今回の奇皇后は皇帝の譲位を撤回させることを巡っての闘いが中心の物語でした。譲位の詔書には既に玉璽が押印されているためもタファンがなかったことになんてことを言ってもどうにもならない。
だから、脅かされたと言ってもそんなもんに玉璽を押してしまうタファンが悪い・・・と云っても事態は改善しないのでなんとかするしかない。
そのなんとかできる手段はクリルタイで譲位の撤回に行省長が満場一致で賛成されれば実現できる。
しかし、ヨンチョル側は行省長に賛成などさせないつもりだ。
タファンたちがとった戦略は次の通り、
- タファンが声を出せることを行省長に見せつけ
- さらに文字も読めることを見せつけて皇帝に従う価値があることを見せつける。
- さらに、各行省に潜入しているメバク商団のスパイを捕えてヨンチョルが裏で経済危機を演出したことに対して裏付けを与える。
ヨンチョル側のとった戦略は次の通り、
- 親衛隊の戦闘訓練を行省長に見せつけて怖れを抱かせる。
結果はタファンの勝利で行省長の賛成を得た。
ヨンチョルは譲位の撤回なら、今まで通りと思って引くつもりだったようだが、タファンはさらに玉璽の返還も求める。
さすがのヨンチョルも玉璽を手放すのは権力を手放すのと同義語となる。焦ったタンギセはヨム・ビョンスに親衛隊の突入を命じるがさすがにヨム・ビョンスは首を縦に振らない。
ヨム・ビョンスが代案として提示したのは王子が冷宮にいることを利用して、王子が行方不明と云う非常事態を作り出してクリルタイをストップさせることであった。
時間を稼いだヨンチョルは王子の暗殺事件をねつ造する。この暗殺事件をねつ造することにより暗殺犯をヤンとペガンに押し付けて一挙に形成を逆転させるつもりであった。
・・・というか、タファンがもっと、迅速に玉璽の返還の賛意を取ればかたがついていたのにね~。
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