チャングムの誓い 第37話「母・皇太后」

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今回のチャングムは母がテーマです。

韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編  教養・文化シリーズ―韓国ドラマ・ガイド

皇太后は王に向かって、治療を受けないと言います。しかも、横を向きながら言います。そして、「帰ってください、顔を合わせたくない」とまでいいます。医務官を何故変えたのかとまで言います。まるで、だだっこの様です。現代日本なら「何を言ってんだ、このババア、心配してやってるだけマシとおもえ!!ゴルァ!!」とでも言うところを親を尊重する時代ですから、王様と言えどもひたすら頭を下げて自分に否があったのか、あったら罰を与えてくださいと心から心配しています。

王様も心配だからというのは分かるけど、母親がなぜ治療拒否しているのかを調べるよう部下に詰問調で命令しています。私の感覚からすると自分の母親のことを部下に調べさせるの???と不思議な感覚になりますが、きっと王様となれば全てが公のことになってしまうのですよね・・・。命令されたオ・ギョモはやっぱり、何も自分の考えを付け加えずにスルーで部下にそのまま命令します。おいおい、お前の付加価値はなんなんだよと言いたくなる。

皇太后様のつむじ曲がりはとどまるところを知らず、エスカレートするぱかり。もはやこうなったら老害、どこぞの国の政党の国会議員に多くいるタイプと変わらん。シン・イクピルに対しては「お前の薬は怖くて飲めぬ」「誤診をしただろう」とまで言います。皇太后の横にはあの芸者事件で罷免されたイ・ヒョヌクがいることからもらしたのはこいつ。遠い親戚だそうで。

王様はどうすべきか悩んだ末に、医務官のシン・イクピルを罷免することに。それを聞いて責任を感じたチャングムに「チャングムさんは悪くありません。つけこむ人が悪いのです」と元気付けるチョンホ。

あくまでも医者として自分の職務をまっとうしようとするシン・イクピルは首にされていても薬を処方して皇太后に飲んでくださいとお願いします。でも、言うことを聞かない、頑固皇太后。そこへチャングムは「王様と賭けをするのはおやめください」と言い出します。これはすごくうまい言い方ですね。今風に言うと王様と皇太后は無益なむしろ有害なチキンレース、あるいは突っ張りあいをしていることを見抜いたチャングムは賭けという言葉で一言で表現して見せたのです。しかも、「無謀な賭け」とまで言います。それなら自分と賭けをしてくれと切り出します。負けたら自分の命を差し出すというチャングムに皇太后はなぜ命を粗末にするかと聞きます。大事な恩師の命が掛かっているのでと切り返すチャングム。とうとう皇太后はチャングムの賭けにのります。賭けとはチャングムの出すなぞなぞに1日以内で答えること。

宮中ではこのなぞなぞで持ちきり。これを聞いたチャンドクはチャングムのことを「聡明にして、無謀」と表現。うまいなーー。

ところで、失敗すれば三人の命がなくなると言っていますが、チャングムとシン・イクピルは分かるのだけどあと一人は誰?

ネシブの長官が皆を集めて、なぞなぞ以降の行動計画を立てようとしています。この人、こんなに先を読んで動くなんてできる人だったの?気力をあげるための食べ物をということで、五子粥を提案するクミョンの脳裏にはチャングムと競い合ったシーンが頭に浮かんで、その中に入ってしまう・・・・。どうやら、謎が解けた模様。

チェ女官長経由で皇太后にその答えを教える。これで、チェ女官長は勝ったつもり。ところが、皇太后は答えを言わずに治療を受けると言う。なぜ???
「しかし、思い切ったことをしたものだ。考えれば考えるほど許しがたい」と言う皇太后。実は許しがたいと思っていたのはなぞなぞの答えが出ても出なくても治療を受けざるを得ない問題だったことを皇太后は悟っていたから。その答えは「」。

「母である私がどうして王を苦しめることができよう」といって、自分の非を認める皇太后。実はチャングムのなぞなぞの答えの解説が長いのだけど、とても感動的な言葉で涙なしでは聞けませんでした。これほど、美しく母というものの姿、役割を語れるというのはすごいです。この解説については韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編 教養・文化シリーズ―韓国ドラマ・ガイド34ページを参照してください。

そして、チャングムに会いに来たヨンセンが別れて歩いていくと王様とばったり。どこのサングンだと訪ねる王様に数年前にお情けをいただいたものですと長官?が答える。また、お情けしにいくの??

ところが、皇太后様は治療を受けなかった期間が長かったことが利いたのか病状がさらに悪化してしまい薬も飲めない状態になってしまい大騒ぎ・・・・・で、次回へ。

コメント

  1. ピック より:

    あと一人、ジョンホでしょうかね?
    私もウンベクのあの言葉は誰だろうと思いました。
    それとも皇太后でしょうか、、、
    失敗すれば皇太后は治療を受けないのですから、、、
    私もチャングムの母を語る言葉、美しいと思いました。
    作者や韓国の人々がいかに「母」という存在を尊敬しているのかがわかりますね。

  2. mitomito より:

    駄々をこねる皇太后様、それに振り回される王様、普通の家庭ならいいけれど、一国の主がそれで大丈夫なのかな、、と気になりました。
    さすがに嫁(皇后様)はしっかりしてましたね。

  3. stanaka より:

    ピックさん、そうですね「母」という存在が韓国ではいかに大きいかが理解できるシーンでしたよね。日本であのシーンがいつまで理解できるのやら・・・。
    mitomitoさん、皇后様はしっかりしすぎですね、普通の家庭なら簡単に尻にしかれています・・・・。

  4. シェリー より:

    >ネシブの長官が皆を集めて、なぞなぞ以降の行動計画を立てようとしています。この人、こんなに先を読んで動くなんてできる人だったの?
    そうそう(笑)
    久しぶりに~初めて?仕事らしい仕事してましたね。

  5. stanaka より:

    シェリーさん、こんにちは。
    >久しぶりに~初めて?仕事らしい仕事してましたね。
    やっぱり、そう思いました? 私だけなのかと不安に思っていました。

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