宮廷女官チャングムの誓い 第16話 「真心」字幕版

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今回のチャングムは「師は弟子を思い、弟子は想い人を想う」

競い合いのテーマを深く考えないで、勝てる料理→良い材料とチェ一族の食材調達能力を仮想敵に勝手に仕立て上げて一人相撲したチャングム。そんなチャングムにきっちりと反省をさせるために一度の勝ち負けを捨ててみせるハン尚宮。すっかり落ち込んで宮中を出て雲岩寺へ向かうチャングム。

対照的なのはクミョン。チャングムに勝利するしその前に想いを寄せているチョンホからすてきな言葉かけてもらえるし。それがチャングムがチョンホに言った言葉とは夢にも思わずにルンルン気分で料理するクミョン。とても表情が明るく女の子らしい雰囲気を出していました。

チャングム・フォーエバー----韓流スターが語るドラマの魅力
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チャングム・フォーエバー—-韓流スターが語るドラマの魅力

河出書房新社
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チョ・グァンジョの影

皇太后が評価を下した後に語る言葉で「賢良科をまねて」という言葉がある。この時点では士林派のチョ・グァンジョは勢力を持っていた時期であることがわかる。対するチェ一族がつながっている功臣派は躍起になって追い落としを画策している時期。チョンホが調査を進めている事案は功臣派の悪事を暴くことになるので、チェ・パンスルが刺客を放ったのもうなづける話だ。

そして、競い合いも同じ戦いの延長にあると捉えるべきであろう。本当はチャングムの教育のために一度の失敗は教育投資と割り切るには掛け金が大きい。ハン尚宮は宮廷内の権力闘争の状況は認識していると考えるべきで、今回の行動は実はとてもリスキーな行動になる。そんなことを知らないチャングムは脳天気野郎だが、ポリティカルな面はからきしダメなチャングムに期待しても無理というもの。すべてのリスクはハン尚宮が背負うという状況だな。

雲岩寺に到着してトックおじさんを見つけても気分が晴れないチャングム。味覚喪失に次ぐ塞ぎよう。師から厳しい叱りを受けたのだから仕方ないか。

雲岩寺にはチョンホも密命を受けて来ていた。お寺で手を合わせていたのは明治的ではないが、チョンホの亡き妻の命日というのが小説本には語られていた。

トックおじさんの機転で、海を見たことないチャングムに海辺まで連れ出して遊ばせる。ふとチャングムが気づくと目の前にチョンホが。戯れる二人。韓国ドラマでしかできない、視聴者のほうが恥ずかしくなるデートシーンの炸裂。あの年代の韓国の監督ってあれが理想のデートシーンなのかな?

保母尚宮は兄が餓死する直前にわけてくれた幻のお米を持ってあの世へ旅立ちたいと言う。これに答えるためにチャングムは努力するのだけど、小手先の技に頼ってしまいNGをくらう。寺男が時間をかけて乾かしたお米を食べさせる。そのお米が正に保母尚宮が望んだお米の味だと言われてしまう。

現代なら電子レンジでやってしまうところかな。太陽は偉大だからなー。

チャングムは小手先ではなく本質を捉えた真心を込めた料理が重要であることを悟りめでたしとなるのだが・・・。チョンホとチャングムが親密に話しているところをルンルン気分のクミョンが目撃する。一気に奈落へと落とされるクミョンというシチュエーション。ドーナル!?

コメント

  1. 「宮廷女官 チャングムの誓い」(完全版)第16話「真心」

     味覚が戻ったが、目先の勝負に捕らわれて本当に大切なものを忘れていたチャングムが、どう立ち直るかのお話。現実でもよくありがちなので、人のふり見て我がふり直せ、というところでしょうか。  

  2. とん子 より:

    stanakaさんこんにちは:hea2:勝ち負けにこだわったチャングムとチョンホに励まされ料理の原点に立ち返ったグミョン。私も皇太后に出した決断が正しかったと思います、この時点では!ただチェ尚宮は把握できてなかったけど(笑)まあ仕方ないかもね!仰るようにチョ・グァンジョ影を消さなければいけないから(笑)
    そういえば、チョンホ殿は奥様がいらっしゃったんですよね。ノーカットではそういうシーンが出てくるのかな?と期待してたんですが、亡くなった後で、寺で手を合わせるだけだった。
    そのチョンホ殿がねえ、チャングム×2だけでなく、少しでもグミョンに向いてあげれば彼女も手を汚すことはなかっただろうに=:[
    やっぱり彼女はチェ一族として生きる運命だったんですなあ~♪

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