宮廷女官チャングムの誓い 第3話 「夢の宮中」 完全版

記事内に広告が含まれています。

今回のチャングムは「宮殿ナイトウォッチング」

今回は歴史上の事件である中宗反正を背景にして物語が進行する。中宗反正は一言で言えば暴君(と、現代の歴史書は言っておりますが、歴史を書く人は勝者の側の人なのでそのつもりで読まなくてはならない)である燕山君を廃位するために引き起こしたクーデター。このクーデターの隠れた功労者が10歳になったチャングムチャングムもしっかりと中宗に会うことによって宮中行きのチケットをゲットしています。

中宗反正がおきたときに、クーデター側の兵士たちが中宗の家の周りを取り囲んだので、中宗は自分が殺されると思って、びびったらしい。そのときに、最初の奥さんであった端敬王后慎氏はあわてずに中宗に対して、兵士がどちらに向いているかを確認するようにアドバイス。中宗がおそるおそる確認したところ外向きに兵士たちが立っていることがわかり、殺しに来たのではなく防衛しに来たものだとわかってほっとしたという逸話を本で読みました。(出典がど忘れ・・・・多分、↓だと思う)

朝鮮王朝史〈上〉 朝鮮王朝史〈下〉

トックおじさんの活躍?(酒代代わりに家具を強奪!!)により、中宗反正は成功し中宗は王位に付く。このときに中宗と端敬王后慎氏が二人で並んで歩く姿は韓国ドラマ 宮(クン)でも同じ形の衣装が使われていましたよね。参考にしているのが同じなのでしょう。ただし、端敬王后慎氏はこのシーンまで。燕山君の係累につながるものとしてクーデターの勢力によって無理矢理別れさせられてしまう。中宗は王の座を得ることが出来たが大事なものを失ってしまったと言えます。このあたりが、後々のチャングムへの想いにつながるお話になっていく・・・・多分。

地上波の感想は、宮廷女官チャングムの誓い 第3話 「夢の宮中」 地上波でどうぞ

チャングムの誓い オリジナル・サウンドトラック
TVサントラ Alessandro Safina キム・ジヒョン ポニーキャニオン (2005/02/02) 売り上げランキング: 992

 

意地悪女ヨンノ

今回の新たな発見。ヨンノチャングムに意地悪したきっかけは次の点であったこと。

  1. ヨンノが年上をいいことに勝手な仕切りをしているのをチャングムが論破
  2. 宮中女官をチャングムのみがすらすらと読んで説明したこと。
  3. 教育係りの尚宮が女官は中人以上の身分の子供たちから選ばれていることを説明

自分の本当の父が武官であり、母は女官であったことはチャングムは口が裂けても言えずに、ここでも身分差別による意地悪がなされたことに悔しい思いをする。

宮中ナイトウォッチング

ヨンノにより部屋から追い出されたチャングムは外でカメにお願いしていたヨンセンを連れて宮中ナイトウォッチングへ出かける。後に残されたカメは食材に使われたのかどうかは定かではない。さて、チャングムとヨンセンが出会ったものとは

  1. 衛兵と女官との禁断の逢引現場 ヨンセンは目をしっかりと手で覆っていましたが、好奇心旺盛なチャングムはちらちらと手の間から見ていたのでした。
  2. クミョンがチョンホへ挨拶している現場 クミョンがお辞儀してちょうど頭を上げたときにチャングムとヨンセンの二人が前に立っていたので、びっくりしてクミョンは悲鳴を上げたので誰何されたのですね。クミョンの子役の子はとても美人だなと常々思っておりました・・・。
  3. 退膳間で王様への夜食 発見というよりはぶちこわしなのですが。これにより、チャングムの目の前でハン尚宮のあざやかなリカバリー方法と料理が行われた。チャングムは名人技を目にすることが出来たわけ。対するヨンセンはびびりまくりでそれどころではなかった。 でも、怪我しているヨンセンがなぜ生姜の皮を剥く手伝いが出来たのかは謎。

今回はチャングムの本筋とは違う点にやたらと目がいってしまいました。チャングムはナイトウォッチングという行動することにより色々な新規な経験をすることが出来たのですが、マイナスの結果ももらってしまいます。チャングムのような性格の子が認められるのは失敗を許容して優れた点を見つけてくれる指導者なり組織が必要ですね。次回はその指導者との出会い(すでに出会っていますが)と、あの有名な指導法が出てきますよん!!

本ページの情報は2021年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。


「宮廷女官チャングムの誓い」を見放題で見るならこちら↓

コメント

  1. 「宮廷女官チャングムの誓い(完全版)」第3話「夢の宮中」

     「宮廷女官チャングムの誓い(完全版)」第3話「夢の宮中」。  いやあ、大筋の話しか覚えていなかったことをしみじみ感じた回でした。この回の人物の動きが、後々にしっかり結びついているんだなあ、と。    初見時(衛星総集編)の感想はなし。  2回目(総合)の感想..

