映画「シャーロック・ホームズ」を家族で観てきました。
かなりテンポが早くて説明的な描写も少ないため最初はおいてけぼり状態。しかも、ロンドン在住の人やあちらの人ならではの描写が入ってそうな感じ(知識があればわかるのだけどないのであくまでも推測)、その点でもおいてけぼりをくらった映画でした。
映画/シャーロック・ホームズ 映画作品情報 – cinemacafe.netによれば
コナン・ドイルの古典にインスピレーションを受けたライオネル・ウィグラムによるオリジナル・ストーリー、コミックに基づいて描かれる。
とのことで、確かに私が昔、読んだシャーロック・ホームズの小説のワトソン博士に比べて映画「シャーロック・ホームズ」のワトソン博士の方が数段格好良い。
新しい描写の試み
- ホームズが頭の中で推測・シュミレーションしているのをスローで一度見せておいてリアルなスピードで現実の結果を見せたり
- 最初に表面的な事実を観客に見せて、その後にホームズが素早く物乞いに化けてアイリーン・アドラーを探っていた
なんて描写をしている。今までだと得意そうに後からワトソンくんにホームズが回想シーンとして説明するところなんでしょうね。でも、私としては最初はかなりとまどいました。
まあ、2項のアイリーン・アドラーのところは最初の表面的なシーンでも今まで持っていなかった花束を突然持っていたりして??していたのが、その後の説明シーンで「なーるほど」となったので、それほど無理な描写ではないのですけど。
渋めのアクション・シーン
ヨーロピアン・ティスト?なのか、アメリカのバタナイズされた、どうだすごいだろというCGではなく抑制されたCGを使って、さりげなくハラハラドキドキのシーンを作っている。これは中途半端な感じがして今ひとつ成功していないと思う。娯楽作品ならすかっとオーバーな表現のほうがいいのでは。
最後に明らかに続編があるぞ的な「モリアーティ教授」が暗躍しているというほのめかしで終わっている。これが007のように連作になるのであれば、今回作られたホームズとワトソンというコンビのキャラクターは結構強力なキャラクターになりそう。
ただし、本作だけで見ると面白みは不十分で微妙な作品。
コメント
■映画『シャーロック・ホームズ』
アーサー・コナン・ドイルが考え出した世界一有名な名探偵、シャーロック・ホームズ。
彼を描いた映画『シャーロック・ホームズ』がいよいよ3月12日に日本で公開されます。
ガイ・リッチー監督が描く、ロバート・ダウニー・Jr扮するシャーロック・ホームズはかなりの肉体派