小説「風が強く吹いている」

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風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8) (文庫)
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映画「風が強く吹いている」がとても面白かったので、原作を読んでみました。

小説「風が強く吹いている」の世界を映画「風が強く吹いている」が同じ雰囲気で再現していることがわかります。

この小説を読むと、ハイジ(清瀬灰二)は狂言回しの役をしていて、主人公はカケル(蔵原走)なんじゃないかと個人的に思っています。ハイジ(清瀬灰二)はあくまでもカケル(蔵原走)をはじめとした他の9人の話をまわしていく役目かなと感じています。

映画と小説の違いをあげると、

  1. ラスト近くのゴールシーンは映画はドラマチックに見せていましたが映像だとありですよね。
  2. 勝田葉菜子と双子のジョージ(城次郎)、ジョータ(城太郎)の進まぬ恋(?)がもう少し丁寧に小説では描かれている。
    カケルを含めた彼ら/彼女の後日談を知りたい気になりました。
  3. 上尾シティハーフマラソンのシーンが小説では描かれていますが映画では省かれている。
  4. 最初のカケルとハイジの出会いは小説ではカケルが万引き、映画では食い逃げ。
  5. ジョージが次の箱根駅伝へ出るという決意小説ではしている。

メディアが違うので違いがあるのは当たり前ですが、箱根駅伝の9区でのカケルの走りは映像ではカケルの美しいフォームで表現していました。

小説ではカケルはゾーンと呼ばれる状態になっていることを描いて、超一流のアスリートが極度に集中した試合でしか経験できない研ぎ澄まされた走りの世界を文字で魅せてくれています。

そして、ハイジが的確に各区間の勝負どころを指示したり、各ランナーが走っている情景描写により、さりげに箱根駅伝の見所を伝えてくれているのが小説。

いつもは箱根駅伝なんて観ないのですが、今回は見てしまいそうです。

箱根駅伝のレースの描写になって、次々と襷が渡されていくところを読み進んでいくと・・・泣けます。泣けてきます感動で。

ドラマ化してくれないかな?

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