスを消されてしまわないようにすることを改めて決意する。
中宗、倒れる
虚弱な王様だこと・・・・体が弱いと周りが迷惑する・・・・。
中宗が倒れたことにより、クミョンが調査のために引っ張り出される。「何を出した?」の質問に「医局長の許可があっった」と回答するクミョン。「中宗への薬は7日以上も前から同じものをお出ししている。ひるがえって、最高尚宮の出した食材は明のもの」と保身に走る発言をする医局長。「以前にも私的に出した食材で同じことが」という指摘に激しく反発するチェ女官長。「医局長の誤診ではないのか」に対しては内医院全員で検討した結果だ、に対して「全員が誤診しているのでしょう」と開き直り全開のチェ女官長。
しかし、情勢はチェ一族には厳しかった。オ・ギョモの発言をさえぎり前例と同様に最高尚宮を拘束すると宣言する長官。あの、してやったりの表情がなんとも言えません。意趣返しですね。
病状日誌の持ち出し疑惑暴露
一旦は長官のおとぼけ言い訳で難を逃れたチャングム。しかし、そんなことであきらめるチェ女官長ではない。←私はこういう姿勢には頭が下がります。やはり、一族と自分の命がかかっていると半端ではない。こういう、勢いで仕事すると大出世するだろうな・・・・。
ネシブのお役人をオ・ギョモを介してゲロさせようとするが、オ・ギョモ自身があんたの問題ではないと逆襲されてチェ・パンスルに八つ当たり。逆にオ・ギョモはなぜチェ一族はチャングムを亡き者にしようとするのか疑問に思う。こちらもチェ一族とオ・ギョモの利害関係が不一致となっている点。
オ・ギョモには頼れないと判断したチェ・パンスルはネシブの役人のスキャンダルを抉り出し、それを突きつけることによりチャングムが持ち出したことをゲロさせることに成功。
チャングム絶体絶命の危機
危機が何個もあるので、たいしたことないように思えるのだが、そうでもない。 しかし、余計なことをしなくてもチェは自滅しそうな感じなのにと思うのは私だけ? 問題はチャングムが誰にも(チョンホにも)相談せずに実行計画(計画してないけど)を立てて実行してしまうこと。いくらスーパーウーマンのチャングムといえども経験も情報もない領域では判断ミスもするし、局所最適な解をだしてしまう。ここはチョンホやチャンドクなどの意見を聞くとかするといいのにと思うし、医女仲間に素直に自分の事情を話して協力をもらうようなことをすれば軋轢も少ないかと思うのだけど。今回はシンビに明かしましたが、遅すぎだし、他の医女にも言えよって思いました。
役人の言質をとったことにより再度長官に詰め寄るチェ女官長。
言い逃れできないと悟った長官は最小限の罰にとどめようとして中宗ではなく皇后に報告すると回答。
しかし、甘かった。皇后も事の重大さと信頼していたチャングムの裏切りから厳罰せよと命じる。チャングム、ぴ~~んち。
白い袋をかぶせられ宮廷の外に出されるチャングム。袋が取られると瓶を持った男たちが周りを取り囲んでいる。これは母ミョンイが女官たちから毒を飲まされたシーンとかぶる。
これで毒殺されるとチャングムは終わりになるので、そんなことはない。←なんじゃ!!
気がつくと部屋の一室にいるチャングム。そこへ怖い顔をした皇后様が入ってくる。中宗の倒れた原因を明かさなければ本当に亡き者となるとプレッシャーをかける皇后。
さーーて、チャングムはどうなる?
コメント
stanakaさんおはようございます。今回も見どころ満載でしたね♪
いつものパターンはチャングムが有利にたつとチェ側がピンチになり、チェ側が有利にたつとチャングムが不利になるという定番が見事に覆されました。
今回はチェもチャングムもピンチにたたされたわけです。そこがこの脚本家の天才と言われるゆえんでしょう♪
それにしても皮肉な運命。ハン尚宮を陥れた方法でグミョンが捕まってしまったわけですから。もちろんそこには微笑み長官のさりげない口ぞえがあったんですけどね。
それにしてもあの長官。とてつもない権力者ですね!オギョモもチェ女官長も手が出せない状況ですから。あの微笑みはカモフラージュだと見た(笑)
とん子さん、こんばんは。
今回は書かれているように両方の陣営がというよりもチェ一族とチャングム個人ですが、ピンチになってしまいましたね。
長官はきっとしてやったりと微笑んでいるのでしょう。
こんにちは(o^∇^o)
>>これで毒殺されるとチャングムは終わりになるので、そんなことはない。←なんじゃ!!
