王女の男 第24回/最終回「永遠の愛」

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王女の男がとうとう最終回でした。それぞれの夫婦の極限状態における愛の形を描いた物語とも言えそうなラストでした。

「王女の男」ミニフォトブック+オリジナルサウンドトラック
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敬恵王女とチョン・ジョン

この二人が滅茶苦茶格好いいです。特に敬恵王女のなりふり構わない一直線の生き方がとても胸を打ちます。生き延びるために憎き親の敵である世祖に頭を下げて「王様」と呼ぶシーンは迫ってくるものがありました。ホン・スヒョンさんの演技がうまいんだなー。それと、最初の頃の超タカビーなところがうまく効いていますよね。あんなにお高くとまっていた王女様が一転して命乞いするというのがうまく印象的になりました。

世祖と貞熹(チョンヒ)王妃

やっぱり 貞熹(チョンヒ)王妃>世祖 でしたね。朝鮮王朝実録には「甥の端宗を殺した罪悪感に悩まされたと伝えられている」と書かれています。そのあたりが今回の終盤で端宗が枕元に出てきて眠れないためにめっきりとやつれた世祖になっていました。皮膚病にも苦しまされていたとも伝えられているようで、ドラマにも治療のために温泉へ行く途中で死んだたと思っていたスンユと子供を目にし、さらに家までお忍びで見に行きセリョンの姿を目にして貞熹(チョンヒ)王妃に感謝していました。温泉よりも効果のある治療法でしたね、

キム・スンユとセリョン

どうも、この二人は行き当たりばったりという表現が適切なカップルではないでしょうか。ドラマ冒頭でセリョンは目隠しされていたのをスンユにとってもらいますが、これは行き当たりばったりで飛び出したため。

そして、スンユは都から官軍が続々と送り込まれてくるのなら防備が手薄になる都へ潜入して世祖を打つという。コンセプトとしては正しいのだけど具体的にどうやって打つのかは全く考えていない。たまたま、セリョンが身を寄せているお寺へ世祖が行くということになったから暗殺する手がかりが出来ただけであくまでも出たとこ勝負。

しかも、世祖の近くまで行けて刀を一振りすれば復讐を果たせたのに世祖の「セリョンが身ごもっている」という一言で動揺してしまってお縄頂戴になってしまう。やっぱり、出たとこ、かつ、覚悟がないんだよね。

生き残ったスンユとセリョン

なんにせよ、生き残ったのはいいことと言いたいが、あくまでもこれは勝ち取った生ではなく、貞熹(チョンヒ)王妃から与えられた生。敬恵王女のプライドを捨ててでも生き残ったのとは意味が違う。世祖もスンユもお互いのプライドを守って生き残らせるためにはこの手しかないかもしれないけど、スンユとセリョンには生を勝ち取るシナリオが欲しかったです。

総集編
『王女の男』総集編(前・後編)を放送します。
BSプレミアム 12月23日(日)、30日(日)午後9時00分~10時00分 ※日本語吹き替えのみ
再放送:BSプレミアム 1月5日(土)、12日(土)午前8時30分~9時30分

一応、録画します。

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