宮廷女官チャングムの誓い 第12話「ハン尚宮(さんぐん)の賭け」完全版

今回のチャングムは「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し」

チャングムは思い立つと周りが見えずに集中するタイプ。そのチャングムの長所でもあり最大の欠点でもある集中する性格が如実にあらわれたチャングム自身の体を使った人体実験。

育ての親であるトックの危機を救うために自らの体を使って実験するチャングムは子供の鑑ですが、もうちょっと結果を予想してやれよ!と言ってやりたくなります。よくぞ、今まで生き延びることができたよチャングム!

思い込み

周りが見えず、思い込みが激しいのはチャングムだけではなく、私もそうだったというのに気づかされた回でした。というのは、以前の感想ではレビュー作成時には味覚が鈍くなったと書いているにもかかわらず、すっかり頭の中には味覚が喪失=何も味覚を感じなくなったと思い込んでいた。味覚がなくなってしまっていたらチョン最高尚宮に替わって女官長の誕生日祝いの料理の味付けするなんてことはそもそも出来ないし、さらに濃い味付けにするということもできない。

ちょっと、理屈で考えれば味覚がなくなったわけではなく鈍くなったということが論理的に気づけるはずが、味覚喪失というキーワードを頭にインプットされたために全く味覚を感じないとずっと思い込んでいた。

最近、仕事で「思い込み」による障害の作りこみ(簡単に言うとバグ)が結構、多いことに気づかされている。集中することは仕事の生産性を高めさらには品質を高めるものだと信じているのだけど、それがどこからか「思い込み」に転化してしまうと途端に品質が悪くなる。多分、”考えている”から”慣れ”になってしまっていることが「集中」→「思い込み」になる一つの原因なのだろう。

チャングムの絶望感

後半、味覚が鈍くなっていることに気づき治療法を求めてハン尚宮とともに町の医者を訪ねるがどこも時間をかけることを言われるばかりで、チャングムが絶望するシーンが出てくる。柿を食べたりというシーンはカットされていたように思うがどうだろう?

チャングムが様々な食材を口にいれ、絶望してしまう姿はイ・ヨンエさん渾身の演技。

あんなに「Give Up」から程遠いと思われるチャングムがなぜ絶望してしまうのか? 最高尚宮への道を絶たれるという恐怖からだろう。チャングムは自分の能力を知っていて人よりもはるかに優れていることを認識しているのだろう。その能力---核となる能力が喪失したために絶望感に襲われたのだろう。

次回はあのハン尚宮の名文句が出てきます。

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コメント

  1. とん子 より:

    stanakaさんこんにちは!私は「ハン尚宮の賭け」より「チョン最高尚宮の賭け」のほうがサブにぴったりだったと思います。そりゃあチャングムの味覚障害と言ったほうがいいんでしょうかねえ。知ってのうえで自分の下に置くようにしたんですが(これも人生かけた賭けなんでしょうが)
    チョン最高尚宮は自分はもう長くはいられない。だが最後は自分の正義を通したい。そういう強い気持ちで、まさに命を賭けて王様に「チェ尚宮とハン尚宮を競わせて勝ったほうに最高尚宮を与えたい」と訴えたんですから。宮中の裏も表も知り尽くし自分の正義を曲げられた経験もあっていった言葉。こっちのほうがより大変な出来事だったと思うんです。もちろんその大変な出来事はハン尚宮にも引き継がれることになるんですがねえ。
    今まであらゆるどん底に突き落とされたチャングムでしたが今度ばかりはこたえたでしょうね。最高尚宮になるためにはどうしても必要不可欠な舌の感覚が鈍くなったわけですから。死ねと言ってるようなものですわ。ハン尚宮との絆の深さに泣けてしまいました。

  2. stanaka より:

    とん子さん、こんばんは。
    >「チョン最高尚宮の賭け」
    この観点には気づきませんでした。確かに自分の健康問題により交代させられるかもしれない。そして、旧来型のチェ一派による地位独占を阻止するために賭けに出た。
    ハン尚宮の賭けはそのチョン最高尚宮の賭けの上に成立しているもの。かなり、きわどい闘いをしていることになりますねーー。

  3. がーこ より:

    >周りが見えず、思い込みが激しい・・・
    ああ、私のことを言われているのかと思った(^-^;
    柿を食べたりというシーンはカットシーンでしたね!カットシーンを見つけると、何かに当たった(当選!)気分になります。。。
    単純なわたし・・・(-_-#)

  4. 「宮廷女官 チャングムの誓い」(完全版)第12話「ハン尚宮の賭け」

     溜まっていた感想を片付けたつもりでしたが、一つ残っていた。  と言っても、今さらで思い出せないところだらけだったりするんですが…(^_^;)。  初見時の感想はこちら。  2回目の感想はこちら。

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