  2. Sayopee より:

    TBありがとうございました。
    こちらからもしましたのでよろしくお願いします。
    第3話、重要な回なのに以前見た時のことはすっかり忘れていました(^_^;)。1年以上前のことだから仕方ないと思いました。
    ヨンノが年上って、全然意識していなかったです。大人になってからより子供のときの方が生意気な感じですね。
    お兄様にお別れをしていたクミョン、ホント大人びていました。この時はチャングムたちより年上の設定だから余計にそう感じられるのでしょうね。

  3. 宮廷女官チャングムの誓い レビュー #03

    #03『夢の宮中』 両親と別れ、一人で生活するようになったチャングム。 トック夫妻に引取られて2年がたった。 パク・ウォンジョンたちの使いで晋城大君に酒を届けたチャングムは「女官になりたいから宮中に連れて行け」と直訴する。 晋城大君は即位して中宗となった。 チャングムも念願かなって宮中に上がることになる。 期待を胸に抱きながら訓練を受けるチャングム。 少し勉強ができることと、身分が低いことからヨンノたちにのけ者にされてしまう。 悲しみの中、母の言葉を思い出し退膳間に母の残した手紙を探しに行く。 途中で合流したヨンセンが夜食をこぼしてしまいハン尚宮に見つかってしまう。 サバイバルですね。木喰ってる。 個人的には#02よりも#03でミョンイの言葉を思い出すシーンのほうが泣けてきます。 がんばれチャングム。ここで強くなれば未来は明るいぞ。(未来人からの言葉) 政治問題に関しては全くもって良くわからないのでパス。 この回まで出かなりインパクトが大きいトック妻。これだけの役なんだから名前ぐらい付けてもよかったのではないかと思います。 チョンホがまだですが、今後チャングムに関る人物は大体そろいましたか。 ヨンセンはあれですね。 カメどっかいっちゃうよ。 ヨンノ背が一番小さいくせに。 クミョンとチャングムってどれぐらい歳離れているんですか。 #03で今後への伏線。奴婢と医女。 晋城大君の前でチョルをしたチャングムが怒られたのって手の位置が間違っていたからなんですね。知らなかった。 大長今辞書作成中です。 金曜のチョナン・カン2にイ・ヨンエがでてた。

  4. virgogater より:

    辞書送りました。ちゃんと届くといいのですが。
    カメにお願いするヨンセンはかわいいですね。
    ヨンノもクミョンも年上か。
    クミョンは途中で設定年齢が下がるんですか。知らなかった。

  5. stanaka より:

    Sayopeeさん、こんばんは。
    私もあれ?ってというところが何点かありました。まあ、人間の注意力なんていつも通っている道の建物が取り壊されたときになんのお店が入っていたのだっけ?と思うくらい(自分比?!)ですから。
    幼年期のクミョンは大人びていて孤独感のあるクールな少女という感じ—大人のクミョンもそうか—なので、そういう設定かな?
    ヨンノはホントいやな女の子ですね。子供だから余計に無邪気に残酷になれるのかな。

  6. stanaka より:

    virgogaterさん
    辞書確かにいただきました。
    クミョン(今英)なんて、漢字名もしっかりでますね!!
    年齢については監督がインタビューで確かそのように途中で変更したと言っていました。韓国らしいというかなんというか。

  7. terutell より:

    こんにちは。いつもトラックバックとコメントをありがとうございます。反正のときに、中宗が屋敷を取り囲んだ兵士が敵か味方かわからずにあわてた、という話は知りませんでした。慎氏はいいお后様だったのに、かわいそうですね!
    逢引の現場でちらちらと見ていたのはヨンセンのほうです。彼女はだからこそ中宗の側室になったのかな、と思います。

  8. つれづれなるままに より:

    チャングム完全版3th

    カットシーンは分からなかった。

  9. se より:

    stanakaさん、こんにちは。
    そうそう、ヨンノの子役さんかなり美人ですね。
    チャングム後も要チェックです

  10. がーこ より:

    「宮殿ナイトウォッチング」とは上手くタイトルをつけたものですね♪
    stanakaさんが書かれているコメントとほぼ同じ感想!だったので、自分がレビューする必要が無くなってしまいました(*^-^*)。
    今まですでに何回も見ているチャングムですが、やはり本場、韓国語で見るチャングムは一味違います。
    ヨンセンの亀さんが・・・あの後どこへ歩いていったのか?
    クーデターを起こした時、のちの中宗王は“王”になることを望んでいなかったのだと、改めて分かりました。
    おい、がーこ、今までどこ見てたんだいっ!!
    ・・・と自分にツッコミをいれました。(-_-#)

  11. stanaka より:

    がーこさん
    宮殿をうろつくシーンがやけに長いなと今回は感じたので、このようにタイトルしました。
    中宗は本当は風流を愛するチョン尚宮と同じタイプの人間なのではと思いました。それが、なりたくもない王様になってしまったのが彼の不幸ではないかと。

タイトルとURLをコピーしました