絶対に殺されないと誰もが思っているはずですよ(笑)
ヨリに関しては、賢いと言うより、ずる賢い、そういうイメージです。
なので、成功もしませんが、知恵は働きますよね。
ヨリの様な女性がいましてね、今はどうなったかはわかりませんが、人を陥れて自分の地位を上げようとする人でした。その労力を自分を磨くために使えば、彼女は自然と自分の地位を確立出来たのにと思いますが、居場所がなくなっていったというのが現実でした。
賢いチャングムが、嘘をついて行動に走ったのにはがっかりです。
あのチャングムの行動だけは納得できません。
同時にピンチになるのなら、チャングムはもっと違う方法でピンチになってほしかったです。
ただ、人を憎しむと、たとえ自滅をするとわかっていても、心から反省させたいと思ったりもするわけですよ(笑)
勝手に自滅されたら、心は晴れないわけで、ぎゃふんと言わせなくちゃ、私の気がすまないわ!!そんな思いがあるのかも(^▽^;)
チャングム**43**
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stanakaさん、こんばんは。
皇后様が椅子に座っている姿、珍しかったです。
あれは何の部屋なんでしょうか?
チェ女官長の、諦めの悪さには私も感心しました。「投げ出されても悪の花を咲かせる花の種」かも。ある意味チャングムと良い勝負?あの「やってみなくてはわからない」という姿勢は素晴らしいです。
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女官長といえども口を挟むことは許されぬ」
でも、これで黙っ…
stanakaさん、おはようございます。
ヨンセンの妊娠でチャングムが一気に攻勢をかけ、玉砕し、それと平行してチェ一族が崩壊に向かうと言う脚本は見事ですね。
それも、ハン尚宮が捕われたのと同じ理由でクミョンが取調べを受ける、というのが素晴らしい。
視聴者の溜飲を見事に下げてくれます。
登場人物ひとりひとりの役割もよく練られているなあと感心しています。
チャングム・踊るトック夫妻!
昨夜放送のチャングム、第43話 「皇后の決断」
毎回ハラハラドキドキ・・・
寿命が縮むドラマこの上ない。
長官様のおかげでチャングム、逃げ切ったと思いきや、
立ちはばかるチェ女官長!!
裏ではなにやらコソコソ・・…
>BS時代はこのあたりから、放送時間の24時間前から心の中でカウントダウンが始まっており、1時間前にはベストなコンディションで視聴できるよう体制を整えていたのを覚えていました・・・
まったく同じです!!NHKに電話しようか!と思った事もありますよ(笑)待てなくて・・・。
もう何回も見ているんだから、安心して見られそうなもの、まだドキドキするのは、アホな証拠でしょうか?!(*^_^*)
ふみえさん、こんばんは。
あの部屋はきっと皇后を畏れ多い人にみせかけるための特別のへやではないでしょうか・・・。えらくなるとカリスマ性というのも必要になるので。
>投げ出されても悪の花を咲かせる花の種
これには笑いました。
あのあきらめの悪い性格は私の憧れです。
私はすぐにあきらめる性質なので
ちょしさん、こんばんは。
見事なしっぺ返しというやつですね。しかも、チャングムにもいい気になるなと教育的指導を与えている・・・どこまで効くかはやや不明ですが。
okoさん、こんばんは。
ヨリのような人がいたのですか・・・ちなみに、ルックスの方はというのは男性の反応ですね。あかん。
他人を認めたくない性格なのでしょうね。
今回のチャングムは完全に頭に血が上った感じですね。それが、普通の女性ではなく、スーパーウーマンがなので、周りに与える迷惑も国家を揺るがす規模になってしまうというのがはた迷惑。
がーこさん、こんばんは。
まあ、我が家の奥さんも、また、見ている何回目なのという顔してます。でも、そのうちに引っ張り込まれていますが。
新しい発見ができるので、やはり新鮮な思い出見ていますよ。
チャングム第43話を見て
第43話「皇后の決断」 皇后様かっこよかったです。 そしてネシブってどんな部署な
stanakaさん、こんばんは。
写真の橋のシーン。好きですね。緊張感があってワクワクしました。
カットされなくて良かったです。
チェ一族はチャングムが戻ってくるまでは最高の権力を得ていたけれど、チャングムが帰ってきた途端にどんどん状況が悪くなって、本当に真実をあかさなくても自滅はしそうですよね(笑)
それじゃだめ、というのはまだ先の話でしたねー。
けいさん、こんばんは。
橋のシーンはカットの第一候補になってもよさそうな感じだったのですが、あれは、チャングムとチョンホが巨悪に向かって着々とアクションを進めているという表現なんでしょうかね。
神様仏様長官様〈地上波第43話〉
王様の病状日誌(本名:内殿日記〈ネジョニルギ〉)の説明が1週間遅いよね〜w なぜ、秘文書館に入って王様の日誌を見ることがこれほどまでにタブーなのか、ってことが前回の段階で説明されてないとチャングムの無謀…
「宮廷女官チャングムの誓い」 第43話
「皇后の決断」
今回は、風雲急を告げる展開で、とても面白かった。
予告と今回のタイトルで、チャングムの危機は、皇后が救ってくれるのではという予想をしていたので、ラストはあまり驚かなかったが、チェ一族の「身か…
宮廷女官チャングムの誓い 完全版 43話「皇后の決断」
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