今回の馬医はクァンヒョンが司僕寺で馬医として働くようになるきっかけとして、清へ献上する馬の治療のエピソードとクァンヒョンの正体探しがメインのエピソードでした。サブテーマとして、チニョンがどうしても医女長のチャン・インジュの教えを請いたいために医女になるエピソードが描かれていました。
クァンヒョン、献上馬を治す
司僕寺の馬医たちが匙を投げた清への献上のための馬の治療をクァンヒョンがやってみせるとミョンファンに宣言する。根拠は
- 馬の肺炎治療に使われている五参散(オサムサン)は治る過程で発生する痛みを緩和させるものである。
- 痛みを緩和させるには鍼で麻酔させることによっても可能。
- 馬が五参散(オサムサン)を飲まないのなら鍼で麻酔させて痛みを緩和させればよい。
というもの。上の1項も2項も馬医には知られていたこと。では、なぜ司僕寺の馬医は提案せずクァンヒョンしか提案しないのか? それは深い麻酔効果を得るためには危険なツボ3か所を含む7か所のツボを正確に鍼をうつ必要があるから。
しかも、2次元の位置だけではなく3次元的な鍼をうつ深さまで正確に打たなくてはいけないから。
クァンヒョンは日ごろの特訓の成果を遺憾なく発揮して馬への麻酔を成功させる。
妨害する司僕寺の馬医たち
人間のいるところに妬みは必ず存在するとばかりに、最初は牧場の馬医ごときがという目で馬鹿にしていた司僕寺の馬医たち。ところが、治療が成功しそうになると自分たちのメンツがつぶされるとばかりに妨害工作を図る。馬に毒薬である天仙子を飲ませて中毒させてしまう。
クァンヒョンは天仙子による中毒であることを見抜いて解毒剤を飲ませようと解毒剤を求めるが馬医たち当然協力を拒否。ミョンファンは当初信用しないが馬医たちが天仙子を飲ませたことに気付いて解毒剤の投与を許可する。
治療に成功したクァンヒョンは司僕寺で働くようになったみたい。
意地でも医女になるチニョン
医女長のチャン・インジュに拒否られたチニョンは医女になるために正面突破の作戦を実施する。医女の試験を受けたのだった。正規のルートでやってきたチニョンに困惑するチャン・インジュ。
名家の両班の娘であるチニョンが賤民の娘がなる医女になってしまうことによって、賤民の先輩医女が両班の娘であるチニョンに命令できなくなり、命令系統が変になってしまい統制が取れなくなることを危惧していたのだ。
医女長のチャン・インジュは正面突破で首席合格したチニョンを受け入れざるを得ないが人事権で統制が乱れないよう対処する。つまり、チニョンを恵民署ではなく司僕寺のところに送ったのだ。
偶然というか必然というかクァンヒョンとチニョンは同じ職場で働くことになってしまう。
ようやく同じ空間にクァンヒョンとチニョンが幼い時と同じようにいることになる。まだ、幼いころのクァンヒョンとヨンダルとはお互いは気付いていない。さて、どう物語は進んでいくのか。

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